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2011年07月18日

大山ツーリング2011

お気に入りの大山です。
昨年、「島根デビューツアー」では、2号ことNCで、行きましたが、
今回は、BAJA blueです。
バイクの良いところは、「果たして通れるのか?」って微妙な道でも、
ダメ元で突入できるところです。
そんなわけで、今回も突入しました。

ルートは、こんな感じ。


より大きな地図で 201107鳥取島根 を表示

コンセプトは、出来るだけ、みんなが走らない道を走るです。
佐用から智頭までの間には、魅力的なルートが色々あります。
もっとも普通に、高速の無料区間を利用すれば、快適に、そして早く行けますが、
下道のR373は、昔ながらの街道の佇まいが残り、味がある道だと思います。
繰り返し利用しても飽きない良さがありますが、今回は、さらに捻って、r357>r7などを連ねます。
これらは、山間の集落を結ぶ道で、峠付近は狭くうねっていますが、集落付近は綺麗に舗装された道路が整っています。
クルマではやや狭すぎる道でもバイクではジャストサイズ。
広すぎないのはいいですね。

用瀬から、大山までは、R482です。
この道路は、大山が近づく程に、広く走りやすいイメージです。
クネクネも程々。
やや狭い生活道のイメージから、大山の観光道路のイメージまで色んな顔を見せてくれる飽きない道です。

今回の大山へのアプローチは、東に位置する地蔵峠から入りました。
ここに至るまでのr45は、徐々に高原の風景に変わっていって、牧歌的な気分に浸れます。
クルマの数も非常に少ないので、渋滞を避けるアプローチとしてありだと思います。
手前の、r306は、タイヤ痕などもあって、走り屋さんの教習の場でもあるようです。

「香取村のむヨーグルト」って自信満々な看板を見つけたので、
疲労回復のタンパク質摂取ってことで、立ち寄りました。

試食の、朝取りのブルーベリーは、酸味が強かったですが、
体に効きそうだったので、バクバクいきました。
で、すっかり気分が良くなったので、ナビで迂回路検索。
といっても、ナビは行きたがらないので、強引にルートを引きました。
こういう思い切ったルート設定は、バイクならでは。
このルートは、途中までは兎も角、そこから廃道のようでした。
伸び放題の草だらけだったけど、幸いアスファルトまで浸食していなかったので、なんとか通過できました。
繁った葉っぱが、Goproの間際をかすめるので、なかなかいい絵が撮れたと思います。
そう言えば、途中にでかい落石があったので、
得意の手刀で、真っ二つに割って、どけておきました。

これが、私の一撃で、大岩がバックリいったところです。
鍛錬の賜ですね。
よい子は、真似しちゃダメだぞぉ。

大山の西-南側 のr45は、ずいぶんと行楽客も増えてきます。
沿道の風景も良いし、涼しいし、まさに避暑地な感じ。
気持ち良く走るうちに、目的地の鏡ヶ成に到着。
なんという偶然か、到着と同時にGoproのメモリーもフルに。

広場では、ツーリングのバイカーやクルマ、家族連れなどで賑わっていました。
コペンのオフもやってましたね。
岡山、鳥取ナンバーでした。

賑わうっていっても、こんなもんですけどね。
関東近郊のような、異常な人出とは違います。

11時に早めのランチ。
お肉はイマイチ食べたくもなかったものの、
「限定10食」に惹かれて、トンカツ+焼き肉+唐揚げの「びっくり丼1300円」を注文。
いやぁ、デカイです、器が。(汗)
トンカツは限界の薄さで、ある意味びっくりしました。

次なる目的地は、湯原温泉。
ダムの真下にある有名な露天風呂に入ります。

ホントにダムの真下です。
しかも、川を挟んでデカイホテルがあります。
かなり開放的なロケーションで、脱衣所も開けっぴろげ。
一応、男女混浴で、若い女の子の集団が、レンタル自転車で向かってましたが、
あまりにオープンな様子に気が引けてUターンしてました。
近くで釣りをしている人がいるかとお思えば、その近くを別の釣り竿をブラブラさせながら歩くオヤジもいて、
殆ど、合法的ヌーディストビーチみたいな感じなので、まぁ、婦女子には敷居が高すぎです。
私は、もちろん裸族ってきました。(笑)
街中だと、わいせつ物陳列罪で御用になるところが、
温泉ってだけで、裸でいてもいいってーのは、ある意味面白いですね。
でも、これだけオープンだと、趣味の世界でプレーとして来る人もいそうですね。(笑)

こちらは、R313を少し南下した所にある真賀温泉。
かなり評価が高いアルカリ泉らしくて、余程入ろうかと思ったものの、
重装備のウェアーの脱衣にめげて断念。
ああ、行けば良かったナー。

この後は、岡山の穏やかな山間の里山を堪能しつつ帰還です。
岡山は、兵庫と同様に、比較的地形が穏やかで、歴史的にも農業で栄えた土地柄らしく、なかなか豊かな自然に恵まれ、美しい里山も多いです。
地形もなかなか複雑で、山間にお散在する集落が、それらをつなぐ道によってリンクされ、「里山ラビリンス」の気分を味わえます。

そんな里山の一つがこれ。
見とれるほどに棚田が美しいです。
でも、耕作放棄地も沢山見かけます。
里山が無くなると、土地荒廃し、日本の原風景も無くなってしまいます。
生産効率が悪く、維持するのは大変らしいですが、
こういった里山を観光資源にしてはどうなんでしょう。
里山に付加価値がついて、農作物以外に収益が上がる仕組みが出来れば、
再び復活する棚田も見られる気がするんですが。

