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2009年09月15日

第1回虎の穴ツーリング

週末、再び某H氏とツーリングに行ってきました。
今回のルートは、小淵沢>蓼科>佐久>下仁田>秩父を時計回りに回るコース
前回、お天気がイマイチで延期していましたが、
今回は快晴で、しかも少し涼しくなって、絶好のツーリング日和となりました。
ちなみに、なぜ「トラの穴」かと申しますと、
険しいクネクネを、泣きながらアクセルを開けるような、
スパルタ式かっ飛びトレーニングをする・・・わけではなくて、
「虎穴に入らずんば虎子を得ず」が如く、
少々のリスクを冒しても、楽しい道を発見しましょう的なノリです。
早朝6時、ようやく辺りが明るくなった頃、
前回と同じ、相模原のセブンイレブンに、5分ほど遅れて到着すると、
例によって、ピカピカの黄色いビートを拭き拭きしているH氏がいました。

今回のルートのポイントは、蓼科の「高原ルート」と「秩父の峠ルート」のミックスって所です。
唐揚げにメンチカツがついた感じ?
「高原ルート」は景色はいいですが、週末なので観光のクルマも多いだろうし、自由に走れるとは限りません。
「秩父ルート」は、景色はイマイチながら、逆に、道は週末でもガラガラで、好き放題走れます。
当初、八ケ岳を一周して帰る計画でしたが、計算上は秩父に回っても同じ距離であることに気がつきました。
だったら、同じ道を帰るのは、野暮ってもんです。
そんなわけで、このゴールデンルートが出来上がりました。
走行距離は、ほぼ400キロ。
時間にして、休憩等を含め、約12時間ってところでしょう。
日帰りツーリングとしては、多すぎず少なすぎず、ちょうどいい塩梅の距離です。

小淵沢までは、高速を使いました。
いつもなら、秋山道で大月まで行くところですが、
さすがに、今回は、余裕を持ちたいので、サクッと行きました。
高速は、早朝にもかかわらず、結構な数のクルマが走っています。
後1時間出発が遅いと、入り口で渋滞に巻き込まれるのは必死でしょう。
写真は、道の駅小淵沢。
時間は、8:00 a.m.。
高速もオープン走行の武闘派H氏に負けじと私もオープンで来ましたが、
そろそろ暖房無しでは、涼しすぎる感じです。
案の定、さすがのH氏も寒さを訴えていました。

【小淵沢から蓼科まで】
小淵沢から蓼科までは、「八ケ岳鉢巻道路」です。
まさに「鉢巻」状態のこの道路は、林の中を抜ける高原ルートです。
追い越し可能なのは、最初の方なので、可能であれば、早々にパスした方が吉です。
もっとも、爽やかな高原を味わいながら、マッタリ流すのもいいでしょう。
【八ケ岳鉢巻道路ムービー】

【蓼科】
蓼科は、かつてMGミジェットを所有していた折り、知り合いの旧車乗りのオジサンと良く来ていました。
都心からは、高速で2時間弱。
軽井沢や富士山周辺よりも、クルマも少なく落ち着いた風情の蓼科は、旧車でマッタリ走るのに最適です。
蓼科で、まず行ったのが、「ホテルハイジ」。
元皇族の方が経営者らしく、そのせいか、商業臭さが少なく、ヨーロッパのホテルのような落ち着いた良さがあります。
ここのガーデンレストランで、珈琲タイムにしようと立ち寄りましたが、時間外。
ちょっと朝が早すぎたようです。
ここは、部屋なども派手ではなくて、コンパクトで質の良い感じです。
これからの季節、ここを拠点に蓼科を回る週末計画は、とても満足感があると思います。

次に行ったのは、H氏オススメの蓼科温泉「小斉の湯」
歳に似合わず、渋好みのH氏が推薦するだけあって、なかなか滋味溢れる良さげな温泉だったので、
是非とも一風呂浴びたいところでしたが、さすがに時間が早すぎなので、躊躇しました。
でも、今にして思えば、ここに「混浴」があったことを忘れてした。
ああ、入っておけば良かった・・・。

次に、立ち寄ったのは、「バラクラ・イングリッシュガーデン」。
日本初の本格英国式庭園だそうで、これまた生憎の時間外でしたが、花や庭園に興味がある人にはオススメです。
ハイジに泊まって、イングリッシュガーデンを訪ねれば、すっかり英国紳士淑女(気分)です。

