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2012年04月29日

境界トレッキング

ところで、世間は連休です。
楽しく山歩き、といきたいところだけど、
実家の山の境界を確認するための山歩きです。

実家の山に入るのは、たぶん30年振りくらい。
案内役の父ですら10年振りくらいです。
植林をしていた杉の木が育っていれば、切り出しの時期でしょうけど、
多くの木が、何年か前の台風で倒れ、
安い外材に押されて、出荷しても赤字なので、簡単に言えば、放置状態です。
なので、山に出入りする道もなく、手入れもされずに荒れ放題です。


倒れた杉の木は伐採されて処分されました。
そのため、灌木が大きく育ちました。
かつては、間伐の対象であったタラの木がすっかり大きくなっています。
まさに、主客逆転の様相です。
集中豪雨などのあとに、山の崩落などがニュースになりますが、
植林の行き詰まりから、山の手入れがされなくなった事が、原因になっているケースも多いです。
そもそも植林のための針葉樹は根が浅く、日光が届かない斜面には植物が育たずに地面がむき出しになります。なので保水力も弱くなり、僅かの雨でも土砂が流れて荒れていきます。
雑木林は定期的に伐採されていると、新しい草木が生えて土地の保水力が上がりますが、手入れされなくて大きく育つと、日が届かない地面には草木が育たなくなります。結果として山の荒廃につながります。


高すぎて、タラの芽に届かず・・・残念。
植林が順調なときは、頻繁に刈られて低木だったのでタラの芽採取も楽だったとか。


境界線の杭。
大まかな境界線は、予め紙の地図を参考にしてGPSに取り込んで行きましたが、概ね正確でした。

たぶん、鹿?
駆除されたまま放置?


山、山、山。
山国ニッポン。


尾根の雑木林はだいぶ丈があるので、雑草は育たず、歩きやすいです。


松食い虫にやられた松の木は、強風でポッキリいきます。
こんな風に倒れた松の木を何本も見かけます。

境界の確認は、3時間ほど終了。
普段はまず人が入ることのない山だけど、絶好の行楽日和だったので、実に爽快でした。
尾根を越えると、隣接自治体の林道が通っていることが分かったので、連休中にアタック予定。

投稿者 aw@bitlog : 2012年04月29日 10:04

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コメント

ご実家は山持ちでしか!イイですね、自分の山があるなんて何かワクワクします♪
手入れとか難しそうなので、原生林に戻すとか・・・
私ならさしずめエンデューロコースとトライアル場を・・・(^_^ゞ

投稿者 路渡カッパ : 2012年04月29日 22:44

山と言っても、一区画ですけど、気兼ねなく入れると言う意味ではいいですね。
もう少しなだらかならTLRで練習がてら行くんですが、
手を使って「登る」箇所が多いし、しかも崩れやすいので、トライアル墓場になりそうです。(汗)

投稿者 aw : 2012年04月30日 05:27

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