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2014年12月19日

いざ、新規登録!

心配した雪も殆ど無かったので、予定通り車検に行って来ました。
必要な書類は、ネットで調べながら、記入出来るところを書き込んでいきました。
と言っても、書き込む内容は同じようなものなので、専門家に頼まないと出来ないって物でもないです。
ローザのバッテリーはかなりへたっているようで、バッテリーを繋ぎっぱなしで数日置いておくとエンジンがかかりにくくなります。
なので、前日にしっかりと満充電しておきました。
車の調子は、ここ数日少し走っているせいか、徐々に調子を戻している気がします。
運転にも少し慣れて来て、多少は余裕も持てるようになりました。
姫路の陸運局に到着したのは、申請受付終了時間の8:45のちょい前。
すでに自賠責は購入済みなので、検査のための証紙を買い求めました。
「検査のあと登録ですか?」
係の女性からそう聞かれました。
ああなるほど、検査だけってーのもあるんですね。
普通の車検であれば、この次に重量税を収めるんですが、構造変更を控えていて車体重量に変更があるので、登録後に収めることになります。
なので、次に向かうのは、ユーザー車検の受付窓口。
ここで、関連書類とその内容、証紙などのチェックを受けて、問題が無ければ車に戻って検査場に向かいます。
で、写真のように順番待ちをしています。
並んだのは、大型車に対応するレーンです。
ここで最初に受ける検査は、いつもの継続車検で受けるとそれと内容は同じ。
排気ガスの測定から始まって、ブレーキの制動検査、サイドスリップ、スピードメーター、光軸、打音検査などいつものフローです。
車体が大きいので、上手くローラーにタイヤを載せられるか心配してましたが、杞憂でした。
なんとか行程を終えると書類のチェックの後、今度は新規登録のレーンから入り直すように指示を受けます。

ここでは、構造変更に伴う寸法や重量のチェックと、変更した用途に適合するか否かのチェックを受けます。
とくに厳しくチェックされたのは、特殊な用途、つまり食堂車として成立するための設備とそれらの寸法です。
まぁ、カフェバスの場合、どの項目も余裕でクリアしていますが、客席エリアと厨房エリアの比率で引っ掛かりました。
もっとも、これらエリアは上下に重なってあるので、計測の基準で随分変わって来ます。
結局、担当の検査員さんが、計測場所を変えて測り直し、無事クリアすることが出来ました。
もう一つの懸案事項は、「材質」です。
内装は、基本木製ですが、天井と側壁を繋ぐベニアは、1.7mmを2枚重ねています。
これは、「3mm以上」と規定している難燃材の仕様には合致していない可能性があります。
もうひとつ、厨房側の床に貼っている「ロンリウム」です。
これは、「不燃材」なので、性能的には全く問題ないものの、メーカーから証明書をもらえていませんでした。
メーカーの説明では、「この製品は、建築分野で不燃材として使われているもので、車両への証明書の発行は、車両向け床材でしか行っていない」ってことらしいです。
実は、ほんの数年前まで、証明書を発行していたそうですが、車両向けの製品が出来た時点で、この製品での証明書の発行をやめたようです。
なわけなので、「証明書を見せて」って言われないかと内心ドキドキ。
ところが、素材に関する指摘は全然無し。
問題無さそうに見えたのかなぁ(笑)。
「これはいけるかも♪」
そう思った矢先、VIPテーブルを差して言われました。

「これでは『固定』とは言えませんねぇ。」

VIPテーブルは、搬入搬出時に外せるようにと、PPベルトで脱着出来る構造にしていましたが、検査員曰く、「ボルトやビスなどで容易に外れない構造にしないと要件を満たしません」です。
困りました。
ってか、こういう指摘を予想していなかったわけではないんですが、修正する準備を忘れていました。
「固定して、もう一度ラインに入ってください」
そう言われたものの、さてどうしたものか。
ここで、工具の類いも一切持って来ていない事に気がつきました。
アホですね。
とりあえず、ダメ元で近くのテスター屋さんへ直行。
しかし、部品もないものをどうしようも出来ないって断られました。
そりゃそうだ(凹)。
仕方が無いので、近くのホムセンにローザでダッシュ。
ここで、タッピングネジとドライバーとL字金具を入手。
とりあえず、テーブルを固定しました。

