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2013年06月07日

パネル割り

隔壁のパネル割りです。
パネル割りは、コストや見栄えや製作の都合の関係で、ラワンとシナのランバーコアを使い分けます。厚みも異なるのでなかなか面倒です。
いざパネル割りの段になって、重量増を懸念して通常の家屋の壁に近い方式も考えましたが、結局車のフレームへの固定に問題が出そうなのと、隔壁の遮音性能を確保しようとすると結局は補強が必要ってことで現状のアイデアを進める事にしました。
客席から見える部分はシナベニアで、見えない右側のパネルはラワンです。
運転席側はシナとラワンが混在するし、ビスも見えるけど、全面に吸音材を貼る予定です。
ドアは、壁と面一にして一見ドアとはわからないようにします。
ドアは、パッキンの関係で18mmのシナランバーコアを予定していますが、反りや重量の問題が想定されます。遮音とあわせて構造を検討します。
調べたところ、防音というのはなかなか一筋縄ではいかないようで。
一般的には、「遮音」と「吸音」を組み合わせるのだとか。
ひどく大雑把に言えば、「遮音」は固くて密度が高い素材で音の振動をシャットアウトし、吸音は柔らかい素材で音の振動を吸収します。
隔壁は食堂車としての要件の一つですが、運転席側積む予定の発電機の騒音を出来るだけ小さくする目的があります。
運転席側の吸音材で音を小さくして、合板で遮音しようって魂胆です。
車内で稼働させた発電機の音を車外から聴く限り全く問題なかったですが、同じ車内でどこまで騒音を封じられるかですね。
合板は、安くないのでパネル割りも考えねばなりません。
理想的には出来るだけ使い切りたいけど難しいので、後々使いやすい残し方を考える方が得策です。
木目の向きや、切り取りやすい部位なども考慮するには、こうやってイラストレータなどでレイアウトするのに限ります。

投稿者 aw@bitlog : 2013年06月07日 04:29

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