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2011年05月08日

四国剣山スーパー林道ツーリングseason1

結局、当初の予定から2日遅れの今日、5月5日子供の日に出発となりました。
まぁ、子供オヤジの私には、お似合い?(汗)
とは言え、予定通り発っていれば、四国はおろか、明石にだって辿り着けていないか、
最悪、明石大橋の真上で立ち往生になっていたかも。
とにかく、いきなりのエンジンストールの不安は解消していないけど、
始動に不能にはならないようすなので、「賭ける」ことにしました。
宿と予約した後だったしね。
かといって、四国の林道、特に剣山スーパー林道を、さすがにトリッカーで走るのは、別の意味で賭けになります。
なので、同じ賭なら、やはりこのために仕上げたBAJA blueでって事に決めました。


より大きな地図で 201105四国剣山 を表示

【5/5 05:34】
期待と不安を胸に出発。
持ち物は、最低限。
・雨具
・シャツ、パンツ
・タオル
・パンク修理工具
・ツーリングマップル
・その他
重い荷物を抱えて走るのはイヤなので、テントは無しです。
シャツもパンツもいらないけど、ま、嵩にならないので。
今までは、パンク修理剤で済ませていましたが、折角タイヤ外しの経験も積んでいたので、KTCのタイヤレバーとフルサイズのメガネレンチと簡易ポンプを持参です。

兎に角、BAJAの状態が不安だったので、明石大橋までは下道で行くことに。
つまり、それも、試験走行です。
高速に乗るまでに壊れれば、そこで終わり。(汗)
が・・・走り出して数百メートルでストール。
マジッすか。
笑えないんですけど。
症状が好ましくないんですよね。
走行中にストールしてそのまま停止だから。
症状としては、以前のカプラーのショートによるトリッカーの停止と同じ。
それでも、改めてキックするとと何事もなかったようにエンジンは掛かります。
まぁ、行けるところまで行こう。
不安てんこ盛りの出発です。

【明石から淡路へ】
明石までは問題なく走りました。
で、いよいよ問題の高速。
しかも、橋を渡る前に、トンネルを走ります。
しかも、橋です。
めっちゃ不安・・・。
いざとなったらすぐに退避できるようにと、終始左端走行。


【06:52】
無事淡路SAに到着。
とりあえず、ホッとしました。
なんとか、行けそうかなと。
トイレで、軽量化。
朝食で、増量化。
この後は、鳴門で降りるまで、高速最長距離です。
でも、なんとなく、行けそうな気がしています。


【08:01】
高速克服。
ひゃぁ〜よかったぁ。もう高速を走ることはないもんね。
エンジンや排気音は、普通のXLRのそれで、機関的な問題は無さそう。

さて、目指す剣山スーパー林道は、徳島から県道16号を遡った先にあります。
途中の勝浦町でガソリンを補給し、道の駅ひなの里かつうらに立ち寄りました。

今年出来たばかりの道の駅らしいですが、
なかなかに地域色豊か。
柑橘系だけで、1ブース占領しているのは、さすが徳島。

見たことのない魚寿司もたくさんありました。
なので、お昼には早いのに、魚寿司と甘夏を頂くことに。

色がすごいので選びました。(笑)
見た目、「ままかり」っぽいかんじ?
味は、・・・私にはあまり合わなかったみたいです。

敷地内の東屋にお布団一式。
「これって、自由な人の所有物?」って思っていたら、但し書きをみてなっとく。
お遍路さんの為に用意されたものでした。

四国の深さに触れた瞬間。

この後、ガソリンも入れて、グイグイと走っていると、
またしても、エンジンストールで路肩に停止。
キックで再始動したけれど、ホンマ頼みます。

で、程なく剣山スーパー林道入り口着。
87.7km。ほぼ全線がダートらしいですが、ワクワクや。
20kmのダートでも、もうお腹いっぱいになるのに、どうなる事やら・・・。

