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2006年07月13日

ジレンマ

1ヶ月半近くやっていた仕事を何とか終えることが出来ました。
新しいサービスのためのインターフェース開発用のシミュレーター制作ですが、
デザインから、Flashによる動作モデルの作成までというボリュームは、なかなかのものです。
どれくらい“なかなか"かというと、
冷静に、やるべく作業と作業時間を箇条書きにしていくのが怖くなるレベルです。(^_^;
新しいアイデア提案からなので、内容的にはとっても刺激的なものですが、自由なものほどまとめるのは大変。
説得力ある提案が不可欠なんですが、提案すればするほど、作業は増えて自分の首を絞めることになります。
これは、いつものジレンマ。(^_^;
なので、そのさじ加減も大事。
アイデアてんこ盛りになりすぎると、それを消化出来ずにタイムリミットになる恐れがあるし、結果として完成度が低いものになっては、元も子もありません。

アイデアを練ること自体、とっても楽しい作業です。
なんたって、常日頃感じている欲求を解消する作業ですから。
しかし、それを実際に形にして現実に動くものにするのは一筋縄ではいきません。
アイデアが実現できそうな破綻のないデザインをまとめて、
それが、Flash上で整合性を持った動作をするような設計を考えねばなりません。
これが、かなり厄介。
ある程度、最終的な構造を思い描かないと、後で、泣く羽目になります。
仕様によっては、さらに色んな条件をクリアできる設計を考えねばなりません。
後々修正や変更が予想される部位は、それが効率的に行えるようにとか、
扱うデータが多い場合は、より工数を減らせるような工夫とか、
再生する環境に合わせて、軽量化を図るとか、
Flashの仕様やバグを回避しるとか、
etc...。
ああ、面倒&奥が深い。
深すぎて底が見えやしない。
つか、ゴールはあるの?っつー感じ。

Flashは、バージョンアップのたびに高度になって、今や出来ないことがない、と言えるほど。
まだまだ、頭の中にあるイメージと制作技術には、大きな落差があります。
技術の研鑽も積まないとなかなかついて行けません。
一度やった経験のあるアイデアであれば目処はつきやすいですが、新規のアイデアだと“自前のCPU”は、なかなかついてきません。
古くなったからといって、取り替えるわけにもいかないので、経験を重ねるしかないところ。
ここの所左脳を使う機会が少なかったので、少しトレーニングするしかないですね。
まぁま、嫌いじゃないけど、ついもっと楽しいことを優先させてしまうのが悪いクセです(^_^;

因みに、優先順位は、
Flashお勉強<3Dお勉強<サーバー弄り<GPS&カメラ系<お料理<乗り物系遊び。
乗り物系は、この時期、2輪と4輪に加え、カヌーが入ってくるので結構“層が厚い”です。
更に不謹慎を覚悟で言えば、この夏は、「ロディオ」を何とかしたい!
因みに馬じゃありません。
カヌーのロディオです。
これは相当におもしろそう。
手続きはそれなりに面倒くさいので、私的にはハードルが高いですが、チャレンジはしてみたい。

でも、先ずはお仕事系優先しなきゃね。(^_^;

投稿者 aw@bitlog : 2006年07月13日 09:31

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コメント

こちらは業務系ですが、提案すればするほどユーザーは喜びますが時間がかかることに。予算はそれほどとってくれないし、打ち合わせを重ねればますます話しがおおきくなって...。
ジレンマです。人的作業(ミス)の軽減のためのシステムを考えるのは面白さもあるのですが、同じく自分の首をしめることになりますね。

