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2013年03月28日

ポパイの気持ち

いつもの、限りなく独占販売が嫌みな某スーパーで、
ちょいと元気が良さそうなホウレン草を見つけました。
ホウレン草と言えばポパイを思い出します。
ってーのは、残念ながらいいおっさん&おばさん限定なわけですが、(汗)
ホウレン草に限らず、葉もの野菜の鮮度は店頭で歴然です。

正直なところ、いままでホウレン草とはそれほど真剣に向き合って来た事は無いです。
まぁ、お浸しか、パスタの具ってくらいで、殆ど気に留めずに買っていました。
ところが、いざ仕入れる立場になると、「質」が気になってきます。
ビヒャビヒャって、横への張り出しが大きなホウレン草と、シュッとスマートなホウレン草は、見た目にも全然違います。

買ったのは、茎が太く、赤くなっていて、葉脈も太くて見るからに元気なホウレン草です。
こいつを慎重に茹でて、食してみると・・・甘いんです。
テレビなどで、グルメリポーターは良く口にする「甘〜い」はいい加減うんざりしますが、
本当に、・・・甘いんです。
シュッとしたやつは、まったく甘くないのに、元気なホウレン草は、リピート必至の甘さを感じます。
同じホウレン草とは思えない程。
やはり、旬の時期程、この甘いホウレン草に出会う確率は高いようで、旬の終わり頃は、がっかりなのに当たる事が多い印象です。
因に、葉もの野菜は、買って帰ると、すぐに根っこを流水にさらすなどして「蘇生」を心がけています。
こうすると、弱ているように見えた野菜が、シャキッとするんですね。
で、シャキッとさせてから調理をすると、全然味が違いまず。
そんな気がします。
なんつーか、生け花と同じで、店頭にある葉もの野菜は、水分も無いし、乾燥にさらされているしで、なかなか過酷な環境の中、瀕死の状態だったりするわけですね。
なので、出来るだけ早く、今あるベストな状態に戻してやるわけです。
因に、ホウレン草は、出荷前に「寒締め」と呼ばれる、冷たい外気にさらして成長を止める行程を経るそうですが、この時に寒さで縮こまるように「ビヒャビヒャ」って感じになるみたいですね。
で、その時に、糖分を蓄えて寒さに耐えようとするので甘くなるそうです。

投稿者 aw@bitlog : 2013年03月28日 06:02

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コメント

ほうれん草でポパイが出ますか・・・やっぱり。ε-(´・`)
そう言えば、ポパイの恋人オリーブ・オイル、当時そんな植物油を知らないから外人名として成り立ってたっけ。
未だにほうれん草の缶詰めは見た事無いような・・・

投稿者 路渡カッパ : 2013年03月28日 10:19

ああ、そう言えば缶詰でしたね。
う〜ん、ホウレン草の缶詰ってあるのかなぁ。
あまり食べたくはないような・・・。

投稿者 aw : 2013年03月28日 10:35

葉物野菜には、生き返らせるための「魔法の水」ですね。
保存するときは、新聞紙で巻いて手に一杯のお水を入れると鮮度が保てます。

細いシュッとしたヤツはサラダで食す用でしょ。
茹でて食べるのは茎のしっかりしたマッチョなヤツが美味しいですね。
寒い時期のホウレンソウは葉っぱが「チヂミ」で、葉を横に広げて光を効率的に浴びようとしていますよね。あの甘さは最高。

うちの夫も、表現が上手く出来なくて、鮮度の良いものを口にすると何でも「甘い」としか言えません。酸味や辛味や苦みもあるでしょ?香りもあるやろ!!嗅覚ないの?って、オニイサンも思いますよね。

ポパイといえば、スピナッチの缶詰ですが、売ってますよ。
でも、私、あんなんは、よう食べません。青汁だって、アオムシ踏んだの連想するのに......。(>_

投稿者 ネエサン : 2013年03月28日 10:52

サラダ用を分けるシャレた店ではないので、たぶん、質のばらつきだけじゃないかなぁ・・・。

田舎はお店が少ないので、食材の選択肢がなくて困ります。
スーパーの野菜は、特に種類が少ないというか、選択の余地がないです。
ダイエーが、イオンの子会社化とか。
ますます寡占が進んで、選択肢がなくなりそうな予感。

投稿者 aw : 2013年03月28日 13:07

確かレタスのような葉っぱ物をシャキッとさせるのに、50℃前後のお湯が有効だった気が・・・。

ほうれん草はどうだろう?試す勝ちはあると思うけど。

参考:http://goo.gl/WBk3k

投稿者 ブレタン : 2013年03月28日 18:19

レタスはそのようですね。
ホウレン草は、寒締めをするくらいのものなので、どうですかね?
バナナを温めるのは良いみたいですね。

投稿者 aw : 2013年03月28日 20:57

以前、寒締めホウレンソウを取材したことがあります。
この寒締めの時期と期間を予想・調整するのに、かなりのハイテクが導入されておりました。
だから、心していただかないと( ´ ▽ ` )ノ

投稿者 Nylaicanai : 2013年03月29日 08:22

クタッとなってしまった葉物野菜をシャキッとさせる方法は、ぬるま湯に漬けますが、細胞膜を開かせるためだったかな?
レタスもホウレンソウも出来ます。

水分を取りこませるのですが、この方法で復活させた野菜は、水っぽく(というか、味が無いように感じます)なりますよ。
美味しさと鮮度は誤魔化しがききません。畑で作る、ここは父上に頑張ってもらってはどうでしょう。

投稿者 ネエサン : 2013年03月29日 18:00

>Nylaicanaiさん

ハイテク?
どんな?
そっちが気になる。

>ネエサン

ああ、水分を取り込むだけなんですね。
歯触り優先野菜に向いているってことですかね。
葉の部分を水に浸けすぎるとビタミンCなんかも出ちゃうって聞きますね。
実は、実家でも作っているですが、時期が外れるとやっぱりダメなのと、品質が安定していないんですよ。露地栽培ですから。

投稿者 aw : 2013年03月30日 08:12

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