初めのうちは、舗装林道が続いたけど、程なくしてダートに。
路面自体は、やや砂利ながらしまった土で走りやすい感じ。
車でも余裕だし、実際に車も見かけます。
それでも、途中に落石があって、でかい石がゴロゴロしているので、車では入らないが吉。
クネクネ度は薄くて、コンクリート舗装も挟みながら、どんどん高度をまします。


【北端】
スーパー林道最も北端の位置かな?
北の徳島を望んだ図。

はじめのうちはぎこちなかったダートと走行ですが、
さすがに、ずーっと走っていると、慣れてきます。
ダートは基本スタンディングな私。
同じく、基本トレッキングなんですけど、
今回は、若干テンションが上がりました。
徐々にリヤの滑りの具合を学習してきた気になって、
コーナーの度に、ワザと「プチカウンター」を当てようなどと、
邪な考えが頭を過ぎります。
意外にも、「プチカウンター」が決まるようになって、
「おりゃぁ!」とか、「とりゃ!」とか、つぶやきながら「怪走」が続きました。


【ファガスの森高城、12:21】

途中にあるおバンガロー。
中間地点なので、休憩するライダーに利用されます。
アフリカツインやトラザンプで来てる人がいたけど、
あれを林道で振り回すのは大変でしょうね。
高速なんかは、めっちゃ楽そうだけど。

開けた広い木立の中に、朽ちたバス発見。
なんか、けっこうシュール。
野営地としてはすごく良さそうだけど、バスが怖い。


【山の家奥槍戸】
温かい飴湯を一杯やって休憩。
疲れで集中が切れると、転倒や事故に繋がるので、疲れたら休むことにしています。
ま、オヤジの常識ですね。

この後も、疲れ知らずにプチカウンターを楽しみつつ走っていました。
でも、そのうち、後輪のスライドでない妙なすべり感覚が・・・。
まっすぐ走っていても滑り出す始末。
これは、どうも変だと停まって確認すると、後タイヤがぺちゃんこ。
うがっ!パンク!
すぐに、路肩に停車。
ビードまで完全に落ちています。
アカンやん・・・
ったく、出発前からトラブル続き。
またまたトホホの神が降臨しました。
といって、自分まで凹んでいても仕方がないので、
まずは、チューブを取り出して、修理が出来るかどうか確認です。
後輪を浮かせるための支えを探すと、目の前におあつらえ向きの石が。
本当に、シャシーを支える箇所が凹んだジャストフィットの石です。(笑)
こんな事もあろうかと、フルサイズのメガネレンチとKTCのタイヤレバーが役に立ち、
速攻で、後輪を外し、チューブを取り出しました。

チューブを取り出したら、パンク箇所を探しますが、なかなかわかりません。
釘が立っているわれでもないし、タイヤが割けているわけでもないし、
バルブの際も割けていません。

どこ?

空気を入れて、凹ますとあきらに洩れてるけど。
って見つけたのがこれ。

丸く切れています。
何やろ?とタイヤをひっくり返して出てきたのはワッシャー。
バルブのナットの所に類ているはずのワッシャーでした。
ってことは、タイヤ交換の折、タイヤとチューブの間に落っこちて、
デコボコ走っている間に、チューブを傷つけたと推理しました。
ってことは、私のミス。(汗)
とにかく、穴の場所がわかったので、パッチして空気漏れチェック。
どうやら直ったみたい。
後は、タイヤに納めてホイールに嵌めるだけ。
のはずでしたが、これが難航。
チューブを嵌めるとバルブが嵌らないし、バルブを嵌めやすいがからやると、チューブが難しい。
はて、どうやたっけ?
途中までチューブを押し込んで断念。
結局ホイールを完全に外しても断念。
仕方なく、再び、最初のやり方で・・・。
なかなかチューブが収まらなくて泣きそうです。
段々と日は陰ってくるし、とにかく、直らないと帰れないので、もう必死。
結局2時間くらいタイムロスしたかなぁ。
予定時刻に宿泊地に着かないので、もう一本の20kmほどの林道は断念して、R195でまっすぐ高知へ向かうことにしました。

