« アップデートポリシィ | メイン | 現代のイセッタ・・・か »

2012年01月14日

テクノアート・リテラシー

前から一度やってみたいと思いながら未だに出来ていなかったこと。
それは、ハードディスクの解体です。
廃棄が決定した古いIDEドライブが4個ほどあったので、
その内の2つを開腹してみました。

2000年頃の富士通の20GBともう少し新しいIBM Deskstst 60GBとなります。

上の富士通と違い、より新しかったIBMのピックアップには、退避エリアがあります。
ここにピックアップが収まっている限り、少々の衝撃があっても、ディスクが損傷しにくい構造になっています。
アームも新しいほど、より精緻になっている印象です。
ちなみに、アームの基部は、シークモーターが使われ、レアメタルを使って磁力を高めたネオジウム磁石が採用されています。

このネオジウム磁石は、相当に強力な磁力で、携帯からハイブリッドカーなど広く工業製品に利用されているそうで。
磁力は、普通に磁石の8倍以上とかで、外した部品を話そうとしても指を詰めそうになるほど。
間に親指を入れても、磁石は引き合います。
恐るべし、ネオジウム磁石です。

ディスク面は、おそらく相当な平滑さであろうことは、この反射率をみれば想像できます。
限りなく、100%に近い反射率ではないでしょうか。
ちなみに、鏡は85%くらいとか。
平滑性が高いので、重ねて持つと、下の2枚は張り付いたままです。

基盤のプリントは、出来るだけ最短のルートで結ばれるとか。
美しいです。

無塵ルームで製造された、恐らく最も精緻なメカの一つですが、
最も性能アップと反比例して価格の下落率が高い製品でもあるでしょう。
最先端の製造技術で作られたもの故、
こうして分解すると、テクノロジーの美しさを感じます。
額に入れて、貼り付けると、十分にテクノアートになりそうです。
ディスク(プラッター)何枚かランダムにつなぎ合わせて、そのまま壁面に飾ると、
モダンアートのような鏡になりうそう。
ハンマーで破壊しなくてよかった。 (笑)

#どなたか、カメラに達者な人!
 こういうの「テクノガジェットアート」って写真集とか、話題になるかもよ!

投稿者 aw@bitlog : 2012年01月14日 15:32

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.bit-motors.com/~artworks/mt/mt-tb.cgi/3113

コメント

私も以前HDDを分解したことあります。
今は、ハンマーで破壊ですけどね。
分解って大好きです。
子供の頃もレコードのプレーヤーを分解しました。パーツがどんどんちいさくなっていくのにワクワクする経験って大切ですよね。ただし、大目玉喰らいました。


>「テクノガジェットアート」

サブタイトル「これな~~んだ」は、オニイサン是非やってください。 ネタいっぱいお持ちでしょ。

投稿者 ネエサン : 2012年01月16日 13:21

ネエサン、ハンマーですか・・・(^_^;

やりたいですけど、写真の知識も腕も皆無です。
額には入れてみようというアイデアはあります。
モノにする方が好きですね。

因みに、案の定、こんなことやっている人が居ます。

【Cool Toys Made from Hard Disk Parts】
http://www.odditycentral.com/pics/cool-toys-made-from-hard-disk-parts.html

投稿者 aw : 2012年01月16日 13:43

>テクノガジェットアート

ないす・あいであ!
ちょこっと調べた範囲では、ちゃんとした写真集はないみたいですね。
PC、デジカメ、携帯電話etc
カメラマンを見つけて企画を立ててみようかな?

投稿者 Nylaicanai : 2012年01月19日 08:00

「工場萌え」みたいなのはあるので、てっきり既にあると思ったら、
意外にないみたいですね。
PC系は、テクノロジーの新陳代謝が激しいので、「記憶」とか「記録」の意味でも、価値はあると思います。
身近だけでど、普通は見えないものなので、見せ方さえ工夫出来れば、
写真展などにも興味を持ってもらえるんじゃないかな。

投稿者 aw : 2012年01月19日 14:43

コメントしてください




保存しますか?

(書式を変更するような一部のHTMLタグを使うことができます)