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2010年08月28日

ケミカルの謎

仕入れたBAJAは、新しめとは言え、15年ほど前の個体なのと、
乗られていなかった時間が多かったので、錆もあちこちに見えます。
このバイクに限らないですが、車もバイクも、徐々にメンテナンスモードに入りつつあるので、
西宮の2りんかんにて、錆落とし用のケミカルを買って見ました。
このなかで、錆取り剤は、3点。
・Holts 「CHROME CLEAN」
・TANAX 「PITGEAR 錆取り剤スーパー」
・NEVR-DULL

「CHROME CLEAN」は、成分にアルミナが入っているので、いわゆる研磨系です。
クロームメッキ用と言うことで、比較的ダメージの少ないタイプってことでしょうか。

「PITGEAR 錆取り剤スーパー」は、赤さびに直接塗り込んで錆を落とすタイプです。
成分で特徴的なのは、「リン酸」でしょうか。
調べると、リン酸は、赤さびを黒錆に変化させる、とあります。
しかも、水分を含んだ水性なので、こいつは、黒錆化させて赤さびによる進行を止めようという考えのようです。
たしかに、錆の進行は遅らせることが出来るかもしれないですが、錆を取り除くのは難しそうです。

NEVR-DULLで特徴的な成分は「綿」です。
研磨剤も入っているようですが、透明な具合からみても、強力なものには見えません。
それでも、研磨に威力を発揮するのは、綿が研磨剤になっているからでしょう。
CRC556などを、綿に浸して使っても同じような効果があるってことですかね。

これらを駆使して錆を落とす実験をしてみたのがこれ。
微妙なところですね。(笑)
最も錆落とし効果の弱い物は、「CHROME CLEAN」。
つづて、NEVR-DULLは、綿が錆を引っ掛かける感じがあります。
もっとも楽に落ちる気がしたのは、「PITGEAR 錆取り剤スーパー」。
これは、塗ったあと、10分ほど放置してクロスで拭いましたが、最も楽に取れました。
この結果だけだと、「PITGEAR 錆取り剤スーパー」が一番ってことになりますが、これは、水性故に、最後の磨きでツルツルな質感になりません。
気持ち良くツルツルになるのは、「CHROME CLEAN」です。この製品は、光沢だしの機能もあるので、仕上がりがいいです。
NEVR-DULLは、粒子状の研磨剤が少ない分、場所を選ばない良さを感じます。
臭いが、テレピン油のような臭いがするので、室内で使わない方が無難です。
椅子の脚を使った実験結果では、胡麻塩状の錆は残ります。
さらに強力な酸で錆を溶かす錆取り剤があるので、場所によってこういったものも組み合わせれば楽に出来るとか。
色々試してみようと思います。

投稿者 aw@bitlog : 2010年08月28日 07:19

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コメント

わぁお 私もこんなん好きです。
ピカピカにするのは(力も要って疲れるけど)楽しいですよね。

投稿者 ネエサン : 2010年08月30日 18:32

(私の)統計によると、
クローム類の磨き好きは、男性に多いそうです。

投稿者 aw : 2010年08月30日 19:46

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