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2006年07月11日

GR見たもんチェック

GRのファーストインプレッションです。
といっても、まだまだ使いこなしにはほど遠いので、見た目と軽い使い勝手。
ホンマ軽くてすみません。

最初の印象は、
「あら〜、荒っぽい」
「いいんすかぁ、こんなんで?」
です。
IXYなどは、実にきめ細かい仕上げですが、
このGRときたら、一見してラフな仕上げな印象。
スタイリングは・・・、分かりません。(^_^;
いわゆる、“正統派カメラ”?
コンパクトでありながら、とりあえずグリップがついて、持った感じも悪くないです。
最初に、「ラフな仕上げ」と書きましたが、ざらついた塗装のボディーと、柔らかめのラバーのグリップのおかげか、手の引っかかりが良くて、落下の危険も少なそうです。
「塗装」と書きましたが、金属筐体(マグネシウム)の地肌を荒らす処理をしているのかも知れません。
いわゆる、“高そうに見える”細かな造形や仕上げは皆無です。
ファインダーを固定するジグがあって、それのめくら蓋があるんですが、そういった余計な分割ラインがはいっているので、余計にラフに見えてしまいます。

【前から】

【後ろから】

【操作系】
IMGP3692.jpg

操作系で特徴的なのは、「ツインダイヤル」と呼ばれる、トップの前後にあるダイヤル。
普通なら、メニューの階層に埋もれてしまう機能を、この2つのダイヤルを使うことで即座に呼び出そうというアイデアです。
撮影中に、解像度やホワイトバランスを変えたいことは良くありますが、そういうニーズに応えた機能でしょう。
背面のダイヤルをプッシュ/回転して、呼び出し/モードの選択をおこない、前面のダイヤルでモードの各項目を選びます。
なかなか便利そう。
ですが、ですがです。
これ、ツインじゃなくて、一つのダイヤルで実現できなかったかしら。
2つのダイヤルを使うために、どうしても頭で“考えて"しまいます。
ダイヤルを使ったのはとっても良いと思いますが、もう一息です。(^_^;

IMGP3693.jpg

背面の操作系は、いわゆる、デジカメの定番タイプ。
使い方に戸惑うことはありません。
でも、気になるところが2箇所。
ひとつは、真ん中の「MENU OK」のボタン。
固定が甘いせいか、回転するみたい。
なので、微妙に文字が傾いてる。(^_^;
指で調整すると直るんですが、オイオイって言いたくなる。
もう一つは、閲覧モードのボタン。
シルク印刷なんでしょうけど、アイコンがちょっとゆがんでるみたい。
なんだかなー。(^_^;

ワンアクションで、マクロやFLASHの設定を行えるのは、とーーーーってもグッド。
OptioXの場合は、4アクションくらいかかって、とーーーっても面倒。

全体に、実際の撮影操作での簡便性を計ろうという試みがされているようで、
そのあたりは好ましく思いました。
ただ、モードによっては、折角のツインダイヤルが生かされていないことが多く、
操作体系の整合性はもう一歩か?
「いいんだけど、もう一息」ってところでしょうか。

IMGP3694.jpg

フラッシュはホップアップ方式。
少しでもレンズから光源を離すためだとか。
この部分は樹脂のようで、ボディーとの仕上げの違いから、安っぽい印象の一因になっています。
不幸にして落下させた場合、まずここがやられるでしょう。
たぶん、設計もそんなことは織り込み済みで、最悪、ダメージが他に及ばないような造りになっているとは思いますが。
IMGP3697.jpg

沈胴部分はしっかりした造りで、ガタつきは皆無です。
精度も高そう。
OptioXは、微妙にガタつきあり。(^_^;

全体にGRに感じるのは、「手にしっくりくる感じ」
それは、「滑りにくい筐体」や「しっとりしたグリップ」であったり、
ワンアクションで使えるマクロモードであったり、
ジーンズのポケットに入るコンパクトさであったりします。
何より、ゆがみのない“見たまんま"の写真を撮れることと合わせて、
このしっくり感につながっているんでしょう。
見た目は少々野暮ったいけど、
アナログカメラの実績に叶った形なので、説得力があります。
こうなると、最初の「荒っぽい」といった印象も変わってきます。(^_^;

「使い込みたくなる」カメラですね。

【補足】
パソコンへの接続やバッテリーの充電に関しては、イマイチです。

R0010140.jpg

Optio Xは、こんなスタンドがついていて、ここに載せるだけで、パソコンにUSB接続されて充電も出来ます。
なので、写真を撮ってきたら、スタンドに載せるだけでオッケー。
対して、GRは、バッテリーをはずして、充電器に載せなくてはなりません。
USB接続でデータのアップロードは出来ますが、充電は出来ない模様。
これが出来てくれると、バッテリーの充電が容易になるんですが。
GRの良い点は、単四電池が使えるところ。
この点は、ちょっとした旅行でも不安がありません。

投稿者 aw@bitlog : 2006年07月11日 22:13

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コメント

トップの写真、レトロな雰囲気ですね。
昔、叔父が持っていたCONTAXのカメラ、レンズを装着する前のペッタンコなのを思い出しました。

投稿者 ネエサン : 2006年07月12日 05:53

帰ってきました。でも明日からまたスタジオ軟禁です・・・

GR、普段持ち歩くには丁度良さそうですね。
なんだか細かいキズが似合いそう。
ケースに入れずにリュックに放り込んでおく感じで。

欲しくなってきた!

投稿者 コーキ : 2006年07月12日 12:37

>ネエサン

白熱電灯のスタンドで撮ってみました。
GRってトラディショナル雰囲気ですね。

>コーキさん


お務めご苦労様です。
とおもったら、また軟禁!
キッといい作品が出来ることでしょう。

GRは、たぶん使い込んで少々あちこち剥げてきたあたりがいい感じに見えるカメラかも。
風景撮られるのであれば、お薦めです。

投稿者 aw@bitlog : 2006年07月12日 12:54

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