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2008年03月28日

起毛車体カバーの秘密

カッパ2号の車体カバー(仲林工業製)が届きました。

左は、起毛じゃないカバー、右は起毛のカバーの生地です。
明らかに、起毛の生地のほうが目が細かいです。
触った感じは、起毛のほうがソフトな印象。
起毛でないカバーの生地は、収納用の袋のそれですが、
おそらく、起毛でないカバーはこれを使っていると思われます。
で、この違いは何か?
理由は、裏生地を見るとわかりました。

これが裏側。
右は当然起毛です。
でも、イマイチ起毛さ加減が少なめです。
見た目、左のノン起毛のほうが丈夫そう。

起毛生地の縁です。
もうわかりましたでしょうか?
起毛のカバーの秘密。
カバーの縁に「塗装」のような跡が見られます。

ちょっと分かりづらいですけど、
起毛処理をしていない裏生地が、縁の部分に見えます。
つまりどういう事かというと、
裏面は、生地に起毛処理(わざとけばだたせる)を行い、
表面は、防水塗装を施す、という仕組みのようです。
つまり、一枚の生地で作られているというわけ。
生地が細かいのは、元々起毛に適した生地だからでしょう。
生地の丈夫さで言えば、起毛でないほうの生地のほうがありそうな印象です。

まぁ、当然この程度の防水性はあるようですが、
それがどの程度持続するかは未知数です。

正直な感想を言えば、ややチープな印象。
安く起毛カバーを作ったということでしょう。
良い点は、起毛カバーにもかかわらず、生地を薄く出来ているところ。
一枚生地ですからね。
評価は、後付けの防水塗装の耐久性と、
起毛の有効性しだいでしょうか。

【追記:取り付け】
実際に取り付けてきました。
設置のやり易さは大事なポイントです。
純正のカバーは前と後ろで、ヒモを引っ張って、裾を閉じますが、
この製品は、縁のゴムが通っています。

フックをボディ下に引っかけて固定します。
フックは、長さの調節をできるベルト\に繋がっています。

実はこの状態で、ナンバープレートの番号がわかります。
それくらいに、生地は薄いです。

裾はゴムで解いて、左右計4点のフックで固定します。
フックのベルト自体に伸縮性はないですが、
生地自体柔らかめなので、フックを強めに掛けると、生地が伸びます。
フックは便利でいいけど、しっかりと固定されている訳ではないので、
激しい風ではずれる事は予想されます。
ゴムのベルトに変える事で、ずいぶんはずれ難くなるでほす。
縁のゴムも、しばらく使っていると、張力が落ちてくるはず。
被せる時に、このゴムの張力が邪魔になるので、純正と同じくヒモを引っ張って固定するほうが良いかも。
専用なので、被せた感じはフィット度合が高いですが、もう少しだけ前後長に余裕があったほうがいいでしょう。
全体に、フィット感が高く、下側からのホコリの巻き込みは少なそうです。

投稿者 aw@bitlog : 2008年03月28日 15:22

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コメント

ずいぶん昔、野天のときボディカバーを使いましたが
強風のたびにめくれたり、外れたりで自転車に使うようなゴムひもでぐるりと留めたことがあります
夜明かりのボディにはヒモの跡がよくわかりました・・・
今はフック等で固定するようですが、そのへんも教えてくださいね
レポート期待して待ちます

投稿者 しんさん : 2008年03月28日 17:45

以前(NBの時)は、フルカバー(起毛無し)を使ったのですが
風で、ボディを擦られ、やすり掛け状態に。しかも黄砂除けのつもりだったのに
黄砂は通しました。4、5日着けっ放しのカバーを開けたら、
結局、洗車の破目に・・・。そのためNCではハーフカバーにしたのですが
起毛フルカバーとなれば、興味ありです!
そのあたりの使用感も教えてください。

投稿者 路渡カッパ : 2008年03月29日 22:41

>しんさん、路渡カッパさん

設置具合を追記しました。

たしかに、黄砂の粒子は、花粉よりもずっと小さくて、
大抵の生地を通してしまうようです。
カバーがしっかり固定されていないと、風ではらんでボディーがこすれてしまいます。

投稿者 aw : 2008年03月30日 16:41

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