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2012年07月07日

タイミングベルト交換本番

予報の通りに、生憎&おあつらえ向きのガレージ日和なので、
カッパ1号HR-Vのタイミングベルト交換作業を始めました。
最初に確認することは・・・プリーボルトが緩むかどうか。
そのためにやることは、スプラッシュシールドの取り外し。

スプラッシュシールドは、その名の通り、水はねを防ぐ為の樹脂パーツですが、これを固定する部品は、樹脂のボルトとホックのみです。
締め付けているというよりは、単にスプラッシュフィールドを固定しているだけです。

あっさり外れました。
意外にも一体型なんですね。

クランクプーリーがモロ見え。
思ったよりもやりやすいかも。

なんて事を思いながらオイルパンを見たら、これ。
どう贔屓目に見ても、ボルトが1個抜け落ちてますやん。(汗)
てか、抜けますかね?(^_^;

で、プリーボルトを緩めてみます。
反時計回りに回すのは、BAJAやTLRと同じ。
プリーホホルダーを固定して・・・とうか、地面に突き当てて固定して、手で回しました。
・・・回り・・・ません。
今度は足で踏みました。
パキッ!
あっさり御開帳。
プリーボルトが緩むこと確認です。
さて、これで、順番に作業を進めます。

まずは、エアクリーナーボックスとダクトを外します。
エアクリーナーボックスとインジェクターに繋がるダクトは、固定のバンドもありません。腕力で外せます。

エアクリーナーボックスも、手前の2本は嵌め込みなので、奥の2本のボルトを外せば、手で外せます。
ブリーザーホースは、抜けやすい箇所とそうでない箇所があるので、都合の良い所を外します。

ヘッドカバーのボルト。
長さが異なる5本のボルトです。
ガスケットは、しっかりしたゴムで、ヘッドカバーの取り外しは容易です。

とうとうクルマのロッカーアームもお出ましです。
どことなく有機的な印象の単気筒と違ってマルチエンジンはメカを感じますね。

作業中のホコリの進入が気になるのでサランラップ。
マニュアルには書いてないです。(笑)

遮蔽板も邪魔なので、外しました。
実用車のマニホールドに感動はないです、予想通り錆びてるし。(汗)

パワステポンプは容易に緩むので、ベルトもあっさり外れました。
遠目にには、意外にもベルトの状態は良さそうなんて思ったものの、
良く見ればこんな案配。
「要交換」(笑)
今年、12年目だしね。
足回りのゴムブッシュなども、すっかり賞味期限切れなものが目に付きます。

パワステポンプは邪魔な位置にあるので、リザーブタンクと一緒に外して、脇に寄せておきます。
パワステポンプは簡単だったので写真すらないですが、このベルトに関わる補機類は、ベルトの張りを調整する「ロックボルト」と、位置を固定する「マウンティングボルト」の2つで固定されています。
まずはこれらのボルト類を緩め、ベルトを緩めてから取り外すのがセオリーです。

これは、なんだろ、A.C.G・・・air conditioner generator?
こいつは、外さなくて緩めるだけ。
下と上から攻めます。

アイドルプーリーはちょっと苦労しました。
これは、ボルトを回して、プーリーの張りを調整するタイプのものですが、その際に緩める軸のボルトが、固くて緩みませんでした。今回大活躍の長手のソケットレンチは、空間が無くて入らず、長手のメガネでも一向に緩みません。24N・mと大きめの締め付けトルクではあるけれど、それにしても固すぎ。仕方なく、緩めないままステイボルトを外して対応しましたが、こちらも下のボルトはソケットレンチが入るものの、上はメガネも入らず、オープンレンチです。舐めずに緩んだのはラッキーでした。
一応外れたものの、取り付けの際には軸のボルトを緩めないとダメなので、さてどこか頑丈なところに仮固定して、必殺のロングソケットでガキッとやるしかありません。

こちらは、エアコン用のコンプレッサーの防振ステー、たぶんね。
かなりごついボルトが使われているけど、防振ラバーを介して取り付けられています。
フレームに取り付けられているので、外します。
ラバーは劣化して破けているので、出来れば交換したいところ。

さて、補機類を外したり緩めたら、いよいよエンジンマウントを外して、エンジンと車体のを切り離します。
切り離すと言っても、タイミングベルトが通るルートを作るだけです。
一部とは言え、車体と切り離すので、エンジンを支えなければなりません。
サービスマニュアルには、「オイルパンに板を敷いて」とありましたが、横のミッションのブロックで支えました。位置的にはちょっと離れすぎですが、問題は無さそうです。

さて、これでマウントがフリーになりました。
調べた情報では、「マウントがフリーになっても外れない」とありましたが、まさにその通りです。
想像ですが、エンジンを少し下げないと、マウントを取り出すスペースを確保できません。
うちのフロアージャッキで細かな作業をやるのはリスクがあるので、エンジン側のステイボルトを緩めて外すという裏技に挑戦します。

続く・・・

投稿者 aw@bitlog : 2012年07月07日 21:20

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コメント

思わず、「頑張れ~」と声援を送りたい衝動にかられましたよ、コレまじで!
同時に、各種ベルトのテンションはどうするんだろう?などなど余計なことにも気がまわりました。
ウチも仕事柄テンションメーターが2台ありますが、1台20万円コースの計測機器です。
昔のVベルトと違い、平ベルト(ポリVベルト)はテンション値がけっこう厳密です。
ゆるくても、キツくてもベルトとベアリング等の劣化が生じますしね。
それにしても、多分多数の写真があるでしょうから、メンテナンス資料として売れますよ・・・
でもHRVが希少車街道まっしぐらで、同様に乗ってる人も希少生物なみかもしれませんがね。
続報、楽しみに待ちます、頑張れ!

投稿者 しんさん : 2012年07月08日 10:43

>しんさん
>時に、各種ベルトのテンションはどうするんだろう?などなど余計なことにも気がまわりました。

こういうのを「冷や水を浴びせる」って言うんですね。(汗)
男は、そんな小さいことを考えちゃいかんです。
はぁ?実は考えていなかったんだろう?
宵越しの銭は持たねえ!ですよ。
・・・
まぁ、ベルトの張りは、体感で覚えているレベルで張ります。どうせ、後でデラでテンションを点検してもらいますから。(^_^;
タイミングベルトは、交換前のベルトの張りの位置を記録しています。
テンショナーも付くしね。

応援、ありがとうございます。
マニュアルも、一部のコピーのみでやってるんですが、
道具さえ揃っていれば、困難は無いです。
嵩は大きいけど、バイクのガスケット剥がしみたいな、理不尽な作業はないです。
HR-Vは、まだまだコアなユーザーがいますよ。
ってか、コアなのが残っているとも言えますが。(^_^;

投稿者 aw : 2012年07月08日 22:10

YouTubeのお気に入り動画、あれ見て血が騒いだのでしょうか。(^_^ゞ
あの動画のオチのようなことは今回無かったのかな?期待してますが・・・

投稿者 路渡カッパ : 2012年07月08日 23:44

どうも、カッパさんは誤解をされてるような。
確かに、これまで、意に反して「ちょっとしたトホホ」はありましたが、私は、ドジでのろまなカメさんじゃありませんよ。まぁ見ていてください。

投稿者 aw : 2012年07月09日 03:53

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