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2006年12月11日

たぶん、初めてのSF映画

『海底2万マイル』
『八十日間世界一周』とともに、おそらく、初めて観たSF映画です。
SF大好物な小学生だった頃、このジュール・ベルヌH.G.ウェルズアーサー.C.クラークなどを読みふけったものですが、映像は、強烈にインパクトが残りました。

世を憂う完璧主義者の科学者が主役のストーリーは、今観ても結構ヘヴィー。
色調も、全体を通して暗くて、正直子供向けとは言い難い感じ。
当時の小学生は、こんなの観てたのねー。(^_^;

ネモ船長は、気持ちの整理をつけるときに、かならずパイプオルガンを引きますが、
彼の表情はいつも苦悩に満ちています。
完璧主義者ゆえの孤独のシーンです。
彼が弾く曲は、「トッカータとフーガニ短調
ドラマや映画などで、「孤独」で「完璧主義」な少々歪んだ考えになってしまった配役が、苦悩するシーンでは、けっこうお気軽に使われたように記憶します。
最近では、お昼のドラマやアニメ以外では滅多に使われることはないかな。
この楽曲は、【マクリーンの音楽部屋】よりDLしました。
このサイトは「主にバロック期作曲家のオルガン作品をMIDIファイルにて公開している音楽サイト」だそうです。
さぁ、すこし、ボリュームを上げて、気難しい顔をしながらこの曲を聴けば、
あなたも今日から「マッド・サイエンティスト」(笑)。
告白しますと、中高生の頃、バロック調の音楽に嵌っていた時期があります。
たしか、NHK-FMで、バロック音楽の番組があったと思うんですが、
それをカセットに録音して聴いたり、EL&P(エマーソン・レイク&パーマー)の「展覧会の絵」を聴いて悦に入ってました。
自意識過剰120%なちょっと恥ずかしい青春の頃です。(^_^;

このノーチラス号の中から海底を望むシーンは印象的でした。
もちろん合成なんですけど、海底の青さが合成をの欠点を隠していたように思います。
操舵室のメカニカルな意匠と、この大きな窓から見える海底のシーンなどは、後のSF映画やゲームに影響を与えたのではないでしょうか。
Cyenの描く、『MYST』や『RIVEN』の世界は、ジュール・ベルヌに影響受けた部分が多いように見受けられます。

あ、そういえば、『RIVEN』はやり遂げないままだった・・・。
OSX版買い直そうかしら・・・。(^_^;

投稿者 aw@bitlog : 2006年12月11日 11:24

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コメント

はじめてのSF映画…、小さい頃に観た作品は、TVドラマと映画の区別(記憶)があいまいなんですが、はっきりと映画作品として一番古くに刻まれているのは「タイムマシン」(ウェルズですね)です。

時間移動するにつれて、マシンの周囲がコマ送りの様に早変わりするさまは、今でも印象に残っています。もちろん、当時でも「なんで、彼とマシンをよけて、岩とかが積み上がっていくの?」なんてつっこんでいたりもしてましたが(笑)。

ヴェルヌは、本で最初にSF体験した作家です(80日間〜)。同時にジュブナイル作家として認知されていたヴェルヌの作品を通じて、同じ原作でも、編集者が対象とする子供をどの様に捉えるかで、内容・文体が大きく異なるものに変わるのだという事も知りました。

投稿者 おむ : 2006年12月12日 01:42

結局のところ、私たち同年代のSF体験は、ウェルズってーことになるんでしょうか。

ふと気が付くと、インターネットや携帯電話など、すでに当時のSFを超えてしまったものがある反面、
車は、まだ空を飛んでいなかったりします。

投稿者 aw : 2006年12月12日 06:32

ノーチラス号、ディズニーシーに停泊してますね!
潜水艦もの大好きです、極めつけは「海底軍艦」ですが
他にもシーヴィー号やマイティジャック、スティングレー等々
眼下の敵にレッドオクトーバーってSFじゃなかったですね・・・
恐竜の島に行けたのも潜水艦(Uボート)故でしたね、
とりとめないのでこの辺で・・・

投稿者 しんさん : 2006年12月12日 08:21

懐かしいですね>マイティージャック。

「潜水艦」って、なんとなく、海底の“宇宙”を自由に行き来できる「宇宙船」のように思えます。
基地がある島も、潜行して出入りするところが、隠れ家好きの子供心を煽ります。

投稿者 aw : 2006年12月12日 12:04

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