bitlog

入り口には「町人会」の看板があります。
これもさびた板に切り抜きの洒落た感じ。
しゃれた公共施設かと思い、中をうかがうと…

と、中には数人の主婦とおぼしきご婦人の姿が。
テーブルを前に何やら楽しげにされています。
ただ、言葉が普通じゃない。
なにか、テープレコーダを早送りにしたような感じ。
｢外国の人？」って思いながら、声をかけると、ぱたっと会話が止まり、皆の視線が私の方を向きました。
次の瞬間、彼女たちの目が光り、緑色の光が私に向けて発せられました。
ここからの記憶は曖昧です。
次に気がついたとき、私は中央のテーブルの上に寝かされ、周りには例の光った目がありました。
調理器具だと思ったものは、先端が緑に光る小型の電子機器のようです。
それが私の眉間のあたりに触れた瞬間、最初に聞いた早送りのような音声が聞こえて、意識が遠のいていきました。
ふたたび気がついたときには、何も無い空き地の真ん中に寝ていました。
例のへんてこな建物も、目が光る婦人の姿もありません。

・・・ああ、途中から妄想が始まってしまいました。（汗）
この建物は個人のもだそうで、「町人会」というのは、近所の人が寄り集まりやすいところにしたいと言う意味で付けられたそうです。
建物は、播磨科学公園都市での建設にも腕を振るわれた渡辺真理（わたなべまこと）氏の設計とか。
とっても前衛的で洒落てます。
例のご夫人たちは、パン教室の最中でした。
こんな洒落た建物の中で、優雅にパンを焼いているなんて格好いいなぁ。

北東側はテラス。
もう少し屋根のオーバーハングが欲しいかな。

窓は、特注かもしくは、船舶用？
丸い窓って、何かファンタジーを感じます。

ここのようにある程度の広い敷地にあって映える建築ですかね。
室内の木材も安価なもので済ませたっておっしゃってました。
ちょっと真似したいデザインです。

ブログへの記載許可とお礼を言って玄関を出たとき、
再び彼女たちはおしゃべりを始めたようでした。
それとなく耳に入った言葉が、途中からは例の早送りの音声に切り替わったような・・・