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2009年09月07日

東北ラストラン(1/3)

神戸に移転すると、
さすがに、東北ツアーも容易ではないってことで、
(東京からは)最後の東北ツアーを敢行しました。
今回は、何度かお邪魔している山形の友達への挨拶も兼ねています。
今回のルートは、往路が、以前に行った「東北リターンズ」で感動したR399とR349のチャンポンルート。
復路は、最上川沿いから喜多方、南会津、那須へと抜けるルートです。
都心から、下道中心の500km前後で、福島、山形、会津を味わうツアーとして、かなりイケてると自負するコースです。
難点は、帰りはどこから帰っても、渋滞を避けられない点でしょうか。
高速は、常磐だろうが東北だろうが、おそらく相当な渋滞が予想されます。
私は、なんとか下道を通って回避出来ないかを考えました。
普通に4号線で帰ると、後半やはり混むでしょうし、前橋方面に抜けても、詰まるのは経験済みです。
そこで、考えたのが、「急がば回れ」です。
4号線の東側を走るR294で我孫子に抜け、6号線水戸街道で都心を経由して町田へ至るルートです。
結果を言えば、柏のあたりで3キロ程の渋滞に嵌まりました。
もっとも、10キロ以上の渋滞の高速に較べれば、だいぶマシな方でしょう。
そんな感じの、毎度ながらの「変態ルート」です。

【前夜】
いつもの通り、Google MapsでPOI情報の収集とルートの作成を行います。
Google Mapsのおかげで、ドライブ計画が本当にラクになりました。
まだ、引いたルートを、そのままnuviに流し込める事は無理ですが、
経由地に通し番号を振って取り込んで、それを元にnuviで再びルート設定すれば、ほぼ同様のルートを引くことが出来ます。
つい、色々と調べているうちに、午前1時。
やばいです。2,3時間しか寝れません。

【出発】
予定の出発時刻は、早朝4時。
Googleで引いた地図から計算すると、550km以上。
田舎道では、平均速度は50km程度になりますから、走行時間のみで11時間。
休憩と食事タイムその他をいれると13〜14時間かかるでしょう。
となると、これくらいに出ないと夕方6時頃の到着は無理です。
夜露に濡れた2号の車体カバーを取って、ドアハンドルのロック解除ボタンを押すと、無反応。
ウンともスンとも、です。
「バッテリー上がった?」
最初に疑ったのは、それ。
でも、キーレスエントリーカード内蔵のエンジンキーでドアを開け、
イグニッションオンで、無事エンジン始動。
カードの電池が無くなったな、と思いました。
取りあえず、窓を開けようと、スイッチを押すと、窓も開きません。
「ってことは、ロック系のヒューズが飛んだべ?」
まだ薄暗いので、とりあえず、出発して、途中のディーラーで点検することに。
先行きが思いやられます。

【守谷SA】6:00 a.m.

常磐自動車は、守谷SAです。
この時点で6時。
明るくなったので、ヒューズをチェックしましたが、切れている様子はありません。
NCは、窓が下がらないと幌を開けることが困難になります。
お天気は、最高のツーリング日和なのに、
ディーラーが開く時間まで、窓を閉め切って走ると思うと、非常に憂鬱です。

【那珂IC出口】
09IMGP5498.jpg

高速を出た所で、取りあえずディーラーを検索しようと思ったら、またまた問題発覚。
どうもnuviの具合が変です。
衛星を捕捉が出来にくくなっています。
結局、完全にロスト状態に。
山陰や建物に遮られると、GPSからの電波を遮られることはありますが、
この時は、晴天で回りには全くの遮蔽物もありません。
電源を入れ直すと、一瞬捕捉しますが、すぐに受信状態が悪くなり、完全にすべての衛星をロストします。
こんな状況は初めてです。
まぁ、2号にはクラリオンのHDカーナビが付いているし、
ツーリングマップルもあるので、何とかなりますが、
これでは、折角詰め込んだドライブ情報が役に立ちません。
肝心のところで、役立たず・・・。

仕方がないので、選んだルートの記憶を頼りに、HDカーナビに再設定です。
まぁ、マップルだけでもオッケーなんだけど、
到着時刻の計算をしなければならない時は、やはりナビが無いとダメです。
余裕があれば、道草が出来るし、厳しい場合は、急がねばなりません。
さて、上がらないドアの点検もお願いせねばと、ナビを弄ってる時に、
ドア昇降のロックボタンが入っていることに気がつきました。
ドアが下がらないのは、この為でした。(恥)
キーレスエントリーが動作しなかったので、すっかり故障と思い込んでしまいました。
ありがちなミスです。
そんなわけで、晴れてオープンに出来たものの、
キーレスエントリーの動作不良は直らず。
まぁ、大きな問題ではなけれど、不便なことには変わりません。
後に、コンビニで電池を買って入れ替えると、あっさり直りました。