【バトル気分のr40】
蓼科から佐久へ向かうのはr40。
ここで、ビートの走行シーンの撮影です。
お得意の車載ビデオで、ストーカーのようにビートを激写しました。
ナンバーが入っているので、公開は出来ませんが、
2倍速で回せば、ロドとビートの激走バトルの出来上がりです。
このルートは、ツーリングマップルで紹介されていますが、
程よいクネクネが、高原の林の中を抜けるルートです。
クルマの数も少なく、景色、走りとも二重丸のオススメルートです。
【蓼科r40ムービー】

【マッタリな蓼科牧場】

高原と来れば=牧場=アイスクリームの方程式が成り立ちます。
まぁ、基本中の基本ですね。
景色は、まさに高原の牧場。
牛君達は、前日の雨で瑞々しさ満点の草を、本当に旨そうに食んでいます。
「くぅー!雨上がりの草は、チョーうめぇー!モグモグ」
喋れれば、きっとこんな事を言っているはず。

この牛は、角があるから雄牛ですね。
ってーことは、種牛?
めっちゃ羨ましいポジションなんですけど。
木の陰から恥ずかしげに伺うシャイボーイです。

平和な牧場・・・と思っていたら、
馬が倒れているじゃないですか!
いよいよ馬インフルエンザか!

こっちにも!
「だれかお医者さんは居ませんかーーー、馬の。」
って叫びそうになりました。
が、どうも馬の顔が幸せそうです。

つか、至福の顔。
涎垂らして、昼寝じゃないっすか。
しっかり旨い草食って、お腹1杯になったことだし、
ちょっと一眠りって塩梅ですね。
これじゃ、ドンブリ飯食った後、茶の間でトドみたいに昼寝してるオバチャンと変わらないじゃないですか。
すっかり野生を忘れちまってます。
こんなに弛緩した馬を見たのは初めて。
ライオンもいないし、食いも物の心配もないしってことになると、
こうなっちまうんですね。
すっかりゆる〜い気分になって牧場を後にしました。

【蓼科農ん喜村】

「農ん喜村」この名前に気がついて立ち寄りました。
道の駅ではなくて、「農業法人」ってあります。
都心では、ひどい野菜価格の高騰なので、産地での農作物の価格チェックです。
さすがに、産地は安いです。
一時の高騰からは落ち着いて、今は殆ど例年と変わらなくなっているとか。
そんなわけで、当然「買い出し」です。
2号のトランクには、箱に詰め込んだ新鮮野菜で満たされました。
幸せです。
帰ったら料理を頑張らねば。

【超ナチュラル癒し系カフェ、「YUSHI CAFE」】
来る前のネットリサーチで、どうしても行きたかったのが、ここ「YUSHI CAFE」。
サイトのデザインもなかなかステキで、これは行かねば!って気になりました。

09IMGP5596.jpg

どうです?ステキでしょ。
古い民家を、ナチュラル系、癒し系、懐かし系でリノベーションした感じ。
インテリアの小物も、足踏み式のピアノの壊れたヤツとか、
やはり、時計の動いていないヤツとか、
本棚には、昔の文庫本などの本があって、
「そうそう、子供頃に、ミシンを弄っていたら、指に針をはしてしまってね・・・」
みたいな昔話に花が咲くことでしょう。
一番下の写真には、H氏の自慢のハンチング帽が写っています。
当日の氏のファッションは、このお店の雰囲気にピッタリでした。

【神津牧場】

さて、佐久から富岡市に向かうのは、R254富岡街道です。
ランチ前にどうしても立ち寄りたかったのが、「神津牧場」。
道の駅下仁田などでは、毎度お世話になっている「神津牧場アイスクリーム」の郷を是非とも尋ねたかったってわけ。
ちょっと山奥に入っていく雰囲気の道の突き当たりが牧場です。
ここは、蓼科牧場の高原系とはちがって、山の中にある牧場です。
そのせいか、ちょっと地味目。
設備なども、やや寂れた感があって、一時の勢いみたいなものが失われた感があります。
それでも、とりあえず、アイスは美味しいです。
かわいい子牛もいるし、草刈り部隊のヤギ隊員とコミュニケーションも図れます。
ここでの食事は、イマイチ「サプライズ」に掛けそうな気がしたので、
第2候補として確保していた下仁田の「おかた茶屋」に舵を切りました。

