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2012年09月29日

マウント交換第2ラウンド

さて、第1Rではあっさり敗退したマウント交換ですが、
エンジンを載せる台を用意して、本気出しました。
ま、台と言ってもごらんのように、かなりラフといか、いい加減なものですが、
要は、エンジンを安定して支えりゃいいんです。
ウマを掛けた位置から少しだけジャッキで上げて、台にエンジンが載っかるようにします。

マウントは、フロントサスメンバーに載っかるリヤマウントと、エンジン右側のミッション側マウント、左側のタイミングベルト側のマウント、それにミッションの回転を抑えるストッパとタイミングベルト側のストッパがあります。
ストッパは、エンジンを支えると言うより、エンジンの回転や振動を抑えるもので、交換は容易です。
先ずはこの2つを外して、次にタイミングベルト側とミッション側のマウントの固定を緩めました。
それぞれの固定ボルト、ナットを外してゆっくりとジャッキで車体を上げれば、相対的にエンジンが下がって、左右のマウントやブラケットを外せる・・・はず。
本来エンジンを降ろすには、補機類のホースやワイヤー、それにエキパイなども外す必要がありますが、少し下げるくらいのマージンはある・・・はず。
だったんですが、・・・ダメみたい。
リヤマウントを付けたままだと、そこを軸にエンジンが回ってしまい、エンジンが傾いて長いサポートボルトをクリア出来ません。
ある程度予測はしていたことだけど、やはりリヤマウントも緩めて、真っ直ぐに下げないと難しいってことですね。
そうなると、干渉する可能性があるホースやワイヤー、エキパイなどの処置も必要になります。
なかなかチョイチョイとはいかないですね。
タイミングベルト側マウントは、サポートボルト自体を外せることがわかっていますが、サポートボルトの脱着は、プーリーを外さないといけないので、ひと仕事です。
ここは、ひとつ冷静に一晩寝て、よく考えます。
翌日、覚悟を決めて、すべてのマウントを外しにかかりました。

リヤマウントは、左右に渡したメンバーの上に乗っかる形ですが、メンバーとブラケットに固定するボルト&ナットを緩めれば容易に外れそうに見えます。
が、なんとマウント中央を留めるボルトが、シャシーに突き当たって抜けない!
ってことは、やっぱりメンバーを外さないとだめってことですね。
メンバーなんて外すのは簡単だけど、たぶんけっこう重いはずなので、リフトで支えます。

さてこんな具合にすべてのマウントの固定を外してジャッキで少しずつ車体をあげ始めました。
エンジンはしょぼい台に載っているだけなので緊張感はかなりのものです。
小さな音にも敏感になります。
半分ほど上げたところで、エンジンがやや傾いていることに気がつきました。
転がることはないものの、サポートボルトのねじ山を痛めそうです。
ボルトを痛めては、組み付けも出来なくなるし、組付けの精度を出すのが大変になります。
残念ながら、ここでストップ。
2つのストッパのみ交換しました。

今回の作業では、ひとつの問題も見つかりました。
なんと、タイミングベルト側のマウントを固定するサポートボルトが緩んでいた形跡があります。
きちんと締め付けトルクをかけるには、プーリーやベルト類を外す必要があるため、今回、規定トルクで締め付けることは断念しました。

こんな具合で、1号HR−Vのエンジンマウント交換は、残念な結果となりました。
やはり吊るのが一番そうなので、実家の倉庫のクレーンを使うかも。
だけど、しっかりとした台さえあれば、車体をジャッキアップするやり方もいけるのでは?と思います。
むしろ、安定感で言えば、マウント交換には適していると思えるほどです。
しっかりと計測すれば、台の制作も難しくないと思うので、そのうちチャレンジします。

投稿者 aw@bitlog : 2012年09月29日 06:35

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コメント

現在のクルマは重量級精密機械のようですねぃ。
旧車のボンネットを開けると、何ともメンテナンスしやすそうな作りなんですがね。(^_^ゞ

投稿者 路渡カッパ : 2012年10月01日 11:23

なんだか怖いよう。ブロックな感じが怖いよう。
言っても無駄かもしんないけどヤバイですよ。重量物って慣性力が強くて、バランスよく乗っかってると少しくらい押しても動かないけど動き出すともう止められない。

ブログが更新され続くのを願うばかりです。

投稿者 tamami : 2012年10月01日 13:20

9月はそれなりに雑務でバタバタしつつ、なんだかご無沙汰しているうちに凄いことになってたんですね
バイクにローザにHRVって・・・まるで韓国・中国・台湾相手のわが国状態ですねぇ
おケガ無きよう無事貫徹をお祈り申し上げます
ジジィ化が進行して、最近は穏やかに暮らしたいのみのワタシでございます

投稿者 しんさん : 2012年10月02日 08:10

>路渡カッパさん

バイクでも車でも、電子機器やら安全装置が増えると、弄りにくくなりますね。

>tamamiさん

ブログの更新がなくなったら、
「どうやら知り合いがエンジンの下敷きになってる」って通報願います。

>しんさん

どこかで歯止めを利かさないとダメですね。
当面はローザ一本に集中しますが、これが大変そうなんです。
どれも愉しみ事なんで、お国の荒争いとは違いますね。

投稿者 aw : 2012年10月02日 08:35

ご無沙汰してます、TAKAZOです!

琵琶湖オフ以来お会いしていませんが、ガッツリカッパー号の整備
をご自分でやられているのに驚きました!!


大変勉強になり参考になります!

私は現在今年春先に患ったメニエール病との闘病生活中です、投薬治療のおかげで発作の数も日に日に減ってきています。

オレンジ号はたまに乗りますが以前の様に自分自身が長距離運転をする事ができなくなりました、運転中に発作が起きたらトンデモナイ事になるので・・・(滝汗)


つい最近、以前大阪で勤めていた職場の同僚から「たまには顔出しにおいでや~」と連絡が来たので病気が治り次第リハビリがてら溜まりに溜まったフラストレーションを吐き出す為大阪まで車で行こうと思っています。

その際に是非お会いできたら!と、またバイク談義したいです!


これからもちょいちょい覗きに来ますので宜しくお願いします。

投稿者 TAkAZO : 2012年10月11日 00:09

TAKAZOさん、
私のほうこそ、大変ご無沙汰してしまいました。
なかなか難しい病気のようですが、良くなられると良いですね。
私はといえば、病気ではないですが、ヘルニアからくる腰痛が収まらずに、難儀しましていました。
椅子に座ってじっとしているのがダメで、逆に動き間わて居るほうが楽なので、バイクいじりやツーリングやり放題でしたが。(笑)
ただ、約束していたオフ会ビデオの編集も果たせず申し訳ない限りです。

バイクのレストアにのめり込んで、しばらくカッパ号はお預けしていましたが、10年メンテの最中です。
一大転機で仕事も変わりそうで、カッパ号は貴重な買い出しカーの任に就いてもらう予定です。
そういう都合で、今のところ神戸の住居は11月一杯で引き払い、拠点を移します。
神戸は、荷物の移送も兼ね時々帰っているので、ご予定が立ちましたら連絡ください。

投稿者 aw : 2012年10月11日 04:51

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