【R349極上ワインディングの始まり】
R349は、矢祭町まで、比較的カーブの少ない道が続きますが、
福島県に入ると、極上里山ワインディングに狂喜乱舞です。
後日アップ予定のムービーを見てもらえばわかりますが、
里山のワインディングは、穏やかながら地形沿った変化のあるクネクネです。
特に東北地方の道は、ガードレールが最小限です。
考えられる理由は、降雪地である為に、ガードレールが除雪などの邪魔になるからでしょうか。
他には、農地に隣接しているが故に、ガードレールは、除草や農作業の邪魔になります。
ゆえに、山の麓は、ワカメちゃんの刈り上げのようにきれい刈り取られ、
平地は、緑の稲穂が、分厚い絨毯の様に埋まっています。
こんな手入れが行き届いた美しい里山の間に、
縫うようなシンプルなアスファルトのワインディングが出来上がることになります。
地形図に切り替えると、この辺りの穏やかな地形を読み解くことが出来ます。
阿武隈の山々は、元々険しくはないですが、R349やR399が走る地形は、さらになだらかな起伏となっています。
複雑だけどなだらかで優しい起伏と、里山の手入れが、極上ワインディングのキモです。
福島の里山ワインディングを走ると、
日本には、まだこれだけの美しい風景が存在する事を実感します。

【最初のアイス】10:00a.m.

程よく気分良く走れた所で、休憩です。
名前に魅かれて、鮫川村は「手・まめ・館」って所に入りました。
小さな野菜の直売所って雰囲気。
この時、まだ10時前。
レストランはやってませんでしたが、アイスはオッケーでした。
エゴマ入りの「10年長生きソフト」です。
これで、最低限10年はオッケーです。(笑)

【線路と交差しながら走るR41】

R349とR399を東西に連結するのが、R41ゆうゆうあぶくまラインです。
地形図を見るとわかりますが、この道は、山々の谷間を走ります。
所々、並走して走る線路を交わる、旧道の面影があります。
やや風化の目立つ路面や、所々1.5車線で、走りを楽しむというよりは、風情を味わう道でしょうか。
クルマよりもバイクの方が楽しめそうです。

つづく・・・

投稿者 aw@bitlog : 2009年09月07日 15:52

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コメント

あぁ、美しい景色!

ちなみに、パワーウインドウのロックボタン、わたしもやりました。
うんともすんともいわなくなったんで、どうして? と思っていたら、トランクのオープナーと押し間違えてたというオチ。
あれ、場所が悪いですよ。

で、続きを早く!

投稿者 Nylaicanai : 2009年09月08日 22:53

東北、空気も良さそうですね♪
爽快、快走・・・
衛星ロストって、まだ早いような(^_^ゞ
朝からソフトで後半は、温泉めぐり?謳歌してますね♪

投稿者 路渡カッパ : 2009年09月08日 23:54

ラスト?ランですか~
でも、たぶん、否、絶対また来るとおもうなぁ、awさんのことだから・・・

那珂はウチの連中がほとんど毎日通過したり、下りたりしています(ウチは運送業ではありません、機械修理業なんですがね)
ちなみに鮫川村はウチの会社の仕事エリアなんですねぇ、遠いけど日帰りで現場作業してくるメンバーが時たまいます

しか~し、「1000円高速」で我も我もと遠出する人々がこんなにもいたのねぇと驚く日々。
(今まではどうしてたの?って皮肉の一つも言いたい気分)
今まで普通の人より遠出していた自分は、逆に敬遠して出かけない状況になっちまいました。
まぁ、帰省で家族総出で帰る人々には朗報でしょうね、
そんな時代に「頑固下道」流の家元さまの益々のご発展をお祈り申し上げます。

投稿者 しんさん : 2009年09月09日 08:48

これは私が安達太良SAで食べようと思っていたアイス!
朝早すぎて売ってなかったので、とっても羨ましいです。

投稿者 はとこ : 2009年09月09日 09:54

>Nylaicaniさん

あれ、間違いますよね。
メーター内に、インディケーターがあってもいいような。

>路渡カッパさん

空気はいいですが、時折、香ばしい臭いもします。
木や草の香り、焚き火の煙の臭いなど、
語感で風景を感じ取れるのがいいところですね。

>しんさん

あのあたりもしんさんの活動エリアですか。
けっこう手広いですね。

>1000円高速

元々、クルマで旅行したいという欲求が高かったってことですかね。
高速が、高い料金と不便な乗り降りのために、その欲求が押さえられていたと言うことでしょう。
そういえば、国交省の、無料化による経済効果の資料が出てきたのだとか。
そんな調査はしていないといいながら、民主が政権をとったことで、公になったようです。

>はとこさん

はとこさんの場合は、早朝と言うより、「深夜」の出発ですからね。
是非ともエゴマアイスを食べていただいて、長生きしてください。

投稿者 aw : 2009年09月09日 11:03

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