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2010年10月10日

リベンジ、R308暗峠!

不覚にも挫折してしまった国道(酷道)があります。
その名は、R308。
前回、なんの下調べもなく、入り込んで、
まだ序の口の段階で、しっぽを巻いて阪奈道路に逃げた為体は忘れようと思っても忘れられません。
奈良に野暮用が出来たことを幸いに、早速リベンジに行ってきました。

ルートは、前回と同じく、県道7号線と交わる砂茶屋の当たりから西進します。
相変わらず、入り口は控えめです。
「出来れば来て欲しくない」みたいな控えめさ。(笑)

入り口から少し入ると、「路地」ですね。
一応国道なんですが。
R308の酷道振りからすれば、かなりいい状態のレベルですが、
国道のつもりで入り込むと、結構戸惑います。

これは、まさに林道レベル。
径(こみち)マニアとしては、けっこうそそる道です。

奈良方向を振り返ったところ。
このあたりは、里山の風景を残し、いい谷戸も残っています。
この風景は、たぶん、この何百年と大きく変っていないはず。

暗峠の近辺を過ぎて大阪方向をみたところ。
マジもんの石畳の国道を初めて見ました。
(民家の壁の鉄パイプが気になります。干し物用?)

はるか彼方に大阪の市街が見えます。
峠付近は、比較的平坦なので、普通に民家も峠の「カフェ」もあります。
その昔、峠越えの旅人をもてなした名残でしょうか。

後方、奈良方向。
玄関先のパラソルからは、ここに至る険しさを想像できません。
青いティーダは、登坂専用のスペシャルギア比に変更済み!
だったら面白いなみたいな。

しかし、この国道の本領は、暗峠から大阪へ至る区間ですね。
実は、その区間の写真がありません。
どこも傾斜が急すぎて、バイクを停める気になれなかったからです。
BAJAの1速でもエンジンブレーキが間に合わず、
終始ブレーキをかけ続けるために、指がつらくなるほど。
バイクは、下りは苦手です。
そんな坂でも、下るフィットや登る軽四も見かけました。
もっとも、途中の斜面で停車していたスカイラインV35のドライバーの表情は、あきらかに途方に暮れていました。
そういうわけで、停車するのもままならず、
唯一、撮れたのが、扉の写真。
暗峠は、あきらかに「異空間」でしたが、
そこから見る大阪の市街地も同様に現実離れして見えました。
ハイカーに人気のエリアだそうですが、
単なる「身近な自然」ではなさそうですね。
この「トリップ」感は癖になります。

投稿者 aw@bitlog : 2010年10月10日 21:07

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コメント

うわぁ、懐かしい!
300年くらい前に、やはり二輪で通過したことがあります。
まったく変化していない様子に、ホッとしました(^^ゞ

投稿者 Nylaicanai : 2010年10月11日 08:39

一枚目の風景や石畳の写真など素敵ですね。

投稿者 tamami : 2010年10月11日 09:29

リベンジ、ご苦労様です。やはり体験してみないと
この異常さは理解できないかも・・・
雨天、雨上がりだけは避けた方が良さそうですね。

投稿者 路渡カッパ : 2010年10月11日 11:37

>Nylaicanaiさん

300年前というと、六代将軍徳川家宣の治世ですね。
富士山の宝永大噴火の経験が、日々の富士山観察の動機だとか。
また、昔話を聞かせてください。

>tamamiさん

歩くと、もっとたくさんの良い写真が撮れそうです。
足の筋力が回復したら、歩いてみたいです。

>路渡カッパさん

雨上がりは、リスクが高まりますね。
でも、雨上がりは、ドラマティックな風景に出会えそうな気もします。
オフバイクで大阪側から登るのは、比較的楽そうです。

投稿者 aw : 2010年10月11日 13:33

くらがり峠奈良街道 かわってないなぁ....

ここはハイキングで行くところだと思っていました。
バイクで....無事にお帰りになられて何よりです。

投稿者 ネエサン : 2010年10月12日 17:34

たぶん、最強の国道(酷道)じゃないですかね。
いいもの見せて貰った感じです。
いつか歩いて登りたいです。

投稿者 aw : 2010年10月12日 17:52

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