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2012年01月11日

古のオープンカーツーリング

大学の頃から、ずっとバイク一筋で、
「クルマみたいな“箱”に乗ることはないな」
みたいな事をほざいていた20代の後半。
旧車乗りのお友達(と言ってもふたまわり年上)の影響で、突然「ヒーリースプライトMark I」通称“カニ目”に一目惚れ。
ヒーリースプライトを見せてもらい行った、氏の馴染みの千歳烏山クルマ屋で、ガレージのない自分には維持はムリと断念したものの、これだったらと維持できそうと、MGミジェット1500を買いました。
英車とはいえ、北米仕様の左ハンドル。ゆえに、大げさな5マイルバンパー装備で、しかも排ガス対策の排気量アップのために、トライアンフの1500ccエンジンが載ってます。ゆえに、マニアには振り向かれない旧車です。
それでも、私にとって初のマイカーだったし、腐ってもライトウェイトスポーツの英車だったので、嬉しくてあちこち走り回りました。
写真は、本物のオースチン・ヒーリーMark III(だったか?)と。
たぶん、道志道じゃないかな。
オースチンは、1100ccながら、後に日産サニーのお手本にもなった定評あるOHVエンジンで、軽量(840kg)な車体も余って、これぞライトウェイトスポーツと言えるような、実に気持ちの走りでした。
エンジンも「クーーーン」っと実に気持ち良く吹け上がり、ハンドリングもダイレクトかつクイックで、素晴らしい体験でした。
あの感覚は、今でも体が覚えています。
以来あの感覚を探していますが、NCは大きく重すぎるようです。
近い感覚では、カプチーノですね。あれはかなり近かった。
バイクでは、TLRでの乗車感は、ちょっとオースチンを思い出しました。
共通項は、小排気量で軽量なスポーツ車両であること。
つまりは、ライトウェイトスポーツって事です。
まぁ今のレベルで言えばとっても遅いんですけど、
改めて思うのは、気持の良さというのは、速度には関係ないってことですね。
MGミジェットは、メンテの悪さがたたってエンジンの不調とともに、クラッチが切れなくなって乗らなくなったので、ネットを通じて人に譲ってしまいました。
お代は、500円ほどのプラモデル3個。(笑)
今なら嬉々としてして直していたでしょうね。
ちょっともったいなかったです。
因みに、オースチンはMGとともにメーカー名ではなくてブランド名です。
当時のイギリス最大のメーカー、BMC(British Motor Corporation)の一ブランドです。
Morris(モーリス)、MG、Wolseley(ウーズレー)、Riley(ライレー) などのブランドを所有していました。
miniがもっとも有名ですが、miniはBMWに買われ、
オースチンブランドは、MGローバーを経て、中国の南京汽車に買われました。

「ブリティッシュ・レイランド の盛衰 - 自動車会社とブランド」
(めっちゃ複雑やなぁ・・・)

片付けついでに、旧い写真をデジタル化していましたが、
四半世紀前、26歳の人間ドックの検査結果なども出てきました。
体重は60.5kg。
社会人になって増加傾向だった頃とはいえ、せめてこの頃のレベルに戻したいところ。
めざせ、自分ライトウェイト!

投稿者 aw@bitlog : 2012年01月11日 06:59

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コメント

今更ながらに、なかなか力・リキの入った車歴だなぁ、と思いますよ〜ホントに!
私のようにシルビア〜86トレノ、以降フルタイム4駆一筋(サブ車でFFもあるけど)人生とは、
ある意味対局をなすかもしれませんね、それにしてもイギリスのオープンとは・・・
私らが小僧の頃は英国車はイタ車と並んで故障・上等と言われていた時代のクルマだった記憶があります。
今、この年齢になってこそ「いいじゃないか」と興味を惹かれますが、当時は「あんなの乗る奴の気がしれねぇ」
と、埼玉の小僧は思っちょりましたとさ。

プラモ3個ねぇ・・・・さすがawさん、と言っておきましょう。
s

投稿者 しんさん : 2012年01月11日 12:28

バイク一筋、私も四輪は四つん這いの亀さんだとほざいてました。(^_^ゞ
27歳にして乗るようになったクルマ、車歴はトランポばかり・・・
スタートがブリティッシュLWSとは優雅!えらい違いです。
MGミジェットは旧車の集まりでもよく見かけます。今でも欲しいクルマのひとつです。
四半世紀超のクルマは無税、車検不要なんて保護策がとられないかな。
それよりこのサイズ、LWSのコンセプトを今に甦らせてはくれないものか・・・マツダあたりで。

投稿者 路渡カッパ : 2012年01月11日 14:05

>しんさん

当時は、もらい物のシビックシャトルがあった時期もありました。
やっぱり、旧車1台では心もとなくて。
自分で買ったクルマは、ミジェットとHR-Vとロードスターのみですね。
旧車はどこのでも壊れましたが、英車はリビルトの部品が充実していてしかもリーズナブルだったので、比較的維持しやすいと言われていました。
オースチンは、日産の部品なんかが使えたりしたそうです。
昔のクルマは、壊れるけど、構造がシンプルなので、修理もしやすかったみたいです。

>路渡カッパさん

旧車乗りのお友達の影響が大ですね。
クルマなんて、って思っていた都合、自分を納得させるだけのものが、「英車」であり「オープンカー」だったのだと思います。
歴史的ユーロ安のこの時期ですから、程度の良い旧車を仕入れて、最新の技術とパーツで蘇生させると、愉快な乗り物が出来るでしょうね。

投稿者 aw : 2012年01月11日 16:02

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