そういえば、パンク修理しているとき、
何台ものバイクが通り過ぎていきましたが、
1台のバイクが、少し先でしばらくアイドリングしている音が聞こえていたと思ったら、
私を心配して引き返してきてくれました。
こういう心遣いは有り難いです。
単独走行ゆえに通じるところですね。

さて、R195は、以前に「怒濤の四国疾走レビュー(2日目)」で経験済み。
この道は、とにかくロードスポーツには最高の道の一つです。
特に、県境から高知へは、若干の下りになっているので、スピードが乗ります。
路面も良く、コーナーも中速以上で、実に爽快感溢れる道です。
バイクでも少しパワフルなのがいいですね。
ふたたびロドで走りたくなりました。

というわけで、以前と同じ場所でパチリ。
いつ見ても雄大な自然です。

19:00、この日の宿、「ウェルカムホテル高知」に到着。
このビジネスホテルは、前日の朝にネットで予約しました。
「【志国高知!龍馬ふるさと博】協賛キャンペーン!」とかで、バイキング形式の朝食付きがなんと3900円!
私も、大概の安宿の達人ですが(笑)、この価格は最低クラス。
覚悟はしていたのに、これがなかなかちゃんとしたホテルでした。
「ウェルカムドリンク」ってフリードリンクが付いて、併設のカフェでいっぱいやった後、
またまたネットで探していた、すぐ近くの割烹「タマテ」に向かいました。

「リーズナブルな割烹料理」がコンセプトらしいこのお店のネットでも評判はなかなか。

「どろめ」と呼ばれる生しらす、「もずく」「鰹のたたき」「野菜の天ぷら」にひれ酒をいただきました。
味は、如何にも王道な、逃げも隠れもしない感じ。
素材の良さを感じます。
全体に量が多いので、これだけでお腹いっぱい。
メニューには値段はないので、ドキドキしながら会計をしましたが、4.5千円ほど。
スタンダードな高知料理を味わうのに、最適なお店でしょう。

そんなわけで、お腹が満たされると、どっと疲れが出ました。
パンク修理が効いたなー。
明日の走りを想像しつつ、床につきました。

season2に続く。

投稿者 aw@bitlog : 2011年05月08日 17:10

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コメント

お疲れさんでした♪87.7kmのダート林道を堪能とは、羨ましい限り・・・
パンク修理工具は準備していくものですね。それ以外は思ったより軽装備で済まされましたね。(^_^ゞ
食事より安い宿賃ですが、それも正解でしたね。

投稿者 路渡カッパ : 2011年05月08日 23:39

私は土曜日に高松へお菓子材料の買出しに行く予定でしたが、何だか面倒になってきて、取りやめました。
最近、出不精になりつつあります。

オニイサンの行動力には脱帽です。
お疲れ様でした。

投稿者 ネエサン : 2011年05月08日 23:52

>路渡カッパさん

ホンマ、楽しかったです。
あのまま、ツーリングを続けたくなったくらい。
荷物が多いと、ダートが楽しめないので、可能な限り少なめでやってます。
やっぱりトランポが理想ですね。

>ネエサン

お菓子の材料を、高松まで買い出しに行く、というのは、思い付くだけで充分すごいと思いますけど。(笑)

投稿者 aw : 2011年05月09日 06:14

「道の駅あわじ、LOVE」!
BAJAの試走が海を渡るツーリングとは。
どんなトラブルが起こっても対処できる、勇気ある向う見ずな方でないとできませんね~。
高知のお料理美味しそうです♪

投稿者 nibochi : 2011年05月10日 22:20

>勇気ある向こう見ず

なかなか微妙な言い回しありがとうございます。
気持が先に立ってしまうほうなんで、失敗に事欠きません。(^_^;
ルートは、nibochiさんのお友達のを参考にさせていただきました。

投稿者 aw : 2011年05月11日 01:28

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