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2012年06月03日

トリッカー不調の原因捜し

エンジンの異音でお悩み中だったトリッカーですが、
原因探しに着手しました。
症状は、エンジンが温まると共に、タペット音が酷くなるというものです。
坂道を登って、エンジンが熱くなるほど、負荷が高まるほど、テケテケ音が酷くなります。
そうなるとエンジンのパワー感も弱く感じます。
平地を走っているときは、急に馬力が盛りあがる感じで、逆に力強く感じます。
バルブの開閉タイミングが適正でない印象です。
予想としては、カムチェーンスプロケット、カムチェーンダンパーの損耗、カムチェーンの伸び、カムチェーンテンショナーの不具合です。
カムチェーンは、リコールで一新されてますけど、BAJAなどに較べるとスプロケットもチェーンも半分ほどの厚みですね。

こちらは、BAJAのカムスプロケットまわり。
BAJAチェーンが5枚に対してトリッカーのは3枚だし、スプロケットも半分くらいの厚みです。
4バルブなので、強度も2倍必要ってこと?
クランクケース側のボルトの回転を固定して、カムスプロケットの固定ボルトを緩めました。
BAJAは、カムカバーが付いていますが、トリッカーは、ヘッドが一体なので、まずカムスプロケットを外してからヘッドを外すことになります。
スプロケットのボルトを緩めるとき、チェーンが弛んでいては芳しくないので、カムチェーンアジャスターの取り外しは、ボルトを緩めてから行いました。
スプロケットは、チェーンを緩めないと外れないので、カムチェーンボルト>カムチェーンアジャスター>カムスプロケットの順で外します。

カムチェーンアジャスターを外して動作チェックしたところ、微妙に渋い感じがしました。
不具合とまではいかないですが、ほんとに僅かにスムーズではないってくらいです。
みると、リングのクリップを外せば分解できそうだったので、やってみました。
中のスプリングが効いて、ビヨヨ〜ンンと外れました。

この部分にスプリングの端を咥えるんですが、良く見るとゴミが付いています。
他にも汚れがあります。
チェーンの伸びやテンショナーの損耗でテンショナーがせり出てくると、ややしっかりとテンションをかけられなくなっている恐れもあります。
スプリングの巻を強めてやれば、押し出しが強くなって上手くいく可能性があります。
スプロケット、チェーン、ダンパー交換の前に、試してみる価値はありそうです。
この、スプリングの巻を強くしながら組み立てるのは、ちょっと難しくてアイデアが要ります。
上手くいくか?

因みに、エンジンのアッパブラケットのボルトがこんなことに。
まるで白カビ状態。(汗)
ブラケットもアルミじゃないんですね。
リヤサスペンションのアームやリンク回りも多くが鉄ですが、
殆どがアルミのBAJAと較べると、コストが優先された印象です。

投稿者 aw@bitlog : 2012年06月03日 07:19

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