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2013年11月13日

カウンター、本番前試作

いよいよカウンターの製作が近づいてきましたが、本番前に最終的な仕様で試作をしました。
この試作で、実際に現物にあてがって問題を検証するのが目的です。
カウンター前面の腰板は15mmのシナランバーコアです。
当初、18mmを予定していましたが、15mmでも強度を得られそうなことと、反りも最小限に収まると予想して、重さも値段も押さえられるので選択しました。
前面に付き当てる板は18mmです。
こちらは、反りを押さえる部分が少ない為と、強度を得る為です。
見えるところの端面はシナテープで処理をするので、その厚みを含める為に先にテープを貼ります。

角材を組まずに箱形状にしたのは、強度とスペース効率を得る為です。
角材で組むと、どうしてもある程度断面積のある角材が必要になるし、筋交も入れたりして構造が複雑になります。
薄くて済むとは言え、やはり板材を張ることになるので、デッドスペースがも多くなります。
箱であれば板材の厚みのみで済むので、無駄なスペースは少なくなります。
ただ、強度がイマイチなランバーコア材だけで張り合わせるのは、やはり構造的に弱いので、接合部を角材で補強することになります。
この角材の選択でずいぶん悩みました。
檜のような高価な角材は精度もあっていいですが、コスト的に厳しいです。
そうかと言って、根太に使うような角材は、反りも多いし、節目も多いです。
25mm角程のちょうど良いサイズの角材もなかなか見当たりませんでした。
なぜ25mmかというと、太いとデッドスペースを増やすし、重くなります。
細過ぎると、強度を得にくいし、ビスで割れる可能性が出て来るので、まぁこれくらいならって判断です。
少し前、コメリでパインの集成材の角材を見つけました。
サイズもピッタリ。
DIY用で強度はないですが、そもそも接合部品として使うので問題無しです。
柔らかいランバーコアで少しでも保持力を得る為に、レギュラーサイズのパワービスを使います。

一旦、ネジ釘で仮組します。

当初は表から留める予定でしたが、試しに内側からのみで固定しました。
当然、表面はビスも無く綺麗です。
これで、固定位置が確定した後、ネジ釘を抜いてバラし、木工ボンドを塗って再びビスで固定します。
この行程は、実際でも行います。
バスの床は、平坦そうに見えて、約、1センチ程の高低差があります。
なので、一度仮組して収まりを調べ、分解して床の凹凸に合わせて下端を成形し、しっかりと水平が出る様に造作してから、塗装仕上げを行い、木工ボンドを付けてビスで組上げます。
あ、待てよ。先に塗装をしてしてからの接着は上手くないかもね。
組み上げて、床にブルーシートでも敷いて車内で塗装しましょうか。
そのほうが、場所も取らないし、ガレージよりホコリも立ちにくいしね。

パイン角材の精度もまぁまぁのようで、直角も出ているようです。
DIY用を謳っている事はありますね。

出来上がった試作を、実際に車内に置いてみます。
シンクの背面は、比較的にスペースがあって、干渉は無いです。
もっともその空間は、すべて排水タンクに割かれる予定です。

冷凍庫は可能な限り押し込む予定だけど、背面には給水の配管と電気配線のスペースが必要なので、デッドスペースにはなりません。
最初から考えていたわけではないけれど、結果的に無駄もなく、というか、けっこう良い塩梅に収束しました。
さてこうなると、給水の配管と電気配線の通し方を真剣に考える段階になってきました。
給水タンクと排水タンクも設計しなくちゃ。
両タンクとも、入り口と出口やメンテナンス性も考慮する必要があるので、またしばらく考える時間です。


投稿者 aw@bitlog : 2013年11月13日 18:37

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