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2010年05月14日

移動のDNA

人類というのは、定住と移動を繰り返して、進化を繰り返し現代まで生き延びて来たそうで。
人口が飽和したり、天災があったり、気候が変動したり、敵が攻めてきたりで、
定住が難しくなると、次の安住の地を目指して、放浪の旅に出たのだそうです。
面白いのは、「いや、この場に留まって、地道に改良してやっていこうよ」っていう「定住型」と、
「もうここじゃダメだから、新しい土地を探そう」っていうフロンティアスピリットに溢れる「移動型」に分かれるそうで。
どうも、DNAに、そういった性質が刻まれているのだとか。
この、「定住」と「移動」を繰り返す、というのが、面白いですね。
どちらか一つではダメなんです。
「定住」は、高度な文化の開花に欠かせないですが、気候変動などがあったとき、
その場所に留まった種は滅んでしまいます。
「移動」は、絶滅の危機を回避して、新天地で再び再起する可能性を広げます。
一つの個体の中で、一所で留まりたい性分と、どこか遠くに行きたいって両方の性質があることは確かですが、
生物学的に見ると、定住を好む個体と、移動を好む個体がいて、総体としてバランスしているんだとか。
宇宙飛行士というのは、移動を好み、移動による環境の変化に強い資質を持っち人だそうです。
環境の変化に耐えるのは当然として、変化を楽しむというか、
未知への憧れが、恐れに勝るタイプだそうです。
まぁ、こういえば、そんな「移動DNA」を持った人はかっこよさそうですが、
これだけでも、種は進化しないんでしょうね。
だって、リスクを顧みず、危険に向かうやつばかりなら、やっぱりヤバイですよね。(笑)
周りを見ると、「あ、この人は、移動型だな」とか、「この人は定住型だな」とか、
けっこうハッキリと区別できる人がいます。
とはいえ、今の日本は、定住型DNAが多いように思いますが、
さて、あなたはどちらのタイプ?

投稿者 aw@bitlog : 2010年05月14日 20:25

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コメント

「移動はしたいけど、一人じゃ寂しいし、なんだかこわーい」派です(笑)

シベリアとか北極に近いような自然が厳しいところに住む人達って、どうしてそこの場所を選んだんでしょうね。そこでしか獲れない獲物もあるんでしょうけど、もうちょっとあったかいところでもその代わりとなる獲物は獲れるのに。
争いに負けて追いやられたとか、温かかった時期に移住したらその後寒冷化したとかそういうことでしょうか。
それでも住み続けるということは、住めば都なんですねえ。

投稿者 雅@戯雅 : 2010年05月15日 12:36

あきらかに、「厳しいだろ」ってところを選んでいる動物や人もいますね。
でも、おかげで外敵がいないなんてメリットもあったりして、何か幸いするかわかりません。
移動が必ずしも「吉」ではないということですかね。
じゃぁ、なんで移動するんだ?ってことですけど、
移動することで、どちらかが生き残る可能性が高まるってことではないかと思います。
「種の多様性」というのは、生物が存続する上で大事なことらしいですが、同様に、移動によって一箇所にまとまってしまわないことは、種の存続の可能性を高めるんじゃないですかね。

非常に残念ですが、雅さんは宇宙飛行士には成れなさそうです。(笑)

投稿者 aw : 2010年05月17日 10:11

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