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2006年04月23日

必殺!HR-V内張はずし

ずーーーっと気になっていた運転席側ドアからする異音を解決すべく、内張をはずしました。
異音は、Bピラー、右後部ドア、と順番に出ては直し、最後に解決できなかったのがここ。
走行中に、時々「パキッ」とか、「コクッ」とかドアの内部で鳴ります。
結局、ディーラーさんもギブアップ。
なもんだから、自分で直せる可能性も低いですが、
「叩けよ、さらば開かれん!」です。

【取り外し】

組み付けの簡略化を目指して設計されたHR-Vのドアの内張はずしは、オーバークオリティーが自慢だった頃の日産車などと較べると、「ふざけるな!」と言いたくなるほど簡単です。それでも、初めてはずすときは、ドキドキ。ちょっとしたポイントもあります。

内張をはずすために、取り外すビスは下の2箇所のみ。


先ずはアームレストの取っ手部分のビスをはずします。


次に、ドア内側ハンドルのビスをはずします。


ベゼルを、前方向にずらすと、こんな感じではずれます。


奥の方で、リンケージがつながっています。
接続されている部品をを写真のように回転させます。

この状態で、金属製のリンケージがすっぽりとはずれます。

これが、ベゼルをはずした状態。
これで、もう内張を剥がせる状態。

で、仮に剥がすとどのような状態かというと・・・

黄色い矢印が、ホックの位置。
合計7箇所。
上は、オレンジの矢印の方向に嵌っています。
7箇所のホックは、単に押し込まれているだけなので、まず、内張の下側浮かせていって、すべてのホックをはずします。


内張の裏側はこんな感じ。


ホックの形状。


手がかりが出来るのは、ここ。
この辺りから、徐々に内張を浮かせて、全てのホックをはずします。


上部は、この箇所全体に、内張がはまっているので、 ホックをはずした後は、内張全体を上方向にずらすと、配線のみが繋がった状態で完全にドアからはずれます。

ここで気をつけたいこと。
内張を上にずらすときに、窓のフレーム部分に内張があたって下の写真のように傷が付きます。

こうなりたくなかったら、このフレーム部分に、ビニールテープでも貼っておきましょう。

この二つのソケットが、アームレスト部分についたスイッチにのコネクターに繋がっています。
ソケットの真ん中あたりに、戻りのついたツメがあるので、その部分を押さえて、ツメをはずせば、ソケットをはずせます。
内張を90度前方に傾ければ、やりやすいです。

ソケットを抜いたスイッチの裏側はこんな感じ。
上下逆さ向きです。

2つのソケットを抜けば、内張は完全分離できます。
安全な後部座席にでも立てかけておきましょう。

内張をはずすと、7箇所の矢印を書いた写真のようになり、防水シートが現れます。
防水シートをはずす前に、やることは二つ。
まず、アームレストを固定する台座の金属部品をはずします。

これは、止めてある2箇所のビスをはずすだけ。

次に、シートを止めている2箇所のビスをはずします。

これは、押し込まれたビスを抜くだけ。
あとは、粘着質の接着剤で固定されたシートを、破れないようにゆっくり剥がすだけ。

再利用も可能ですが、接着剤は相応のものを買っておいた方がいいでしょう。
シートも、破れたときのことを考えて、ディーラーで入手しておいた方がいいかもしれません。

ショボイと言われるスピーカーですが、このドアの構造を見る限り、スピーカだけを替えてもダメでしょう。
音にうるさくない私の耳には、これでも十分です。(^_^;

【組み付け】

組み付けは、基本的に「取り外し」の逆にやっていけばオッケーです。
まず、上部を上方向からはめますが、その時、ドアロックのつまみを上手く穴に合わせてやらなくてはいけません。
上が嵌ったら、あとは、パチンパチンと全てのホックを押し込んでいくだけ。

他のクルマでトライしたことはありませんが、HR-Vは、「内張はずし」が最も簡単なクルマの1台かと思います。
傷を付けないように、窓枠の部分をカバーしておけば、まず問題なくやれるものと思います。

で、肝心の「異音」はどうなったかというと・・・
内張をはがした状態で走行チェックもしましたが、結論を言うと、場所を特定することは出来ませんでした。
異音の解消はなかなかむずかしいです。

投稿者 aw@bitlog : 2006年04月23日 15:45

コメント

こんちは。

大変ですよね、内張。
スピーカーを交換した時、かなり泣きそうでした。
awさんみたいにデジカメする余裕なんか無かったですよ。

そうそ、hr-v以外で久しぶりに触手が動く車があるのです。
http://acurardx.net/forum/viewtopic.php?t=15

CarbonBronzeなんてウットリです。どうでしょうか?

投稿者 d-eggs : 2006年04月24日 00:33

マスターもなかなかやりますね。
私のタント君にはドア・スピーカーの裏へグラス繊維の吸音材を詰めました。雨水を含んでしまうだけで音質への効果は不明です。(笑)
ドア・スピーカーの音を測定的に良くするにはヘナヘナ内張を合板等のしっかりした素材に換えなければダメでしょうね、おそらく。
車オーディオは聞いていて許せればOKですよね。
何代か前の車にバッテリー直づけの大型アンプを二台とスピーカーを合計六台積んだことがあります。
うるさいだけでした。
ちなみにタント君はフロントパネルが時々パキッとなります。
オープンカーではラジオの音は聞こえますか?

投稿者 たまみ : 2006年04月24日 00:49

なかなか楽しいことをされてたのですね。こななの大好き!!

どこで「発見!!」って文字が出現するかとドキドキしていたのですが、あれれ~~。

ちょっと書き換えて、
歩行中に、時々「パキッ」とか、「コクッ」とか膝の内部で鳴ります。 イタッ!! やっぱり右膝にも何かいるのでしょうか?

投稿者 ネエサン : 2006年04月24日 07:44

>d-eggsさん

私も、最初はドキドキでしたよ、「内張はずし」。
もう、3,4回はやっってますから。

RDXはHR-V乗りの人の中にも気になっている人はいらっしゃるみたいですね。
私は、HR-Vのデザインがお気に入りなんで、お金があれば、とことん改良してやりたいですね。
凄い無駄遣いかも知れませんが。(笑)

>たまみさん

おっしゃるとおり、内張を補強して、吸音材を貼らないとだめですね。
吹きつけの吸音材・防振材などもあるので、板金修理の事を考えなければ、色々手はあるようです。
オーディオよりも、遮音と防音をなんとかしたいです。
ロードスタは、予想以上に静かなクルマですよ。
オープンにしていても音楽は楽しめます。
でも、本気で走るときは、排気音を楽しみたいので、オーディオはオフです。

>ネエサン

音質から判断すると、金属同士の微妙な接触なので、どこかスポット溶接が剥がれかかっているとの予測はしています。
でも、場所の特定がむずかし〜!
めげずにやりますけどね。

私のボディーもあちこち「鳴り」ますよ。
経年変化はどうしようもないですね。

投稿者 aw@bitlog : 2006年04月24日 10:41

いつもながら、見る人が見れば、非常に参考になるまとめ方をされていますね。
わたしの場合、あることに夢中になると撮影することをすっかり忘れてしまって(^^ゞ
見習いたいです!

投稿者 Nylaicanai : 2006年04月24日 11:09

>Nyiaicanaiさん

自分はやるときに、他の人の情報でたすけられたことがあるので、何か役に立てればという思いですね。
「コレを知っていれば!」と言うことがありますからね。

投稿者 aw@bitlog : 2006年04月24日 11:30