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2012年05月06日

カジュアルオープンの旗手

プジョー307CCです。
プジョーは、気になるメーカーの一つでした。
その昔、「猫足」と呼ばれていた頃は、ベーシックな走りのクルマとして。
この10年くらいは、洒落たデザインのスタイリングカーとして横目で見ていました。
特に、このモデルは、内容の割りに価格も手ごろで、もし4シーターの必然性があれば、選択肢の一つになっていたことでしょう。
2年ほど前に、従兄が中古を手に入れたと聞いてたので、ようやく見に行くことが出来ました。

プジョーは、どんどんスタイリッシュ路線に傾いていきますが、この頃のプジョーはやり過ぎ感もなく、素直な格好良さで好感を持てます。
とくに、フロントの造形は、国産車にも影響を与えているのではないでしょうか。

キャビンがコンパクトに見えるサイドビュー。
デザインの妙ですね。
タイヤが小さく見えるのが唯一の弱点だけど、プラットフォーム故か。

やや分厚く見えるリヤビュー。
リヤランプの蜂の巣のようなレンズデザインは、画一的な国産とは好対照。

一番のトピックはこのカジュアル感溢れるインテリア。
こういう明るいセンスは、国産には少ないです。
我がロドと較べると、違いにが愕然とします。
はっきり言いますけど、ロドの内装のセンスはアナクロです。

ハードトップの屋根を畳んだ状態でも、1泊くらいの旅行を可能にするトランクスペースを確保しているのは立派。

キャビンが小さく見えるが故、後席は我慢を強いられると思ったものの、
座高は自信を持って平均以上といえる私が座っても、頭が天井に触れないのは、正直驚きました。
リヤのグラスが曲面になってヘッドスペースを稼いでいるんですね。
首を曲げないと座れないCR-Zの後席と較べると、天国と地獄くらいの差があります。
夏は暑いだろうけど、屋根を閉じても明るい車内は、閉塞感を感じにくいメリットがあります。
生憎の悪天候で屋根は開けられなかったけれど、後席でのドライブには痛く感動しました。
このスタイリッシュな4シーターは、明るくて開放的でお洒落で、なのに4人乗れて荷物も積めて、
さらには、いつでも屋根が開けられます。
オープンと言えばロードスターのように言われるけど、狭くて2人しか乗れなくて、視線も低くて乗りにくいのは事実。
楽しく、お気軽にオープン走行を楽しむのに最適なのは、こんなクルマじゃないかな。

良いところだらけのようだけど、お決まりのガッカリもてんこ盛りです。
お洒落なコンソールの赤い革は、日差しにやられて剥がれたり、
ドアのワイヤーが外れて、窓ガラスが下がったままになるなど、国産車ではあり得ないような不具合は、定番とか。
いつ窓が上がらなくなっても良いように、このクルマのオーナーは、サランラップやナイロン袋とガムテープを車内に忍ばせているそうです。
でも、そんな不具合を直しつつも乗っていたい気にさせるクルマじゃないでしょうか。

投稿者 aw@bitlog : 2012年05月06日 12:10

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コメント

お世話様です~♪
これの前の型だと思いますが206CCローランギャロスに試乗したことがあります♪テニスが趣味って~柄ではありません(^-^;
まぁ、カミさんが車担当なので試乗に付き合ったんですが、
限定車だったからかモスグリーンのボディーカラーに
クレイオレンジの内装色がお洒落でカッコ良かったです~♪
まずオイラは日常的にハズくて乗れませんです…(>_ しかし、普通に乗って乗り心地はよかったんですが、
何か華奢な操作感で剛性が足りないのかフロントウィンドウ周りがブルブルしてました。
とりあえずオイラはFF車が好みではないかなと思いました(^-^;

投稿者 KOMEI : 2012年05月06日 17:06

206は、ロック解除のみ手動でしたっけね。
オレンジの内装なんて、なんとも華やかですね。
オープンモデルは、派手なインナーのが多いですね。
プジョーは、Aピラーが長いのが多いので、どうしても振動が出ちゃうんでしょうか。
オープンカーは、構造上スカットルシェイクと呼ばれる振動を消すのが難しいです。
ロードスターも僅かに出ます。
ハードトップモデルは、屋根を閉じると収まることもあるようです。

投稿者 aw : 2012年05月06日 21:04

最近のプジョーは確かにスタイリッシュで、デザインも性能として追求してるようですね(一頃のアウディ路線)
特にフェラーリよろしく大口ダクトモチーフあたりは、けっこうヤリスギなカッコ良さなんかもあります。
昔の猫目と猫足と呼ばれた質実剛健路線とは変わってきているのは時代なんでしょうね

しかし、awさんが書かれているように、やっぱりヤセ我慢オーナー人生は少しは覚悟が必要な感じですね
己を振り返っても、クワトロ時代に結局のところ故障らしい故障はなかったのですが、
8年目頃からは、ケータイが通じないようなところを走るのを躊躇しだして、
正直、HRV中心の生活(ロングドライブ)が始まったようなもので、少々気分は複雑でした
今はHRVも街乗り主体になり、精神的にも非常に楽にはなりましたねぇ
前にも書きましたが、円高が恒常的な昨今、輸入車に手を出す人も増加の一途らしいですが、
ディーラーの?対応や「こんなとこが・・・」の故障だったりで、長く乗るつもりの人は気合で頑張って欲しいものです。
とどのつまりは、貧乏性なんですね、ワタシ!!

投稿者 しんさん : 2012年05月08日 16:39

時代なんですね。
もっとも、ハンドリングなどに不満は無かったですね。
適度にスポーティーで、重いはずのルーフの揺り戻しなども感じなかったです。
内装は、贅沢まではいかないけど、カジュアルなセンスの良さは惹かれます。
故障の多さは、最新モデルではほぼ解消されているとか。
円高であっても、ユーロ決済のために見た目値下げしていないそうですが、実質的な値引きが大きいらしいですね。
輸入車は、コストをかける部分が国産とは違っているので、そのあたりの理解がないと、長く乗るのがイヤになります。

投稿者 aw : 2012年05月08日 18:09

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