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2013年10月14日

2号フルード交換

今年の米の出来具合は、父曰く「最悪」らしくて、
稲刈りは兄弟全員に「招集」がかかる事も無く、しめやかに行われました。
そんな具合で、弟1号が手伝っている間、私はと言えば、合理的な判断に立って、懸案のカッパ2号こと、ロードスターのブレーキ&クラッチフルード交換作業に勤しみました。
ま、フルードの交換だけなら、そう時間も取らないはずだけど、キャリパーの掃除も兼ねたので、そこそこ時間はかかります。
NCのスライドピンは、キャリィなどと同じく、スライドピンを固定するボルトがあります。
前輪と後輪は概ね同じだけど、掛かる荷重が大きいであろう前輪のスライドピンは、後輪のそれとは若干形状が違います。
前輪と後輪のそれぞれ2本のスライドピンも、上側と下側ではやや形状が異なります。
進行方向への制動具合をコントロールするため?
扉の写真は、前輪側のスライドピンですが、下側のスライドピンにはラバー状のパーツが付いています。

こちらは後輪側。
色の違いは…なんだろ?「何か」あった?
一方には面取りがあります。
ちなみに、「車両用ピンスライド型ディスクブレーキ」として、日信工業株式会社が特許を保有しています。

スライドピンは、この頭の部分にさらにキャリパーに固定するボルトが付くわけですが、それぞれ17mmのスパナと14mmのメガネを宛てがいます。
リヤ側は、ボルト頭が薄いので薄いスパナを使いましたが、ダストブーツさえ避ければ普通の厚みのものも使えるかもしれません。
14mmのメガネで押さえつつ、17mmのスパナを回してやるわけですが、結構なトルクで締付けられているようなので、ショックレスハンマーや木片なので叩き回せば緩みます。
ま、緩める時は、14mmメガネの押さえは不要ですけどね。
前回は、固定のボルト側を緩めたようですが、径が大きいピン側のほうが緩めやすい気がします。

さて、前回掃除した時に気が付いたピストンの錆びは、たっぷりとシリコングリスで養生してせいか進行は見られないようです。
動きにも不都合は無さそうなので、しばらく交換は不要そうです。
とりあえず、洗浄してシリコングリスを塗っておきました。

ピンは鼈甲色のグリスが付いていました。
もし自分で浸けたのなら、ウレアグリス辺りを付けていたのかも知れません。
本来は耐熱温度が高いシリコングリスのはずなので、洗浄してシリコングリスを付け直しました。
ワコーズのお高いシリコングリスの許容温度は-40〜280度ですが、クレのは-50~250度です。
お値段は、ワコーズが倍以上します。
より高性能なものを望む方は、ワコーズを選ぶようです。

パッドの減りは今回も問題無しです。
まぁ、如何に強いブレーキをかけない緩い走りをしているか、ですね(汗)。
シム類とパッドの洗浄をして、必要箇所にはシムグリスを塗って組み付けました。
さて、前回はたしか25N・m程で締付けたスライドピンですが、今回はナット側を出来るだけ頑張って締付けました。

フルード交換は、キャリパーのメンテの前にやったけど、本来なら後に行うべきですね。
使ったフルードは、古河薬品工業 ブレーキフルードBF-3
車の場合は、排出側とブレーキペダル、リザーボアタンクを一人で見るのは面倒なので、弟1号と甥っ子2号に手伝ってもらいました。
NCのクラッチフルードはブレーキと共用なので、ブレーキの交換が済んだと、クラッチも行いました。
クラッチのレリースシリンダーは、ミッションの脇にあるので、下に潜ってやります。
ブレーキと違って、排出中はペダルが戻らないようなので、いったんスクリューを閉じてペダルを踏み直して圧を掛け、排出しました。
シリンダー類からのフルード漏れも見られなかったので、フルードの交換のみで済みました。
ブレーキかクラッチのマスターシリンダーに漏れが出て来るようなら、両者のOHと、ブレーキのピストンの交換って流れですかね。
で、ホイルを取り付けて作業は終了。
と、ここまで書いて、ホイールナットの締付けをしていない事に気が付きました(汗)。
やばいやばい・・・。

投稿者 aw@bitlog : 2013年10月14日 20:21

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