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2006年06月24日

プチおもしろ植物図鑑

6月は、草木が茂る季節です。
梅雨のおかげで、もう生え放題。
道ばたも植木もボウボウ。
そんな光景を見かけるたびに、むか〜し観た映画を思い出します。
インディペンデントだか、自主制作だったか、
たしか、『Gardens』って言うような名前だっけか。
内容も忘れたけれど、街の中に草木が溢れるというイメージのみが、
頭の隅に残っています。
近所の路地で、ちょっとおもしろい植物の形を見つけました。

赤い花は、終わり近し?

花びらが落ちると、こんな萼が残ります。
葉っぱの真ん中から、出た形がユニーク。

これって・・・

あざみ?
かなり自己防衛に熱心な奴ですね。
最適な虫以外を寄せ付けない戦法?

葉っぱが白くなってます。
葉の根っこから花弁が伸びるようで、
おそらく、花びらに見せたトリックなんでしょう。
花びらって、花粉を付けてくれる虫を寄せ付けるために仕掛けなんですね。
花を付けるのは、とってもエネルギーが必要だと聞きますが、
この季節、紫陽花といい、今回の植物といい、
花びらの代わりに萼や葉を、花びら代わりに使う種類が多いように思います。

「さがしものは、なんですかぁ〜」

「はいつくばって はいつくばって 一体何を探しているのか?」

黒い萼から、青紫の花が飛び出たような形。
色といい、形といい、かなり個性的。
黒い萼は固くて強度があるようです。
蜂が花弁にもぐっても折れないようにでしょうか。
黒い色は、熱を吸収しやすくするため?

いつもの散歩途中にある木です。
木の回りの植物の種類が違っています。
ちょっとシダっぽい(?)のが多い。
やっぱり、木の陰の影響?
それとも、木から「何か」出てる?
ちょっと環境が変わると、影響って大きいんですね。

植物の形には全て理由があります。
動物のように頻繁に移動できるわけではないので、
なんとかその場所で子孫を残していけるように、
あらゆるアイデアを駆使します。
葉の色を変えて虫を呼び込んだり、
蜂が通れるギリギリの大きさの花びらにして花粉を付けやすくしたり、
まあ色々考えるものです。

投稿者 aw@bitlog : 2006年06月24日 11:14

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コメント

ちょっと観察の視点を変えると面白いものが見えてきますね。
それにしても、最初のは何!?かなりユニークです。
花といい、残されたものといい。
青紫の花に黒い萼、茎・・・相当個性的な色彩感覚のヤツですね。
しかも、蜂を喰ってるような・・・

投稿者 路渡カッパ : 2006年06月24日 22:57

>蜂を食ってる

だったら怖いですね。(^_^;

かの建築家ガウディーが、植物の構造を建築に取り入れたことは有名ですが、
木の枝、葉の構造など見るにつけ、その合理性に感嘆します。

投稿者 aw@bitlog : 2006年06月25日 09:32

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