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2012年04月21日

ホンダの本気を感じるニューバイク

「New Mid Concept」

クルマに関する限り、
ここの所ホンダから出てくるニューモデルにトキメクことは無かったですが、
今年の2月より販売されている、この新しいシリーズには、ちょっと心が揺れます。
元々、クルマもバイクも、小さいのが好みだけど、
新しい提案があるプロダクトは、訴求力がありますね。

このシリーズ、何が新しいかというと、もうすべてが新しい。
見た目でいえば、ガソリンタンクはシート下にあって、フレームはスクーター並みに低重心。
実際、スクーターの発展系のようなモデルとストリートモデルで車体を共用しているくらい。
で、その低重心の為に、エンジンだって超低重心。
並列2気筒のエンジンは、極限まで前傾しているし、270°の位相クランクだったり、左右のシリンダーのバルブタイミングが違っていたりして、「感性」と「環境」と「高効率」をまとめ上げています。
簡単に言えば、従来の「パワーと操縦性の両立」なんて考えを、ゼロからひっくり返したようなコンセプトです。
さらにすごいと思えるのは、クロスオーバー、スクーター、ロードの3つの異なるジャンルで基本骨格とエンジンを共有している点です。
形としては、トリッカーなども3モデルでシャシーとエンジンを共用していますが、骨格の異なるであろうロードとスクーターで、それを実現するというのは、ネガティブな面も多いはずなのに、ネガをすべてポジに変えてしまったようなイノベーションに驚きを感じます。

nc700x.jpg
NC700X

integra.jpg
INTEGRA

nc700s.jpg
NC700S

バイクの場合、フレームの見た目も大事な要素で、アルミフレームをスズキのγが採用して以来、
フレームを見せるデザインが、とくにスポーツモデルでは主流でした。
このシリーズでは、骨格を共有する手前、フレームは隠れる方向で、故に、バリエーションのあるデザインが可能になっています。
フレームと共に新しさを感じたのが、エンジンの設計ですね。
従来のようにハイパワーを狙うのではなくて、実用域での使いやすさや経済性に留まらず、感性の部分にまで訴えかけるものを目指しているところに共感を覚えます。

好意的なレポートも多くて、なんだか、久しぶりに大型免許が欲しくなります。
自動車分野の技術も持ってきているらしいいですが、こういったコンセプトを反映したクルマを出せないものかなぁ・・・。
今後、このコンセプトが下のクラスでも出てくるといいですね、てかでるでしょうね。

投稿者 aw@bitlog : 2012年04月21日 04:43

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コメント

このシリーズの動向は気になりますね、おそらく大成功を成すのではないでしょうか。
真っ当な生き残り戦術というか、離れて行ったシェアも取り戻せるはずですね。
全くの新開発でこの価格にするにはホンダもかなり苦労したのでは?その努力には大拍手です。
私的にはインテグラも気になるな、中身スポーツ車のスクーター?スクーターの皮を被ったスポーツ車?
デュアル・クラッチ・トランスミッションを付けた意味も大いに分かるし、その走りも興味深いです。

投稿者 路渡カッパ : 2012年04月21日 13:11

CRFもそうですけど、ホンダは随分と価格面でがんばってますね。
とくにこのシリーズは、ハードの革新と合わせて、総合的に生産コストの見直しが図られているようで、単に安い労働力の国で作くる低価格路線でないところがすばらしいと思います。
ミッションやブレーキも最新技術が投入されているし、敷居も低いので、ちょっと乗ってみたい気になりますね。
日頃はチンタラ走るだけですけど、ハイスピードツーリングしたくなります。

投稿者 aw : 2012年04月22日 08:49

限定解除は昔より難しくなってると聞きますよ。
でも、最近は教習所も生徒集めでたいへんで、教官もやさしくなってるらしいから平気かな。
それとも警察へ一発受験とか?

投稿者 tamami : 2012年04月23日 13:46

そーっすね。
中免2回で合格したので、
出来るだけ生徒数が少なくて困ってそうなところで、
3回くらいで取りたいですね。
そんなナメナメたこと考えています(笑)

投稿者 aw : 2012年04月23日 13:54

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