メイン

インターフェースの話 アーカイブ

2005年03月08日

恥ずかしい話

DSC00576.JPG
大抵の家には、これくらいのリモコンがあると思います。
テレビのリモコンを握って、エアコンの温度調整をしようと経験を持つ人も少なくないはず。
私の場合は、テレビのリモコンを使って、一生懸命DVDプレーヤーの操作していました。
そのうち、必死になって弄っているうちに、テレビがつきました。
元々テレビのリモコンなので当たり前なのですが、そのときの反応は、
「えっ!DVDのリモコンでテレビが付いた!こりゃ変だ!」です。
思いこみとは恐ろしいものです。
さらに、電池がないのかも、と電池を替えようとした時、
ようやく、握っていたのが、DVDのリモコンでなく、テレビのそれであることに気が付きました。
ああ、恥ずかしい。

#しかし、良い解決手段はないものかしら。

2005年03月11日

iTunesの作法?

iTunes2.jpg
使いやすいという評判のiTinesですが、独特の「作法」があることがわかりました。
その「作法」は、おそらく、コピープロテクトの観点からだとは思いますが、日常生活の作法と異なる部分があります。
大まかな概念としては、iTunesとiPodは、「1対1の関係」にあり、iTunesが管理する曲が、1つであり、iPodに転送されたものは、他のPCを通して再生は出来ない、クローズな仕様であるようです。
素人考えでは、iPodと、そこに曲を転送したPCが一組として認証されているわけなので、
そのiPodの曲を他のPCに転送したりしないかぎり、不正コピーにはあたらないと思うんですが、
その前の接続の段階で制限される今の形は、不便だし、納得できません。
他のPCで再生は可能にしつつ、不正コピーを防ぐ手だてがないために現状のような制限があるとしか考えられないところです。残念!

2005年03月27日

技術の系譜

かの森ビル回転ドア事故をNHKの番組でやってました。
回転ドアは、元々寒さが厳しいヨーロッパの国で開発されたものらしいですが、
日本のメーカーのものとは、大きな違いがあるとのこと。
それは、ドアの「重さ」だそうです。
ヨーロッパのものは、素材や駆動方法が、ドアの軽さを優先しており、それが停止スピードの反応の良さや、
万一挟まれた時の衝撃の少なさに寄与しているとか。
しかし、件の日本のメーカーのものは、軽くするための本質的な意味を理解せず、強度や見栄えのために、
どんどん重いドアになり、それがあのような事故の原因のひとつになったと言うことです。
つまり、「なぜアルミを使って軽くするか」という意味を理解しないまま開発を続けていったわけです。
番組では、「技術の系譜を理解していなかった」と言っていました。
また、このようにも言っていました。
「このような傾向は、日本のあらゆる産業に蔓延している」
近頃の事故やその当事者の弁を見ていると、
「問題ないは、信用しない」が良いみたい。

2005年04月05日

踏み間違える、かも。

050405_io.jpg
銀行サイトで前から気になっていた事ですが、
出金などで画面を操作する時、
銀行Aでは、左から、「キャンセル」、「OK」の順ですが、
銀行Bでは、逆に、左から「OK」「キャンセル」の順になります。
これは、クルマで言うと、A社の車では「ブレーキ」「アクセル」の順なのに、
B車の車に乗ると、「アクセル」「ブレーキ」と、逆についている状況です。
クルマでは、まともに運転できません。
支払いをキャンセルするつもりが、「OK」を押すこともあり得ます。
人間工学的には、もう、間違いなく正しいのは、「キャンセル」「OK」の順のはずです。
しかしながら、こうなった理由は想像できます。
マイクロソフトのアプリケーションが、こういったインターフェースを採用しているからです。
そのために、多くのWindowsソフトがそれに倣ったために、単純に同じにしただけでしょう。
では、どうしてマイクロソフトがそのようなおかしなインターフェースを採用したのか。
それは、「キャンセル」「OK」の順では、当時、インターフェースで先行していたAppleの模倣になってしまうから?
その模倣を許さなかったのはどちらかわかりませんが、そのとばっちりが、ユーザーに降りかかっています。
万一「事故」が起これば、責任は何処に・・・。

2005年04月06日

ちょいと改造

タイトルにFlashを使ってみました。
アクセスする時刻によって、背景の色が変わるだけの簡単なものです。
もう少し、凝ったものを制作中。
ま、とりあえずと言うことで。
そのうち、また、変わります。
こうご期待。

2005年04月26日

Google Maps

googlemap.gif
http://maps.google.com/maps

衛星写真を併せた地図情報サービスです。
まだ、ベータのようですが、インターフェースは、スムーズ&シームレスで、とても優れています。
Mapfanなどは、Macでは使えないサービスなのがあるので、日本版のサービスを期待したいです。

