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2012年06月21日

TLR、バルブすり合わせ

鬱陶しい雨が続きますが、
リビングのテーブルに鎮座しているTLRのシリンダーヘッドもいい加減に鬱陶しくなったので、
とっとと摺り合わせをして片付けることにしました。
まずは、バルブの磨き上げから。
例によって、電動ドリルにバルブ挿して、耐水ペーパーで磨き上げます。
バルブは相当に硬い素材みたいで、磨くのにも一苦労だけど、
BAJAと違って、バルブは2本なので、作業量は半分です。

もとはこれです。

本来、当たり面を研磨しない方がいいみたいだけど、
状態が悪すぎたので、ダメ元で軽く磨きました。
他は、#120>#320>#600>#800って具合に番数を変えて磨きました。
吸気側は、殆どカーボンの付着は無かったですが、タコ棒に吸着される程に磨くのは結構手間です。
どちらも当たり面にはカーボンを噛んで出来た「鬆」があります。
これが無くなるほどに研磨する勇気はないので、サッと磨いただけです。
これで、ようやく摺り合わせです。
バルブコンパウンドを薄く塗って、コンコンからキンキンって音に変わるまで叩きつけ、次に少しずつ回して全体に満遍なくすり合わせます。
コンパウンドを拭き取って、研磨面をチェック。
きれいにグレーのラインが出ている事を確認して、水漏れチェックです。
今回は、バルブを指で押さえ、排気および吸気ポートから水を注ぎました。
ネットで見つけたこの方法のほうが漏れを確認しやすくて合理的なやり方ですね。
結果は、どちらも洩れ無しです。

当たり面はこんな感じ。
排気側は幅が広いですが、バルブ自体が小さいし、限度には到っていないみたいなので可とします。
高価なバルブステムを買わなくて済みそう。
シリンダーは、プラハンマーで叩いても一向に外れそうにないし、
これ以上やるとトホホな結末も予想されるので、ピストンリングの検証は諦めます。
そんなわけで、週末組み上げます。

投稿者 aw@bitlog : 2012年06月21日 16:42

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コメント

うっとおしい雨の日は こういう無の心になれる作業がいいですね。
きれいになってる。

私はイマイチ前向きじゃない作業に夢中になっておりました。

投稿者 ネエサン : 2012年06月21日 19:03

ああ、確かに無心になれますね。
当たり面の鬆に宇宙を感じますから。(笑)
これからは、天気が悪い週末用に、磨きものをストックしておこうかな。(^_^;

投稿者 aw : 2012年06月21日 20:20

ステキ。
磨くの好きです。
エンジン分解してみたくなるなぁ。
キャブですらバラす前にヤフオクで中古かって悪そうな方で練習してからだったので
エンジン・・・ヤフオk(ry

投稿者 すねお : 2012年06月22日 10:03

>練習

正しいと思いますよ。
ここまでやれば壊れる、って感覚は、練習じゃないと出来ないですから。
予め、構造を掴んでおくと、失敗も減るでしょうし。
同じエンジンなら、万一の保険にもなりますしね。
私も欲しいな。

投稿者 aw : 2012年06月22日 10:32

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