L字金具は「保険」です。
「ネジで固定されていればいい」って事なので、皮肉まじりの最小限の修正です。
ま、やっつけもいいとこで、固定どころかすぐに外れそうな塩梅ですが、見た目的には要件には適合します。
検査員も脱着の必要性は理解していたものの、「要件」というルールを無視するわけにいかないので、とりあえず形だけでも要件に合っていればオッケーを出してくれるハズです。
再びラインに入ったのは、午前の検査受付終了の3分前。
検査員は、固定の確認の為にテーブルに手をかけましたが、私は横で揺れないように抑えていたのは言う間でもありません(笑)。
まぁ、ビスを使っているってところでオッケーとなりました。
これで、構造変更の検査も無事終了。
テーブルの件はあたったものの、他は殆ど寸法関係のチェックのみ。
給排水のタンクや冷蔵庫などの固定の強度なども突っ込まれるかと思ったのの、そういうの一切無し。
なんとうか、ちょっと拍子抜け。
いいのかなぁ(笑)。

さて、検査の合格印をもらったあとは、未払いの重量税を払い、車検証を発行してもらいます。
最後に自動車税を支払った後、ナンバープレートをもらい、張り替えて終了です。
あーっ、ナンバープレートのネジを緩める工具も持って来てねーじゃん!
ほとほとダメだろー、自分!
あーっ、ドライバー買ったんだったー。
何が幸いするかわからんなぁ(笑)。
お疲れー、自分!
よっしゃー、帰りにはどこかで豪勢なランチいっちゃうー?
景気よく、国道を走り出して気が付きました。
マイクロバスじゃ、どこにも停められまへんがな・・・。
仕方が無いので、バイパスのSAのうどん屋行き。
マイクロバスを停められるところ場所探しは今後のリサーチネタですね。

ちなみに、車体寸法は、長さ:699mm/幅:201mm/高さ:261mmは変わらず。
車両重量は、3620kgから4030kgへ。
車両総重量は、4930kgから4140kgに変わりました。
前輪荷重:2000kg、後輪荷重:2030kgと、ほぼ50:50の比率はスポーツモデル並み!
当然の2シーター。
車検時走行距離:103,600km

【かかった費用】
・ナンバープレート代:1440円
・自動車税:8200円
・自動車検査登録費:2800円
・自動車重量税:54000円
・自賠責保険料:36120円

帰還後、鯉の餌やりついでに仕込み所での収まり具合を確認しました。
家が小さく見えます。

【追記】
重量税ですが、30kgオーバーで1万円高くなりました。
ボンベをおろしていなかったのは失敗だったー!

【追記】
と思ったものの、「特種用途」は「車両重量」ではなくて「車両総重量」が基準になるらしいので、どうあがいても「5トン以下」は確実なようです。

投稿者 aw@bitlog : 2014年12月19日 16:34

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コメント

お疲れ様&ホントにおめでとうございます!
これで、長年の夢が一応?叶いましたね~

来年の夏は「カフェバス/bit-motors」で私を乗せて北海道を満喫しましょう!
お客さん、一杯来ると思うけどなぁ・・・

投稿者 ケセラセラ : 2014年12月19日 21:20

バイク旅団のサービスカーとしてどうですか?
北海道なら、出店場所に困る事は少なそうですね。

次に控える営業許可のおめでとうもよろしくです♪

投稿者 aw : 2014年12月20日 09:26

おめでとう。
あと一息ですね。
今日、発送しました。
12/22着予定です。
Facebookのメッセンジャーで伝票番号を確認してください。

投稿者 ネエサン : 2014年12月21日 17:43

はい、後一息で「スタート地点」です(汗)。
ネエサンを初めてとして、叱咤激励頂いた方々に感謝です。

投稿者 aw : 2014年12月21日 21:04

おめでとうございます。いよいよ「食堂車」発進ですね!
“なにはともあれ”お疲れ様でした〜(^_^ゞ

投稿者 路渡カッパ : 2014年12月22日 00:33

有り難うございます。
次の「ぽ」には、排気量5千cc超のFR2シーターで参戦しますかね。

投稿者 aw : 2014年12月22日 09:01

何はともあれ、検査合格おめでとう!\(^o^)/

投稿者 ブレタン : 2014年12月23日 10:26

あざーーーーーっす、ブレタンさん!

投稿者 aw : 2014年12月24日 11:29

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