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2013年10月28日

キャリィ、タイミングベルト交換(3/3)

部品が揃ったので組付けをしました。
組付け時の注意点としては、とにかく「ベルト関係はノーワックスでいく事」です。
まずは、タイミングベルのインサイド側のカバーのパッキンの張付けです。

成型品じゃないんですね。
シール付きの戸当たりテープみたいなものです。
前のがエンジンの熱で固化してたんですが、耐熱のパッキンなんかを探して改良したほうがいいんじゃなか、って思えるくらいです。

前のパッキンの張り跡が取れないと言うか、錆びていたりして粘着が良くないです。
所々ゴム系の接着剤で留めました。

とにかくインサイドカバーを取り付け、クリンクプーリーとカムムーリーを組み付け、新しいタイミングベルトを嵌めたあと、テンショナープーリーを取り付けました。
ベルトが新しいので、あとからテンショナープーリーを付けるほうがやりやすいですね。
テンショナーの張りの調節は、このクルマの場合、こんな感じで2本の六角レンチで手動で行います。
カムシャフトプーリーの締付けトルクは54N・mでクランクプーリーボルトは83N・mです。
カムシャフトプーリーは、タイミングベルトを渡して、クランクプーリーを回らなくした状態で締付けました。

さて、タイミングベルトを覆うカバーを取り付け、他のベルト類の番です。
ベルトの張りを加えるのは、例によってディスクスプレッダーです。
ただし、今回はハンドルを回すスペースがありません。

なので、こうしました。
ハンドルのバーの端がカシメてあったのでヤスリで落とし、ソケットレンチを使います。
ってか、はじめからこうやって使うほうがいいよね、絶対。

こんな具合に使います。
これでテンション掛け放題。
ディーラーでもらった整備書のコピーに拠れば、オルタネータベルトは、新品時:5〜6mm/使用時:6〜7mmとあります。
A/Cベルトは、10mmくらい?
Vベルトなので、少々強めの張りのようですね。

オルタネータのスライド側のボルトは23N・m、軸側のボルトは50N・m。
エアコンの3本のボルトは、たぶんすべて23N・mかな。
さて、これですべての作業は終わりました。
試運転ののち、アンダーカバーの類いを付けて完了です。
エンジンは一発始動。
キュルキュル音は無くなって、ちょっと静かになった印象。
ドキドキの試運転。
んー、なんかパワー無いぞ。
静かなんだけど、エアコンを作動させた時みたいにちょっと力不足な印象です。
なんで?
以前のほうが低い回転からトルクがのっていたのに、それが無い感じ。
ベルト張り過ぎ?
少しベルトが馴染むまで様子を見て、改善しなければ調整します。

ウォーターポンプ締付けトルク:11N・m
タイミングベルトカバー締付けトルク:11N・m

【ジェネレータ(オルタネータ)&ウォーターポンプ取り付け説明PDF】

投稿者 aw@bitlog : 2013年10月28日 08:41

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