2005年05月27日

DNAの記憶

btn.jpg
Firefoxは、スキンを換えられるので、自分好みのボタンや体裁に出来ます。
アイコンのみのもの、四角のもの、丸のものなど色々ありますが、丸のものが一番押したい気分にさせてくれます。
心理学的にも、人間は丸い形のものをさわりたがるようです。いろんな考え方が出来ますが、丸いものは、角がとがっているものに較べて危険が少ないとか、生まれて間もない赤ん坊がまず触れるものが、おっぱいだったり乳首だったりするからだとか言われています。子供が物心つき始めて、おはじきやビー生などに興味を持ち始めるのも同じ事でしょう。
不思議なもので、ブラウザーのボタンなどは、自分の指で直接触るわけでもないのに、やはり丸いボタンは妙に落ち着きます。こういうのは、「DNAに刻まれた記憶」とでも言うのでしょうか。
そんなわけで、今やっている仕事のボタンをどう扱うか・・・悩んでいます。

2005年07月27日

楽器?

DSC00813.jpg

スパイラルにありました。
ヤマハのコンセプトモデルだそうで。
LED内蔵の丸いボタンが一面に並んでいます。
「ビジュアル+感覚派、シンセ」って感じ。
なんとなく、アコーデオンを思い出します。

2005年08月16日

早い者勝ち?

musiccalendar_0630.gif

2005/08/13 07:26付けのIT Media Newsの記事によると、
iPodのGUI(グラフィカル・ユーザー・インターフェース)の特許申請が、約5ヶ月前にMicrosoftが同様の申請をおこなっていたために却下されたそです。
んっ?しかし、それほど特別なGUIだったっけ?
ともかく、デザインや製品開発に携わっていると、
「えっ!何でこんなものが特許なの?」とかいう場面にたびたび遭遇します。
技術革新が進むごとに、新しく生まれた技術を使ったアイデアなどが、先を争ってその権利を得ようとする結果ですが、後から製品の開発をするものにとっては、これがなかなか厄介。
特に、「基本的」なアイデアほど避けるのが難しくて、結局、かなり「無理」をしたアイデアしか出なかったりします。
メーカーは、競争に打ち勝つために、実際には使わなくても、関連しそうな特許を申請しますが、お互いに特許を「融通しあう」事もあります。
でも、そのためにはまず、特許を取らなくてはなりません。
「より良いものを多くの人に広く使ってもらう」という考えでいけば、自由に色んなアイデアを使いたいものですが、開発者の利益も考えねばなりません。
しかし、「早い者勝ち」というだけのようなアイデアの独占は避けてもらいたいものです。
何処のメーカーであろうと・・・。

2005年09月14日

親指インターフェース

io_.jpg

nanoが登場して、ますます意気上がるiPodですが、iPodの操作は、本当にいいでしょうか?
初代のiPodは、回転動作の部分は、実際にハード的に回転していてなかなか使い心地も新鮮であったと記憶していますが、タッチセンサー方式になってからの操作性そのものは、あまり良いように思いません。
その理由は以下の通りです。

1.親指の回転動作は、指の関節の動きとは違っている。

2.回転の操作と、クリックの操作を同じ面上で行っているので、回転操作の時に力の入れ方に注意を払う必要がある。

3.決定は、中央のボタンなので、指を離す必要がある。

4.データの閲覧は、階層を辿っていくので、深い場合は煩わしい。

これらは、一方でメリットと背中合わせになる部分ですが、個人的には最良であるとは言い難い部分です。

続きを読む "親指インターフェース" »

2005年09月30日

ギラギラ舗装

IMGP0482.jpg

最近、交差点などで赤く舗装されたレーンを見かけます。
大方の予想の通り、駐停車禁止のエリアを強調するためだそうです。
注意を喚起する赤色で、心理的に車を止めにくくさせようということなのでしょう。
この設置は、各自治体に任されているようで、東京の場合は、東京都の指針で進められている「スムーズ東京」というプロジェクトの一環です。
このエリアは、荷物の積み卸しのための停車も規制されることもあってか、確かに効果はあるように見えます。
通称「ギラギラ舗装」というそうですが、それほどギラギラしているわけでもなく、
交差点の良いアクセントにもなっているとおもいます。
繁華街では、周りがにぎやかな事もあって、交差点が判読しづらい事もありますが、
その点でも、この赤舗装は、わかりよいと思います。

