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2012年06月25日

TLR200、エンジン組み上げ

シリンダーヘッドから上を外していたTLR200のエンジンを組み上げを始めました。
ヘッドカバーとの間にある、錆びていたノックピンがなかなか抜けません。
ヘッドカバーは、液体パッキンが使われていましたが、外すときもかなり手こずりました。
ノックピンも、ちょっとカシメ状態。
プライヤで引き抜こうとしたもののダメ。
万力でパワープレイを仕掛けたところ状況は悪化しました。
で、困ったときのホームセンター。
手持ちの小さなバイスプライヤーは役不足だったので、大きめのを買ってきました。

バイスプライヤーはガッチリ食い付いてくれます。
この状態でつり上げ、ショックレスハンマーでシリンダーヘッドをガツンとやります。
何度かガツンとやるとようやく抜けました。
よかったぁ〜。(;´_`;)

後は、マニュアルに従って組み上げます。
ワッシャー、Oリング、ノックピン、バルブステムシールは新品に交換です。
カムジャーナル面、カムホルダー、バルブステムなどにはアセンブリーオイルを塗ります。
ガスケット面は脱脂が基本。
今回、シリンダーとヘッドの間のメタルガスケットには液体ガスケットを塗っていません。
ヘッドとヘッドカバーの間には、液体ガスケットを使用しています。
はみ出しを気にして、かなり薄めに塗ったけど、それでも規定トルクで締め込むと外にはみ出てきます。
大まかな手順は以下の通り。
・ヘッドとヘッドカバーを仮組。
・ヘッドとシリンダーを組み付け>マニュアルの順番通り、数回に分けて規定トルクで締め付け。
・カムチェーンテンショナーを緩める。
・カムシャフトの組み込み。
・クランクをTマークに合わせる。
・カムスプロケットを組み込んで、位置決めをする。
・カムシャフトにカムスプロケットを固定する。
・カムチェーンテンショナーを張って位置確認。
・バルブクリアランス調整用のキャップを開けて、カムシャフトのオイル溜まりとタペットにエンジンオイルを流し込む。
・クランクを回して、動作チェック。
・バルブクリアランスを仮調整。

ガスケットが馴染むのを待って車体に組み付けた後、各部の本締めを行います。
ところで、バルブステムを組む折、バルブのガタつきに気が付きました。
手で確認できるほどです。
磨いてきれいになったあものの、焼き付いた汚れがついたのでガイドも損耗しているっぽいです。
とりあえず今回は組み上げて様子を見ますが、次は大手術が必要そうです。(汗)

投稿者 aw@bitlog : 2012年06月25日 07:22

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