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2014年01月04日

水量を量る術

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フル回転の年末年始が終わり、
ウルサかった甥っ子姪っ子も帰ったので、
まったりと製作業務にかかりました。
目下のテーマは「水量」です。
タンクの、特に清水タンクの水量の把握は最重要事項です。
水位の把握には、いくつかのやり方があります。
大きくわけて、アナログ式と電気式かな。
アナログ式の代表的な物としては、透明の管を使ったものと、フロートをやじろべえのように動かしてメメモリで表示する物があります。
電気式では、フロートの位置をセンシングするものや、水に反応するセンサーのものなどがあります
既製のキャンピングカーでよく見るのが、数本のセンサーを備えたもので、4個くらいのLEDで増減を表示します。調理でガンガン使うにはちょっと大雑把です。当初、電気式のものを予定していましたが、どうも回りくどいし、「シンプル」のコンセプトに反するので、透明の管で水位を測る方式に変更しました。
一般的に、このようにして水位を測るものを、「水面計」というようでが、構造がシンプルな割に、相当に気合いを入れて作られたものばかりです。当然、お値段も立派だしね。仕方が無いので、作ることにしました。

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どんなものでもそうですが、いざ作ろうと思うと、耐熱性、食品衛生、ネジの規格、等々結構考えるべきことが多い事に気が付きます。
まずは、ステンレスタンクへの取り付けですが、内部に余計な凸凹を付けるのは好ましく無いので、ねじ込み用のソケットを溶接します。

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でもって、こんなL字のホース継手をソケットにねじ込みます。
金属素材のものもあるけど、圧力が高い場所ではないし、後加工が必要になるかもしれないので、ポリアミド(ナイロン)製です。ちょっと長いので短くカットするかな。
これは、上下に2つですね。

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上下のホース継手の間には、外径12mmほどのアクリルパイプをつけます。
衛生面ではガラスがいいんでしょうけど、破壊が怖いので樹脂製で。
固定はシリコンチューブ+ホースバンドかな。
透明のホースを使えばさらにシンプルなんだけど、飲料水用途に適した品質のものが無さそうでした。
アクリルパイプの中に、水位が分かり易いように、ナイロンの球でも浮かべれば完璧ですね。
月曜日には、上がった図面を持って、鉄工所で打ち合わせです。

投稿者 aw@bitlog : 2014年01月04日 20:58

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