【おかた茶屋】
09IMGP5607.jpg

ここは、昔ながらの由緒あるドライブインの風情。
R254を通るドライバーの人気ドライブインのようです。
人気の秘密は、当然食べ物。
ファミレスのようなレンジでチン系じゃなくて、地元の食材を使ったであろうボリュームある料理が人気のようです。
下田のネギとコンニャク、群馬のお肉と地元食材でまとめた「モツ煮定食」を当然のように注文しました。
暫く待って出てきたのは、高槻のような器に盛られたモツ煮です。
量は、普通の居酒屋で頼むそれの軽く2倍以上あります。
まぁ、モツなんで、問題なく完食出来ました。
なかなか美味です。
他のメニューも充実してそうで、ランチ時に寄るなら覚えておいて良いお店です。

この後は、私のいつものパトロールコースです。
下仁田からr45、R299と繋ぐかっ飛びコースです。
相変わらず、週末のこのお天気にもかかわらず、クルマは超少なめ。
いつもなら、かっ飛びですが、今日は先導車なので、マタ〜リ安全運転です。
それでも、2台のオープンがつられて走ってくると、前車は道を譲ってくれます。
これが、ちょいとプレッシャー。(笑)
いや、ありがたいんですけどね。
特に、このエリアは、道を譲られることが多いです。
土地柄とかあるんですかね。

いつものように、道の駅あしがくぼで一服した後は、
これまたいつもの成木街道で、青梅に出て、さらに渋滞を避けて、
日ノ出町、五日市、高尾と抜けてゴールです。
殆ど渋滞らしい渋滞に嵌まらず、ストレス無しに帰れた為か、
ほとんど疲れも感じませんでした。
途中、高速道路の情報がFMに入りました。
どうやら事故で登りが通行止めとか。
そうでなくても、帰りの甲州街道は混み合います。
運悪く嵌まってしまった人は、ウンザリしていることでしょう。

【反省会】
そんなわけで、今回のルートは、なかなか良いルートでした。
自画自賛ですが、自信を持ってオススメ出来ます。
終点の某コンビニで反省会。
って言っても、何も反省なし。
H氏も大満足!ってことにします。(笑)
一応、「第2回トラの穴ツーリング」略して「虎穴ー(こけつー)」を約束して、
H氏と別れました。
H氏、お疲れさまでした。
またまた、私のマイペースツーリングにおつき合い頂きありがとうございました。

09IMGP5620.jpg
H氏からの頂き物です。
はと三郎」って名前です。
これは、鳩サブレーの会社が、販売しているグッズですが、そこに行かないと買えません。
H氏のブログで見かけて、
「めっちゃいいじゃん、欲しいー!」
って大人げなくごねていたのに見かねて、買ってきてもらえました。
いわゆる「ごね得」?
ありがたいです。
お守りにします。

投稿者 aw@bitlog : 2009年09月15日 12:09

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コメント

ハイジ、バラクラ・・・高原らしい魅力的なところがありますね。
馬の昼寝も見てみたいけど(笑)
ムービーは続編があるのでしょうか?黄ビートH氏の走りは?

投稿者 路渡カッパ : 2009年09月16日 14:36

蓼科は、ちょっと涸れた感じで好きですね。
もっと通うべきでした。
京都からですとちょっと遠いですが、
1000円高速でサックっと行き帰りするのは、
悪くないプランかと。

H氏は、ビート保存会の方なので、上品に走られます。
別の愛車のランティスの時は、もう少し勇ましいですが。

投稿者 aw : 2009年09月16日 16:14

遅ればせながら、鳩好きです。
すっかりオッサン趣味を露呈した今回のツーリングでしたが
とても楽しかったです。ありがとうございました。

友人にはビートの運転の方が
勇ましいと言われた事がありましたが・・・上品ですか???
どちらにせよ、勇ましいという結論かもしれません。

まだ他にも鳩サブレーグッズがありますので
次回、またお土産で持って行きますね。

投稿者 H隊員 : 2009年09月17日 09:49

ああ、ずっと下品な走りの人と走っていたから、そう思えたのかも。

オッサン的には、オッサン趣味は気楽で良いですよ。
滋味な温泉も教えてもらえるし、
好きなホルモンも食べられるし。(笑)


投稿者 aw : 2009年09月17日 17:29

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