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2014年07月09日

水栓の取付

ここ数日は水栓回りの施工をやってました。
普通の工事なら、給水配管>蛇口の取り付けなんですが、
なんといっても水回りの配管デビューなので、頭の中は「漏水」の二文字でいっぱいです(汗)。
しかも、普通のお店みたいに、完全防水の、水でジャブジャブ洗える厨房ではないので、水漏れは大事になります。良く言えば「ドライキッチン」だけど、何の確証もない「どえらいキッチン」なので、水難はなんとしても避けたいところ。
そういうわけなので、最も水圧かかかる蛇口回りを先に作って、漏水テストを行った上で取り付けることにしました。
使った製品は以下の通り。

ホースニップル アソーHN-1414(内径12mmのホース用)
HI給水栓用ソケット(インサート付)   積水化学工業HIISS(ホースニップルとの接続用)
・13A HIVP塩ビ管
HI座付給水栓用エルボ(インサート付)  積水化学工業 HIIZL(蛇口用)
横形自在水栓 KVK 横形自在水栓 K10FL-R30

ここで一つ大事な事が、「ねじの種類」です。
ガス管のねじは、殆どがテーパーねじ(記号は、R、Rc、TP)のところ、水道管の水栓部分は、蛇口のねじ込み具合を調整するために、平行のメネジ(記号はRp)となっています。
蛇口の雄ねじは、PJと呼ばれる平行ねじです。
ホースニップルの雄ねじは、Rと呼ばれるテーパーネジです。
本来、平行ねじとテーパーねじの組み合わせは正しく無いですが、Rねじはシールテープによる気密が前提なので、同じくシールテープの使用が前提のRpネジに対応しています。
ちなみに、PJねじはシールとパッキンの両方に対応しているので、Gと呼ばれるパッキン接続用の平行メネジにも対応しています。
ここの説明が分かりよいです。(「ねじの説明/架橋ポリ管.com)

塩ビ管は専用の接着剤で繋ぎます。
塩ビ管は用途に合わせて3種類程あって、それぞれに適合する接着剤があるようです。
ちなみに、ガス管用は水道には使えません。
塩ビ管の接着剤は数十秒で固まるので、一発勝負です。
あらかじめ入る長さをチェックしていたものの、想定よりも入ったので、少々短めになってしまいました。
説明には「薄く塗って」ってあるけどこれも微妙。
薄いと乾きが早いので、慣れないうちは外側は多めのほうがいいみたい。

さて、ドキドキの漏水テストです。
一旦栓を開けてジャブジャブと流してから、栓を閉じます。
漏れは・・・無かったー。
良かったー。
漏れたら、塩ビパイプ部品を買い直しなのでヒヤヒヤします。
ま、5分程の水圧実験なので、今後どうなるかはわかりませんが。

シンク部分のカウンター下はこんな具合に「完全防水」。
ウソです。不完全防水です(汗)。
得意のリフォームシートを貼ったのみ。
謳い文句(「フッ素加工」で、汚れにくく、油汚れも簡単拭き取り。「耐熱加工」で、レンジ廻りでも安心。(直火から10cm以上離して下さい。)「硬質ウレタン加工」で、表面が硬く、傷がつきにくい。「抗菌加工」で、カビや雑菌を防ぎます。「耐水性粘着剤」を使用、キッチン、浴室、トイレなどの水廻りでも安心」)を信じるのみ。

シンクをセットしてみました。
シンク裏のポケットは、洗剤やら洗浄用具の収納を予定しています。
排水タンクのメンテや、給水配管の点検等を考慮して、シンクは容易に外せるような留め具を物色中です。

投稿者 aw@bitlog : 2014年07月09日 09:35

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