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2011年10月15日

筋書き通りにはいかないキャブ調整

やや濃いめな感じ、しかも時々「お漏らし」をするTLR。
本調子のTLRを知らないので、今のエンジンの調子は、想像するしかありません。
まず、アクセルを開けたときの回転の上がり方はやや緩慢。
エンジンの回転はすぐに頭打ちになるけど、たぶんエンジンの性格かと。
トルク感はまずまずなので、メインジェットはまぁまぁかなみたいな。
ただ、プラグにはススが付きやすいので、問題はアイドリング〜低回転のあたりかと。
でも、オーバーフローは思い当たることがありません。
とりあえず、バラして掃除、各部のチェックの後再組み上げをしてみます。

分解時に、チャンバーの底に細かなゴミが見られたので、どこか錆びている箇所があるのかも知れません。
オーバーフローは、ポートの目詰まりなどが考えられるとして、キャブレタークリーナーで洗浄しました。

続いてフロートの油面を測ってみました。
TLR200は、24ミリですが、新品のフロートは、26〜27ミリほどありました。
これをいったん規定値の24ミリに修正しました。
後は、全てのポートをエアーで吹くのみ。
ジェットニードルは、標準の2FAの上から二番目だし、完全にデフォルトです。
さて、組み上げてキック一発エンジンはかかったものの、何かヘン。
タンタンタンって込みいい感じじゃなくて、ダダンダダンって鼻づまりのような回り方。
チョーク引きっぱなしみたいな感じです。
ダメじゃん!
なんで?
マニュアル通りにしたのに。
ぼやいていても始まらないので、再びキャブ奪取。
キャブを外すのはわけないんだけど、そのたびにガソリンを抜くのはやな作業です。

さて、やることは、フロートの油面を元に戻すこと。
といってもアバウトだけどね。
金属を曲げるだけだから。
たぶん、26ミリくらいじゃないかな。
フロートもガスケットも問題なし。
折角開けたので、ジェットニードルのクリップ位置を標準の2番目から3番目に変えてみました。
でも、これって濃くなる方向ですね。(汗)
とりあえず、これで組んでみると、今度はまともに回ります。
エアスクリューとパイロットスクリューを調整すると、アイドリングも安定。
回転落ちも今までで一番いい感じ。
たんにスロー調整が問題だった?
これでしばらく走ってみて、プラグの焼け具合を診ることにします。

投稿者 aw@bitlog : 2011年10月15日 19:00

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コメント

だいぶ状態が良くなった様で良かったですね。
私はTL系のキャブは125と200併せて6台以上
調整してきましたが100%低速が濃い症状になって
プラグにすすが付く状態でした。
ニードルとニードルジェットを新品に交換して症状は治まりました。

問題はオーバーフローですね。
フロートバルブは受けのほうもセットで交換されたんですよね?
フロートも新品、ガスケットも新品と言うことなので
何が原因なんでしょうね?

投稿者 1京都 : 2011年10月15日 23:36

来週のぽか〜んの集いは、どうやらキャブ談義になりそうですな。
あ、1京都さんとのね。私はさっぱり?ですから・・・(^_^ゞ

投稿者 路渡カッパ : 2011年10月16日 00:31

>1京都さん

やっぱり、低速が濃いですか。
同じだと聞くと安心します。
ニードルとニードルジェットは、まだ未交換です。
様子を見て、交換してみようと思います。
さて、オーバーフローの原因ですが、こちらは解明出来ていません。
交換部品に関しては問題ないはずで、干渉などもないと思います。
チャンバーの底に、粒子の細かなゴミが見られるので、未交換の部品に錆があって、どこか通りが悪くなっているのかも。
組み上げた直後は、オーバーフローもないので、そんなところじゃないかと想像しています。

でも、キャブ弄りは愉しいですね。
油面を少し変えただけで、あんなに調子が変わるとは思いませんでした。

>路渡カッパさん

「談義」で終わらないかも。
途中で部品をばらまかないように、ボルトナットの緩みだけ点検していきます。

投稿者 aw : 2011年10月16日 03:42

微妙なさじ加減はわかりませんが、ニードル換えて(綺麗に見えても怪しさ満天です、ボクもこれにやられました)フローとの油面も正規にして様子をみてはいかがでしょう?オーバーフローの原因はまだわかりませんが、まず基準に戻ってみたらと思います。

投稿者 サカテツ : 2011年10月17日 00:56

怪しさ・・・満点ですね。(笑)
やり方としては、ニードルを変えて様子を見て、
続いて油面を変えてみる感じかな。
完調なTLRに乗ってみたいです。

投稿者 aw : 2011年10月17日 19:14

チェンソーの話です。
回転を上げる場合はガスを薄くします。つまり回転を下げたい時は濃くします。

チェンソーは単純で調整個所が三点だけです。低速ジェット、高速ジェット、そしてスロットル。
高速ジェットで最高回転数を決めます。先のように薄くすると高回転になります。アクセル全開での回転数を決めます。ターゲットの回転に合わせるだけで簡単です。

低速ジェットで低速回転の調整をします。これは少し難しいです。低速で回転数が一番あがるところからわずか開けたくらいが吹きあがりが良い感じです。

アイドリングは安定が第一です。チェンソーはチェンが回り出さない回転数に留めます。参考になれば幸いです。

ちなみに、ぼくのつたない経験からですが部品をつなぐガスケットに僅かでも隙があると調子がわるくなります。

投稿者 tamai : 2011年10月17日 22:40

チェーンソーは、弄ったことがないですね。
チェーンソーや芝刈り機って、2stですよね?混合の。
TLRの場合も、アイドルから低速は、パイロットジェットが、
中速から高速域は、メインジェットとジェットニードルが担当します。
ガスケットやOリングなどに漏れがあるとダメなのも経験しました。
徐々に経験値が上がっています。
でも、セッティングは、なかなか一発で上手くはいかないですね。
それが面白いところではありますけど。

投稿者 aw : 2011年10月18日 00:44

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