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2010年10月24日

さよならニッポン

「ホンダ、中型バイク初の「逆輸入」 海外生産に拍車」(asahi.com)

とか。
クルマじゃタイ製マーチが話題になってるけど、
いよいよバイクも海外生産の時代に突入でしょうか。
もっとも、海外生産は、今に始まった事じゃなくて、
大排気量車や、保安基準、騒音規制、排ガス規制に抵触しそうな機種は、「逆輸入車」として扱っていました。
国内の販売量は、ピーク時の3分の1にまで縮小してしまって、
作るのは大変だし、作っても売れないしってことで、
生産基地の海外移転は、いわば当然の流れです。
国内でバイクが売れなくなったのは、色んな理由がありでしょうけど、
バイクを取り巻く環境があまりに酷かったのは大きな理由のひとつでしょう。
・永く高速道路で二人乗りが出来なかった。
・にもかかわらず、高速料金は軽自動車と同じ。
・30年前は、免許を取れる年齢になっても取らせない運動があった。
・バイクのみ通行規制する道都がある。
・道路や道交法は4輪を中心に作られている。
・ETCの導入が遅れ、さらに機器の価格が高い。
・駐車場が無いまま、駐車禁止が強化された。
こんな案配。
バイクのデメリットばかりが喧伝されて、
省スペース、省燃費、小回りが利くなどの、バイクならではメリットが活かされないまま、国産バイクは姿を消すかも知れません。
あれほど「エコ」を謳っているのに、バイクに税金の免除がないのはおかしな話です。
本気で二酸化炭素の減少を望むなら、バイク利用を促進するのは大いに効果的なはずなのに。
道路を走る四輪が減れば、渋滞も減るし、当然ガソリンの消費も減ります。
近所のスーパーへの買い物なんで、カーゴスペースがあるバイクの方が遙かに便利なんですけどね。
バイクを、省エネ時代のシティーコミューターとして育てる施策があって然るべきかと多いますが、
クルマにすら乗らないお役人には理解不能かな。

ちなみに、いわく「最もクルマ事情に見識のある議員の一人」がこのレベルなので、暗澹たる気持になります。

投稿者 aw@bitlog : 2010年10月24日 08:31

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