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2011年12月12日

早すぎた四輪版“チョイノリ”

夏頃に、近所のニトリの駐車場で捕獲しました。
スズキ・ツインです。
全長は、なんと2750ミリ。
我がBAJAがの全長が2160ミリなので、それより590ミリ長いだけってことで、笑っちゃうほどに小さいです。
それに、車重も、MT車で570kgと相当に軽いです。
さらに、なんと、ハイブリッド車もありました。
クルマはとっても小さいけど、期待は大きかったと想像します。
同時期に、バイクでは、「チョイノリ」が登場して、かなりの支持をされたことを考えると、
スズキは、この時期、「安価・お手軽」がキーワードだったのかも。
ただし、ツインは、売れませんでした。
わずか3年で生産終了。
コンセプトは似ているのに、なんでバイクは受け入れられて、クルマはダメだったのか?
割り切った潔さは、同じだと思うのに・・・。

バイクとクルマで異なる部分で大きなものは、維持費ですかね。
原チャリなんて維持費なんて殆ど無いようなものだけど、
クルマは小さくとも、最低限、軽自動車の税金がかかります。
駐車場に至っては、レクサスでも軽でも、基本同じ。
なので、損得勘定で考えると、経済的メリットは少ないです。
そもそもスタイリングも遊園地の乗り物みたいだし、このクルマを選ぶ必然性が弱すぎか。

このクルマは、電気自動車として、今こそ売り出すべき時期じゃないでしょうかね。
兎に角軽いので、小さな出力のモーターで済むでしょうし、そうすれば小さなバッテリーで足ります。
税金ゼロにすれば、シティーコミューターとしては、申し分ないかなと。
最低限、スマートくらいには格好良くすることが前提ですけどね。
でもって、外装や内装をお手軽にカスタマイズ出来るといいかも。
外板を簡単に取り外せるようにして、伸縮性のある撥水生地を張れるようにすれば、安価に着せ替え出来るし、少しくらいぶつけて凹んでもわからないですね。
洋服みたいにお気軽に着せ替え出来ると、色んなツインが街に溢れて、ひとつの「メディア」になる可能性もあるでしょう。

投稿者 aw@bitlog : 2011年12月12日 22:00

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コメント

往々にして時代に早すぎたクルマってぇのがあると思います。
コイツもそのクチではないでしょうか、それとやはり2人乗りは頭で分かっても、
生活材の一部としては不適格でしょうねぇ
今もう一度これら早すぎたクルマのコンセプトを活かして、細部を煮詰めたら相当良いクルマができそうですが・・・

昔の話、バイオレットやオースターなど日産のミドルクラスがFF化した折に、
デザインが飛びすぎで売れませんでした、10年後に見るとずいぶんオーソドックスなデザインなのね的な印象でした。
まぁデザインやコンセプト等々、どこにポイントするかは永遠の課題なんでしょうね、プロダクトの。
まぁ我らがHRVなんぞ、その最たるものですね。

投稿者 しんさん : 2011年12月13日 11:10

コミューターについては、走行距離に応じて税金や保険の金額をもっと柔軟に設定するなど、そのメリットを活かす政策が必要でしょうね。


でも、何にせよふたり乗りのクルマは売れない気がするけど(^^ゞ
となると、消費者の問題なんでしょうな。

投稿者 Nylaicanai : 2011年12月13日 11:35

タイミングってーのは難しいですね。
早くても遅くてもダメ。
大人2人+子供1人のパッケージなら、多くの人をカバーできるかも。
この手のクルマで、カーシェアーしようってアイデアがありますけど、
私、あれは間違ってると思いますね。
必要なときに気兼ねなく使えないと意味がないので、このミニマムなクルマは、携帯みたいなパーソナルな商品にして、お大人数乗るクルマは、カーシェアーやレンタカーで調達する方が真っ当かなと。
買える人は、2台目の車としてもいいですね。
そうすれば、家にしろ、道路にしろ、土地を有効利用できますね。
こんな事こそ、国策で勧めれば、本当の省エネルギーを達成できるのにと思います。

ああ、年末年始に1号のタイミングベルト交換が出来るか?

投稿者 aw : 2011年12月13日 11:38

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