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2014年01月17日

結露対策

断熱材を施工し始めています。
で、気になるのが「結露」です。
普通、家屋でも窓ガラスなどでは当たり前に結露がありますが、車両の場合、外壁が熱伝導性が高い鉄板故、ガラス面だけじゃなくてボディーも結露します。これを防ぐ為には、断熱効果が高い外壁にする事が一番で、近年の家屋などはそういった設計がなされているようですが、車はおそらく無理じゃないでしょうか。乗用車などであれば、デフロスターなで間に合うでしょうけど、中で料理を行うカフェバスでは、結露も半端無いでしょうね。
キャンピングカーの製作例など見ていると、発泡ウレタンのようなものを注入してるところがありますが、鉄板が露出しない程になるのであれば、かなり結露を防げるかもしれません。ただし、構造が複雑で広範囲の施工が必要になるマイクロバスでは、かなり大変です。グラスウールは安価ですが、吸湿性があるので密封がが必須ですが、おそらく施工途中で破れる事は想像されます。
そういうわけで、旭化成の「サニーライト」というポリエチレン系断熱材を選んでします。いわゆる発泡スチロールを柔らかくして扱い易くしたような製品なので吸湿性は皆無なので、万一濡れても大丈夫です。これをボディーの内側にぴっちりと敷き詰めれば、おそらく結露を防げるでしょう。が、現実にはそれは無理です。なので結露をする事を前提に施工する事にしました。

まずひとつ、出来るだけ結露をさせない方法は、温度差を無くすることなんですが、内装裏側に断熱材を貼る事で、内装と外板との間の温度と外気の温度差が少なくして、結果結露を抑制出来るでしょうか。
そうは言っても結露は避けられないでしょうし、問題は出来た水滴を如何に早く乾かすか、です。
その為には、通気を良くするしかありません。ローザの内装パネルなどを剥がすと、殆ど断熱材らしきものが入っていない事に驚きます。対費用コストに拠ることも多いと思うけど、内装パネル内の通気性なども関係しているかもしれません。そこで、ある程度の空間が必要であるとの考えに至りました。
幸い、ローザの外板の内側には補強の為のリブがあるので、それに付き当てる感じで断熱材を入れ込んでいきます。
ちなみに、この「サニーライト」という製品はすでに生産を終了して「ジュピー25」という製品に切り替わっています。性能がアップしたものの値段も高くなっているようで、さてどうしたものか。

投稿者 aw@bitlog : 2014年01月17日 09:33

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