普段何気なく見ている標識や信号。
調べるとなかなか奥が深いです。

【KICTEC】
道路標識の会社?
ほぼすべての標識がわかります。
「世界の標識」や「珍しい標識」など標識マニア必見の企業サイト。

【(○○●)交通信号機がすべてわかるページ】
タイトルの通り、メーカーを問わず、あらゆる信号機の情報が揃います。
情報の「濃さ」は随一では?マニア恐るべし。

2005年12月20日

音の話

音がウルサイ。
音にウルサイ。
私は、どちらかと言えば、と『音』や『振動』に”ウルサイ”ほうです。
幹線道路脇のビルの10階の部屋にいて、何か車の振動を感じることがある時、
窓から階下を見下ろすと、大きなタンクローリーが駆け抜けていました。
一緒にいた人にいた人は、わからないといいます。

続きを読む "音の話" »

2006年02月26日

検索しない検索

巷で話題のSEO。
Search Engine Optimizationの略です。
簡単に言えば、「検索エンジンにうまいこと引っ掛かって、自分のサイトを検索の上位に持ってこよう」という考え方。
本屋で、自分が書いた本を一番上に置き換えるようなもの?(^_^;)

検索結果は、検索エンジンのアルゴリズムで微妙に変化するらしいですが、
関連する単語や、単語の入れ方、リンクの数などが関係しているとか。
検索上位にブログが多いのは、そのせいでしょう。
本当に欲しい情報が上位に来ないという弊害もあって、是非は問われるものみたいです。
検索エンジンの改良も進んでいるので、いたちごっこではあります。
検索しても、引っかけたくないサイトを登録してくれるようになると、SEOは有名無実のものになるかも。
データが溜まって、真偽のレンジを調整できれば、より期待した検索を出来るようにるでしょうか。

2006年03月03日

面が割れる?

facescan.jpg

WIREDに、「クラブやバーで、問題客を顔認証システムで締め出す」の記事がありました。
プライバーシーや誤認証の問題もある、ともありますが、広義に「ヒストリーを記録される」と考えて、メリットデメリットを考えてみました。

【メリット】
・好みが分かるので、最適なメニューを出してもらえる。
・やはり問題客がいない安心がある。犯罪者の特定なんかにも役立つかも。
・“常連さん度”が分かれば、特典がありそう。
・未成年者などをチェックできる。
・お店にとっては、経営戦略を練りやすい。

【デメリット】
・自分のヒストリーをとられるのはイヤ。
・お店の判断で入店を断られる恐れがある。
・“融通”が効かなくなるかも。
・データを勝手に使われる恐れがある。

映画『マイノリティー・リポート』を思い出します。
人々は、市中にある網膜センサーで、常にセンシングされて行動を見張られています。
顔を記録されるのは、イヤですね。
クラブなんかだと、顔じゃなくて、静脈認証なんかのほうが、“らしくて”かっこいいのに。

2006年05月17日

高機能舗装道路

imgp0522.jpg

久しぶりに、カッパ1号にデザイナ諸氏を載せて某クライアントを訪ねました。
その帰り、そこそこの雨中走行になりました。
片側3車線の、十分なメインストリート。
しかしながら、「ま、眩しい!」
流行の“高機能舗装”じゃない!
走行する車の自重で凸凹になった路面には水がたまり、
レーンの白線も殆ど目視不可能。
私が利用する都内の道路は片側1車線の道路すら、かなり改修が終わっているのに、
最も必要な複数レーンの道路が、進んでいません。
高機能道路は、道路の路面に無数の穴が開いていて、
水はけを良くして、水たまりをなくす>雨中のスリップや反射を低減したり、
タイヤと路面の間の空気を逃がすことで、ロードノイズを減らしたり、
水を地中に逃がして、冠水を防ぐためだったり、
排水の心配がないので、傾斜がついていなかったりします。
道路を走っていて、急に騒音が少なくなるのは高機能舗装の道路です。
「別に改修工事なんてする必要ないんじゃない?」って道路工事がたまにありますが、
多くの場合、高機能舗装への切換だったりします。
その工事が、地域によって開きがあるのは、
「騒音対策」「冠水対策」「事故対策」を焦らなくていいと判断された地域と考えられるかも知れません。
後、道路の管轄の違い。
国か、地方自治体かによっても対応に違いはあるでしょう。
それにしても、「あの」道路はなんとかしてほしい・・・。

2006年09月07日

こんな機能があったなら・・・

ぶっちゃけ、auの秋冬モデルを見て、落胆の色は隠せません。
一番は、デザイン。
一時期のデザイン指向はどこへ行ったのか。
もう、がっかりです。
水没経験のあるInfobarは、少々不安だけど、
新規バッテリー購入に傾きつつあります。
なんだかなぁ〜。

続きを読む "こんな機能があったなら・・・" »

2007年05月17日

抗争勃発か!

