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2010年05月19日

金沢21世紀美術館デビュー

金沢に来たら訪れたかったのが、ここ「金沢21世紀美術館」です。
この美術館は、展示よりもまず、美術館の施設自体が話題になりました。
GoogleMapsの航空写真でも丸さをはっきり確認できる白色の大きな円柱状の建物は、
世界的な建築のコンテストで賞を取ったようですし、
色んな体験型のアートオブジェも見所です。

この美術館は、無料のエリアと有料エリアに分かれますが、
当日の有料展示は、「ヤン・ファーブル × 船越 桂」。
船越 桂は、とても好きな作家なので、東京にいるときも、よく展示会には行ってましたが、
相変わらすの思索的な作風ながら、どんどん進化というか変化が見られます。
当初、「人的」だったのが、今は、人を超越した感じですね。
内外を問わず人気のある作家ですが、ジャンルは違うながら、何となく村上春樹の作品にも通じる空気を感じるのは、私だけでしょうか。
ともに、現代の人間の内面を描く作家なので、手段こそ違え、同じ感覚を共有されていることは、当然と言えば当然ですかね。
それにしても、いいなぁ、船越。

これが、有名なプール。
外から見ると、フツーのプールだけど、水中を人が歩いています。

「水中」から水面を見た感じ。
まぁ、間に水を張った透明な素材があるだけなんですけどね。
非日常の風景なので、驚きがあります。
面白いのは、水のおかげではっきり誰かわからないからだと思うんですが、
お互いに手を振り合ったりする人が多いことです。
ある程度匿名性が保たれると、人はコミュニケーションを取りたがるんですね。

この地下の廊下の先に、「プールの底」があります。

いくつかの無料展示もあるので、気軽に楽しめそうです。

美術館の外には、創造性溢れる体験型施設があります。
これは、中にはいると、外の世界が色付きになります。

このパイプは、敷地内の数カ所にあって、すべて地中で繋がっています。
子供がよく遊んでいるのを目にします。

美術館自体が、オブジェなので、どこを切り取っても絵になります。

この美術館と、金沢城跡、兼六園は隣接しているので、
セットにして訪れるといいですね。
ツーリングには能登も外せないですし、富山湾の味覚も同様です。
このエリアは、じっくり味わって見たいです。

投稿者 aw@bitlog : 2010年05月19日 07:38

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コメント

ここ、ここッ!行ってみたいなぁ。
新設の美術館は、野外展示やアートと触れ合える、建物自体もアート空間だったり
行ってみたい、も一度じっくり行きたいところが幾つかあります。
子供たちにとってもこう言う美術館が増えるのは好ましいですね。
幼い頃からアートに触れると言うのが感性を芽生えさせるきっかけになると思います。
旧態然とした美術館って子供じゃ退屈なもんですしね。
私の場合、美術の知識も疎いんで、面白く楽しめる美術館が好きなんですけどね。(^_^ゞ

投稿者 路渡カッパ : 2010年05月19日 18:32

実際、無料の展示は他の美術館ででもありますけど、
美術館自体が、「展示品」っぽいのは少ないですかね。

東京であれば、原美術館や世田谷美術館が、ここのコンセプトに近いですけど、ここまでではないですね。
体験型としては、NTTのインターコミュニケーション・センター(
ICC)ですけど、これは、屋内だし・・・。
この間カッパさんが行かれた、直島なんか近いかも。

こういう施設は、もっと街中にフツーにあって欲しいですね。
へんてこな公園オブジェなんかより余程いいですよ。

投稿者 aw : 2010年05月19日 22:02

しまった!
忘れてた!
ここ、行きたいんですよぉ。
とっても!
羨ましいぞ!

投稿者 Nylaicanai : 2010年05月20日 19:24

お気に入りの展示がある時に、行かれるよ良いと思います。

投稿者 aw : 2010年05月21日 05:58

同じですね^^私もこの美術館のために金沢行きましたから!
しかも私の時よりいい展示してる~
ここでの船越桂は絶対サイコウだわ!

投稿者 chie : 2010年05月21日 15:12

行きましたか!
船越桂は、確かにここに似合ってますね。
もっとも似合う美術館かも。
そう考えると、ラッキーでした。

投稿者 aw : 2010年05月21日 22:27

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