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2011年05月20日

トリッカーの弱いトコ?

さて、フロントフォークのオイル継ぎ足しも終わり、
明日の奈良三重パトロールへの準備は万端です。
トリッカーのフロントフォークは、BAJAなどに較べて、取り付けが簡易だし、
全般にシンプルなので、脱着はお手軽です。
若干、片側のオイル量が減っていたみたいで、少しだけ継ぎ足しました。
大きな支障は無かったでしょうけど、これですっきりしました。
ちょっと気になったところは、リヤスイングアームのピボットのガタです。
BAJAなどのニードルベアリングと異なり、トリのそれは、高機能樹脂のみの簡易な構造です。
ブッシュの脱着を頼んだYSPでも、圧入時に、一度ブッシュを痛めてしまったほどに、強度が高いとは言えません。
ピボットの締め付けトルクが53Nmというのは、BAJAの約90Nmに較べて、かなり小さい感じです。
ホイールアクスルの締め付けトルクが85Nmですから、イメージとしては、それくらいあってもおかしくないくらいです。
回転方向の扇動には問題ないみたいだけど、ひょっとすると、樹脂のデメリットとして、シャフトの締め付けを強く出来ないのではと勘繰っています。
で、締め付けが弱いとどうなるかというと、万一シャフトが緩んできた場合、シャフトの固定部分に負荷がかかると思います。
シャフトボウルとを緩めたままスイングアームを動かすと、少しガタつきが見られます。
このガタつきは、精度の点でマイナスポイントです。
一応、スタンドに載せた状態で、仮締めして。スタンドから降ろして本締めしました。
整備前、ちょっとしたギャップにハンドルを取られがちでしたが、整備後、すっかりハンドルのふらつきが消えました。
トリッカーは、ハンドリングが軽い設定のせいか、ギャップでハンドルが取られたり、
左右片方に流れる、といった報告を、少なからず聞きましたが、
一度、このピボットの取り付けをチェックしてみても良いかもしれません。

投稿者 aw@bitlog : 2011年05月20日 14:02

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