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2006年05月09日

Gmail

gmail01.jpg

GoogleのGmailです。
最近のソフトもののネタは、Googleものが続きます。
それだけ、“キャッチー”な製品を立て続けに出していることでしょうか。
Gmalは、まだベータバージョンですが、すでに登場して2年以上経っているはず。
Googleお得意の、「将来の技術をまず出来るところからやっちゃう」ポリシー(?)で世に出た製品の一つです。
見た目、どこにでもあるウェブメールの一つ、と言った風情ですが、アプリケーションの根本的なあり方が違っています。

Gmailの大きな特徴は以下の通り(かな?)

・2.7GB以上の大容量の、いわゆるウェブメールを利用できること。
・利用料は広告収入で得るために、“無料である”ということ。

ま、これだけなら取り上げるようなものでもないんですが、
絶対的な違いは、Gmailが、例のAjax技術を導入した完全なサーバー主導型アプリケーションであることです。

アプリケーションの本体は、ローカルのパソコンにはなく、彼の地の地下深くに眠る(ちょっとウソ!)サーバーの中にあります。
メールの管理の仕方も違っていて、フォルダーによる仕分けではなく、メール各々に貼り付けられた“ラベル”によって仕分けされるそうです。
OSXのSpotlightの登場によって、フォルダーによるファイル管理から、ファイルのプロパティーによる管理に変わろうとしているのと、同様の考え方だと思います。
これらの仕様のメリットは、以下の通り。

・メールは、サーバーに「蓄積する」のみで削除されないため、世界中のどこにいても、ネットに入れば、自分の全てのメールに目を通すことが出来る。
・自分のパソコンが壊れても大切なメールの情報が失われることがない。
・ラベルの設定は自由に変えることが出来、複数のラベルを付けられるので、柔軟性のある管理と検索が出来る。

などでしょうか。
こうしてみると、「Gmailサイコー!」な感じですが、
「じゃ、なんで未だにベータなのさ!」って話です。
私の頭で思い付くデメリットは以下の通り。

・ネットに繋がないと、過去のメールを閲覧できない。
・プライベートなメールを、他者に預けることに安全上と心理的な抵抗がある。
それともうひとつ。
広告は、メールの内容を分析して、最適な広告を選ぶシステムであると言うこと。
Googleは、「完全な自動化で情報漏洩はありえない」と言っていますが、以前ベータである理由はこの辺りかも知れません。
高度な個人認証技術と、ローカルへの柔軟な同期機能が両立できれば、今すぐにもメインで使いたいかもしれません。
相反する要求ではあるんですが・・・。

私?
私は、面白い技術はとりあえず試して見るのほうなのと、
某ピアノマン氏」の叱咤もあり(笑)ようやく使い始めることにしました。(^_^;
ま、上手く使い分ければ、デメリットを回避しつつ大いなるメリットも享受できます。
焦ることはありません。

【関連サイト】
Gmailについて(Googleの説明ページ)

Gmailがぞっとするわけ」(CNET Japan 2004年4月7日記事)

投稿者 aw@bitlog : 2006年05月09日 07:51

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コメント

とくしたきぶん

投稿者 野末秀夫 : 2006年08月25日 02:36

セキュリティの高さを感じます。話がかわりますがアドレスとIDを忘れてしまいました。

投稿者 野末秀夫 : 2006年09月07日 13:36

初めまして野末さん

サインアップ制にもなったので、これまで以上にユーザが増えるでしょうね。

投稿者 aw@bitlog : 2006年09月07日 19:10

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