ITの世界は動きが早いもので、
Web2.0だぁ、Ajaxだぁ、言っていたと思ったら、
今度は、「ブラウザー不要!」「local、Web問答無用!」ってことらしくて、
ソフトウェアーの老舗、アドビは、「Apollo」を立ち上げ、
OSの帝国、マイクロソフトは、「Expression Blend」をぶつけてきました。

なーんて知ったかぶりしても、私にはさっぱり。(^_^;

「OS屋がなんぼのもんじゃぁ、ゴラァ!オフィス仕事に専念しちょれぇ!」

「ソフト屋如き庶民が寝言ゆうとんのあかぁ、大人しいに輪転機まわしけやぁ」

雰囲気的には、こんな感じ?(^_^;

詳しくは、この辺を見てください。

http://www.atmarkit.co.jp/fdotnet/special/blend01/blend01_01.html
http://codezine.jp/a/article/aid/1133.aspx

今は、ウェブ上に色んな便利だ道具があって、
ブラウザーを介してそれらを利用したりしているわけですけど、
ブラウザーによって使え無かったり、
動作が遅かったり、
セキュリティーの制限があったり、
決定的には、ネットに繋いでいないと使えなかったり、
みたいに、それなりに不便もあったわけです。
地図サイトは使いたいけど、ノートに入れて持ち歩けない、イヤーン、みたいな。
つまり、必要なときにウェブに繋いで更新できて、
ローカルでも不自由なく、しかも快適に使えるアプリケーションを開発する環境をつくろうっちゅうわけでしょう。多分。
違ってたらゴメン。
簡単なところでは、ウィジェットやらガジェットやら言われている、お手軽なアプリなどがそうなのかな。

まぁ、そういうものを使ったり見たりしたことがある人ならわかると思いますけど、
なかなか奇麗で、アニメーションなんかもあったりして、見栄えが良くできてます。
今のパソコンは、能力が有り余っているので、これからは、そういう「見た目」の部分を頑張って、
人を惹きつけよう、ってのが、多分エライ人が考えていることの一つなんじゃないでしょうか。
そうは言っても、私自身、そういった「企て」に一枚噛んでいたりする立場な訳で、
物作りの環境が変化したり、あるいは整ったりすることは、面倒な反面、
新しいオモチャを与えられるようなワクワクがあります。

写真は、マイクロソフト帝国が、現在市中にばらまいている「Expression Blend」。
まだ、ベータだけど、180日のアクティベーション付き日本語版がダウンロード出来ます。

http://www.microsoft.com/japan/products/expression/Expression-Blend/try.mspx


もちろん、Winでしか動きません。(^_^;

続きを読む "抗争勃発か!" »

2007年11月21日

大は小を兼ね・・・ない・・・こともある

東京都写真美術館のエレベータのボタンです。
幅20センチ近くある三角で、上下を示しています。
実際のボタンは、丸い部分。
小さくとも「真円」は、非常に目に付く形です。
なので、ボタンであることはすぐにわかります。
対して、上下を表す三角は、ボタンに比べて「大き過ぎる」ので、
一瞬、上下の意味を理解出来ませんん。
たぶん、これより大きくなればなるほど、上下の意味を成さなくなるでしょう。

「目立たせたいものは、出来るだけ大きく」

というのは、サイン計画では、いわばセオリー。
ただし、適切なスケールから外れると、逆効果になってしまいます。
このあたりのボーダーラインは、概ね一定のようです。
セオリーといえども条件があります。
セオリーの本質が何かを、考えねばなりません。(^_^;)

2011年05月10日

トイレでの感動

高知のホテルのトイレの排水ボタンです。
道の駅なんかでも見かけるけど、大きな半球を、手のひらで押すタイプ。
たぶん、ボタンの形状としては、もっとも大きいでしょう。
なんで、こんな形なのか?
理由の一つは、これが排水ボタンだってすぐにわかるように。
公共エリアの機器のボタンが大きめなのは、不特定多数の人にも認識してもらうために、出来るだけ明快なものにする配慮がなります。
でも、たぶん、この場合それだけでなないでしょうね。
このボタン、ストロークがあって、押すのにそれなりに力が要ります。
もちろん、子供でも押せる程度の重さだけど、電子機器のボタンなどに較べれば、遙かに重い。
このストロークと重さがポイントでしょう。
つまり、水を流すのに、一手間かかるわけです。
で、その意識が「節水」に繋がると。
何度も気楽に押せるよりは、きっと回数が少なくなるはずです。
で、この考えは他の部分にも見られます。

続きを読む "トイレでの感動" »

About インターフェースの話

ブログ「bitlog」のカテゴリ「インターフェースの話」に投稿されたすべてのエントリーのアーカイブのページです。過去のものから新しいものへ順番に並んでいます。

前のカテゴリはつぶやき・・・です。

次のカテゴリはキテマス!マニアワールドです。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。