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2013年12月05日

カフェバスで、ミートローフを出す方法

たこ焼きやお好み焼きなど、車に拠る飲食店営業の事例が多い、大阪市の保健所に問い合わせてみました。

1.一次加工所は、車両とは別に飲食店営業等の許可を取る必要があるのか?

2.手作りハムやローストビーフは、車の飲食店営業で出せるか?

3.持ち帰り販売と飲食の区切りは?包装は?

1.は、先の修正の通り、調理加工が必要な場合は、適切な許可を取る必要があります。
車の営業許可のみで済むのは、調理加工をする必要がなく、保管のみというようなケースだとか。
通常は、すでに固定店舗を構えている人が、そこを加工所とすることが多いんですね。

2.は、やはり、たつの市の保健所と同じ見解でした。
つまり、肉の加工品で、ハムやソーセージの類いは、調理した場所から出て、別の場所で料理として提供することは、加工製品を販売するのと同じ扱いになって、食肉製品製造業の許可を必要とするということです。もう少し厳格に言えば、「許可を受けた施設外に完成品を持ち出した時点で製造業の扱いになる」って事かな。
この場合のハムやソーセージは、原材料の50%以上の肉が使われているものです。
家庭で作るミートローフなら、ゆで卵や野菜たっぷりなので、クリア出来るかもしれないけど、カフェバスでは、かなり厳しいです。
仕込み所で作る限りは、手作りハムでもローストビーフでもオッケーです。
そりゃそうですね、じゃないと外食は成り立ちません。
でも、移動販売じゃダメ…。
うぬぅ〜、どうしたもんじゃ・・・。
考えるな、感じろ!


仕込み所では完全に調理してしまわずに、カフェバスの厨房で完成させればどーよ。

ミートローフは、カフェバスのオーブンで焼き上げて、車内の冷蔵庫で寝かせれば、翌日の営業で完成品として出せます。
ロースト鹿肉もハムも同様。
仕込み所の同じ敷地内で、仕込み所とカフェバスの「二段調理」なんてちょっと馬鹿馬鹿し気がするけど、規則なので仕方がないですね。
まさか、移動した先で調理しなくちゃダメ、なんて言われるかなぁ。
バスの車内からは一歩も外に出していない事になるんだけど。
保健所の職員の方も、半完成品を店内で調理して仕上げるのであれば問題ないとおっしゃっていたので、たぶんいけそうですね。
次回保健所へ相談に行った折りに、この点を確認します。

3.の持ち帰りの定義ですが、「その場で食べる事を前提にしたものかどうか」がポイントのようです。
たこ焼きやタイ焼き、焼き鳥などはその場で食べるか、すぐに持ち帰って食べるのが前提なので、これは別途許可は不要ですが、真空パックされて惣菜のような形態になると、惣菜製造業の許可が必要になります。これがお菓子やケーキになると、菓子類製造業になります。
クレープなどはどうなんでしょうね。
なんとなく、菓子類のほうが厳しい感じを受けますが、タイ焼き、たこ焼き、焼き鳥などは、「ファーストフード」ていう社会通念から、甘めの判断があるのかも。
飲食店の店内で、「お持ち帰り出来ます」なんて控えめに書いてあるのは、そういった微妙なものだからかも知れません。

投稿者 aw@bitlog : 2013年12月05日 17:03

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コメント

飲食に関する規定ってとっても複雑でしょ。
乳類についても細かいし。

でも、着実に進んでいますね。

投稿者 ネエサン : 2013年12月10日 10:05

複雑ですね。
それに厳しすぎる気がします。
だから余計に現実に追いつかない感じ。

投稿者 aw : 2013年12月11日 02:24

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