ってなことで、そうなりかけの打ち合わせが今日も午後から。いかに費用をだしてもらえるか、苦手なんだ、お金の話。
さて、着替えしよう。

投稿者 ネエサン : 2006年07月13日 11:08

ま、商売ってどんなものでも同じなんですが、
最善を尽くしても、結果に満足して貰わないと仕事が続かないですし、かといって、過剰なサービスをしていても無理がきてしまいます。
アイデア練る時間は合理化できないし、むしろ時間をかけたいくらいなので、
とりあえず、やれることは、
“如何にして作業効率をあげるか”
ですね。
打ち合わせを最小限度にしたり、ネットで済ませたり、
できるだけ作業効率の良いアプリケーションを使ったり・・・。

「小さな事からコツコツと」ですね。・・・。(^_^;
打ち合わせがスムーズに進むことを祈ってます。

投稿者 aw@bitlog : 2006年07月13日 12:27

今日の打ち合わせ。

「ソフトって資産をもってるんだから、ちょっと変えるだけでしょ。だから、B社に、それ以上かかるんやったら使わんって言った。」といきなりユーザーが切り出したの。

そこで、「ノウハウとしての資産はありますよ。だけど、それをそのまま使えるものではありません。項目を参照にする程度ですよ。そこをご理解いただけないのであれば、私の提案も理解できないでしょうね。」ってところから始まりました。

え?って言う反応だったので、説明をして、B社への対応のまずさも反省されたようでした。来週に再見積もりの提示をすることを了承していただきました。

やれやれです。問題はまだまだ有りですね。

来週、このユーザーさんの企画で暑気払いの宴会があります。参加費は(焼肉屋で)一人15,000円。どんなメニューか楽しみです。私、正直なところ、この費用出すんだったらアサヒヤさんへワインのオーダー出したいよ~~。

投稿者 ネエサン : 2006年07月13日 22:57

お疲れ様でした!
ところで……

>説得力ある提案が不可欠なんですが、提案すればするほど、作業は増えて自分の首を絞めることになります。

これは真理! なかなか難しいところです(^^ゞ
それに、良いものをつくろうと思えばお金がかかるのは仕方がないことなのに、このご時世、クライアントはコストだけを下げさそうとするし。

楽しくって、儲かる仕事をするのは大変です(^^ゞ


投稿者 Nylaicanai : 2006年07月14日 02:52

ネエサン

その15,000円の焼き肉パーチー、ぜひ内容をご報告ください。そんな高いの、食べたことないから(^^ゞ

投稿者 Nylaicanai : 2006年07月14日 02:53

Nylaicanaiさんへ

>その15,000円の焼き肉パーチー、ぜひ内容をご報告ください。そんな高いの、食べたことないから(^^ゞ

HUSにも同じことを言われました。「15,000円?焼き肉で?どんなウマイもん喰わしてくれるんやろうねえ。話のネタに行ってきたら!?」 てね。

来週の金曜日の晩です。カメラ持参で行って来ますね。

投稿者 ネエサン : 2006年07月14日 07:39

幸いにして、交渉相手は、同じ現場の人である場合が多いのでまったく話が通じないなんてことはないです。
これが、資材の人なんかが相手だとたいへんでしょうね。
費用軽減がお仕事ですから、立場がまったく異なりますから、まず、対費用効果から説明しなきゃいけない。(^_^;
相手が必要としているもの以上に作り込んで、「お金がかかります」なんていうのは筋違いなので、どういうものが望まれているかを探るのも大事ですね。
このあたりの呼吸が難しいところで、クライアントが望む100%を出せば良いかと言えばそれではダメです。
「クライアントが望むもの」=「最良のアイデア」
であることは少ないからです。
結局、打ち合わせの結果、まったく別のものを作る事になるケースも少なくないので、クライアントの要求の“真意"を探ることが必要になります。
よくよく話を聞くと、当初依頼のあった内容とはまったく違う、なんて毎度の話です。(^_^;
後は、如何に自分のアイデアを認めてもらうか、ですね。
“聞き上手"かつ“話し上手"がスムーズな打ち合わせの秘訣かなぁ。
分かっていながら、まだまだなんですけどね。(^_^;

投稿者 aw@bitlog : 2006年07月14日 09:20

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