今回のツーリングは、予想通りの素晴らしさでした。
このエリアは、穏やかで繊細な地形なので、次は、トリをお供に、じっくり細かく散策してみたいです。
タンクキャップの詰まりが解消したためか、今回のBAJAは実に快調でした。
一度、スタンドでの再始動に手こずりましたが、のんびりとキャブの熱が冷めるのを待つと掛かりました。
XLRの持病ですが、アクセルを開けるときのショックはもう少し押さえたいところ。
酷くはないですが、これがスムーズになれば、さらにツーリングが楽しくなります。
燃費は、幹線道路を流して走る時は、30km/l以上ですが、アップダウンでがんばるとやや落ちて、27km/lほどになります。
燃費が良い個体だと、30〜40km/lくらいなので、もう少し伸びて欲しいです。
それにしても、低速からモリモリ出るトルクは扱いよいし、安定性のあるシャシー性能は、逞しさを感じます。
ブッシュをなぎ倒して進めるのは、ヘッドライトで重いBAJAならではかも。
ホンマ、ツーリングでは頼りになります。

けっこう長め(13分くらい)のでウザイかも。
風切り音がうるさいですね。
気分がのれば、BGMバージョンもアップします。
【追記】
気分が乗ったので、BGMバージョンをアップしました。

【追記】
今回、流行の速乾性のタイツみたいなのを着用しましたが、
下半身全体にテンションが掛かるせいか、尻の痛みは緩和したようです。
ある程度タイトなものの方が効果あるかも。
ただし、パンツは綿素材の方が好みです。
シートに密着するせいか、速乾生地だと、デリケートな部分に刺激になるようで、前回の紀州では、黄門様の回りが痛くなりました。
タイチのジャケットは、メッシュ部分が涼しいですが、直に肌に触れる部分だと冷たいくらいになります。
ジャケットの下は、速乾素材の長袖アンダーウェアーがベストですね。

投稿者 aw@bitlog : 2011年07月18日 22:16

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コメント

大山は良いですよ。
ルートも引き放題だし、道路は空いているし。
何より道路が空いているというのが羨ましい……

投稿者 Nylaicanai : 2011年07月19日 07:41

前回は5月の連休、今回も連休。
にもかかわらず、まるで自粛のような人出です。
ディズにシーにでも行ってるんでしょうか?(笑)

投稿者 aw : 2011年07月19日 07:54

Goproの映像がすごく良くて、ほんとに自分が乗って走ってる気分を満喫できました。
見終わってからBAJAが欲しくてたまらなくなりマイッタ^^;
ほんといいバイクですねBAJA。
また楽しいのアップしてください、待ってます。

投稿者 サカテツ : 2011年07月19日 16:56

おぉ、まだこんな取って置きがありましたか!
13:43、たっぷりと見せてもらいましたよ。23inchフルサイズで、ブッシュを身体で避けながら・・・
ブッシュを抜けた時は、なんか身体から夏草の臭いがしましたよ。(笑)
ところでリンクをクリックすると、Not Foundになるんですが・・・ウチのだけかな?だから別ルートで見にいきました。
ダム下の大露天混浴温泉は、夜に入ったことがあります。夜だと年季の入った婦女子たちも前を隠さず・・・(^_^ゞ

投稿者 路渡カッパ : 2011年07月19日 17:20

撮ってる本人も、気に入って、テレビでYoutubeを見ています。
画角が広いので、リアリティーがありますね。
Youyube用は、少し上下にカットしてるし、
パソコンの編集段階で解像度もやや落としています。
こうなると、フルハイビジョンが欲しくなりますね。
BAJA いいでしょ。
能力的には、現代のバイクに劣らないし、
規制前なので、軽くて燃費も良いです。
次は、TLRで山登りしたいですね。
登山者には総スカン食いそうなので、林業者でも装って行こうかと。(笑)

投稿者 aw : 2011年07月19日 17:30

>路渡カッパさん

ブッシュを抜けると、BAJAのハンドルに葉っぱが繁ってました。
人間はと言えば、蟻やらカメムシやら虫だらけ。(笑)

リンクじゃなくて埋め込みにすべきでした。
指摘有り難うございます。

年季が入った婦女子ですかぁ。
自分のことを棚に上げて何ですが、
あまりマニアックな趣味はないので、程々でひとつお願いしたいですね。

投稿者 aw : 2011年07月19日 19:06

大山への道はとても爽やかそうです♪
来月行くかもしれないので、
グッドなタイミングで記事を読ませていただきました。
飲むヨーグルトに釘付けです。
何処を通ってどう大山に行くのか人任せですが、
きっとこんな感じの爽やか高原が目の前に広がるに違いない!…のです。とても楽しみなのです。

投稿者 nibochi : 2011年07月20日 16:11

大山はいいですよ。
どの道で登ってもそれぞれ良いと思います。
ずっと広々していて爽やかなので、下界に戻りたくなくなります。
大山までのアクセスも、充分楽しるルートを選べますね。
個人的には、湯原温泉の露天風呂「砂場」に入ってきた、なんて豪気なレポートなんかも、つい期待してしまいますが。(笑)

投稿者 aw : 2011年07月20日 18:01

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