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2013年01月10日

悩みの板材の仕上げ

仕込み所のシステムキッチンは、十分に古いものなので強度がイマイチです。
まさか業務用のコンベックを載せることなど考慮していなかったようで、薄いステンレスの天板がたわんでぐらつきます。なので、木の天板をあてがい補強することにしました。
天板に選んだのは赤松の集成材(18mm)。
この厚みでは強度が足りなさそうだけど、天面に2mmの落とし込みがあるので、そこに厚さ2mmのベニアを落とし込んで合わせて強度を得る寸法です。
パワーがあれば、「おっしゃー!サイドボードも調理台も全部作っちゃるきー!」ってなるとこだけど、それは無理。(汗)
後から出来ることは後からやることにしないと、仕上がりそうにないんで。
さて、板のカットをチョイチョイと済ませたけど、塗装をどうするかです。
厨房なので、ソースをぶっかけるなんてーのは当たり前。
コンベックで焼けた受け皿を置いてしまうなんてーのも想像できるので、さすがに無塗装だとだと拙いし、樹脂系の塗装もさけたいなーってとこです。
今のことろ、オイルステインの染色系でいこうかと。
そう言えば、独立して間がない頃、リビングとパソコン用の天板にも同じように塗装したことを思い出しました。
これも同じく赤松の集成材。
ただし厚みは25mmあって、かなり重い。
家具も揃っていないリビングで、メープル色のオイルステインを塗り、乾いた後にニスで仕上げました。
ニスを塗ったままだとイヤなテカテカ仕上げなので、サンドペーパーで艶消しにしました。
狙ったとおりの良い風合いに仕上がって、たぶん14年以上経過した今でも大きな問題は無さそうだけど、ひとつミスがありました。
それは、ニスを片面だけ施したこと。
ニスが固まって収縮するので、塗った方に反ってしまうのです。
自重があるので酷い反りにはならなかったものの失敗でした。
ニスを塗らない選択あったと思うけど、ホコリを呼びやすいパソコン用のデスクでは判断に迷うところですね。
食卓用は迷わず「ノーニス」かな。
因みに、作ったテーブルのひとつは、間近でファンヒーターを使ったため、集成材の一箇所が反って剥がれかかっています。
余程強固な分厚い一枚板とかでない限り、暖房器具の設置場所には気を使った方がいいでしょう。

さて、まだまだ先の話だけど(汗)、カフェバスのカウンターや壁面は木材を使う予定なので、やはり仕上げに悩みます。
因みに、それらの設置方法は、基本「ボルトオン」です。
一部は、マジックテープによる固定というカジュアルな取り付け方法を検討中です。
理由は、調整やメンテナンスのし易さが一番ですが、軽量化って理由もあります。
ここらへんは、HR-Vの内張なんかと同じ考えですね。
強度が要らないものは安直にして、取り付けの手間も省くって方向です。
構造体は、杉の角材やスティールのアングル、またはラワンベニア等を使い、表面にシナベニアを、マジックテープなどで覆うことを考えています。
この際のシナベニアをどのような仕上げにするかですね。
未塗装だとすぐに手垢で汚れるし、
フツーにクリア塗装にするか、ステイン系でいくか、
作業の合間に仕上げの実験を繰り返す必要がありそうです。

投稿者 aw@bitlog : 2013年01月10日 16:11

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コメント

シナベニアの風合いを生かすのであれば、こんなのもありんす。http://e-soap-finish.com/soap_finish.htm

投稿者 ハンニバル : 2013年01月10日 23:30

はぁー、石鹸ですか、知りませんでした。
シナベニアの風合いが活かせるなら、一考の余地ありですね。

投稿者 aw : 2013年01月10日 23:55

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