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2012年08月21日

トリッカー、バルブステム材質の怪

腰上OH中のトリッカーですが、
面倒くさいガスケット剥がしも終え、
さて、バルブの摺り合わせの為に、吸盤が吸い付くように磨かねばと言う段で思い付きました。

「磨くのは面倒だし、これって磁石にくっつけるとかでいけるんじゃね?」

吸盤は、バルブをかなりキレイに磨き込まないとすぐに外れます。
トリッカーのバルブは、都合外いいことに平面なので、磁石がくっつきやすいです。
超強力なネオジウム磁石もあります。
これは、やってみる価値があります。
で、とりあえず、磁石をあてがって、強度を診てみました。
大きい方の吸気側のバルブは、がっつりくっつきます。
気をつけないと、指を挟んで怪我をするくらい。
さて、排気側はと思ったら、これがくっつかない!
これには驚きました。
かなり過酷な環境で動作するバルブステムは、特殊な鋼材が使われているらしいですが、吸気と排気で材質を変えているとは・・・。

5H0-12111-02 バルブ,インテーク ¥2,258
5XT-12121-00 バルブ,エキゾースト ¥2,184

ひょっとして値段も違うのかと調べたら、・・・違わない。
とにかく、やっぱり磨くしか無さそう。

投稿者 aw@bitlog : 2012年08月21日 17:06

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コメント

ステンレスも磁石に付きにくいんじゃなかったけ。酸化に強いニッケルとかクロムとかも。排気側は高温のガスが通るんで鋼鉄を使えないのかも。
先日、分厚い鉄板に穴をあけたくてガス溶断したんだけどあれって鉄を燃やして切るんです。温めた鉄に純酸素のガスを吹きかけて鉄が酸化(燃える)するのを利用して自由に切断しちゃうんです。バルブも鉄だと燃えてなくなっちゃうのかも。

投稿者 tamami : 2012年08月21日 22:25

気になったので調べました。
クルマのバルブステムの製造会社のカタログには、
「吸気バルブのマルテンサイト鋼
 排気弁用オーステナイト鋼」
といった記載がありました。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%AB%E3%83%86%E3%83%B3%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%88
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%8A%E3%82%A4%E3%83%88
専門的な言葉が多いので、理解は難しいですが、
強度の点では、マルテンサイト鋼が一番みたいだけど、排気側は酸化による錆への対応が必要なために、非磁性体のオーステナイト鋼にしていると理解しました。

投稿者 aw : 2012年08月22日 08:44

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