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ほぼ待ち合わせの時間に、
さっそうと現れた、改造トリッカーは、ジャックナイフで停止。
ほほぅ、なんかすごい人っぽい。（汗）

「マッタリは、無しかな・・・（汗）」（汗）

某Ｈさん。
年代は、私と殆ど同じくらいだけど、
なんか、すごく元気な方みたいです。
トリッカーは、フロント／リアが、21／18インチに交換済み。
なんか、かなり気合いが入ったバイクです。
すぐに、他のメンバーとの合流地点に向かいました。

今回のメンバーは、私を含めて計５人。
年代は、皆さんほぼ私と同じくらいですが、バイクに関して、かなりのベテランっぽくて、
メカに詳しくない私でも、ノーマルの使用でないことはわかるし、
タイヤがトライアル用やら、ブロックのデカイ奴やらで、やたら不穏な匂いがします。
フルノーマルのBAJAが場違いな感じ。（汗）

「神様、どうか無事に帰れますように」

待ち合わせな所にあった、ご神木に、人知れず願を掛けました。
因みにこのご神木、「白川の石抱きカヤ」という郷土指定記念物だそうで。
毎年８月の23日には、ここで「お地蔵さんのお祭り」と呼ばれる地蔵盆の祭りが行われるそうです。

そんなわけで、しばらくの歓談の後、すぐにダートの上を走っていました。
予想の通り、皆さん水を得た魚の如くかっ飛ばされます。
ってか、ホントはずいぶん手加減されてるんでしょうけど、私にはそう見えます。
道自体、狭いながらも締まった土で、好みの走りやすい道です。
ただ、前夜に降ったであろう雨のせいで、時々ぬかるみが現れます。
これが、やっかい。
とりあえず、前走者のラインを参考にするんだけど、
初めての道なので、イマイチ様子がわかりません。
なんとか付いてい行かなきゃとラフなラインで入ったら、轍に取られてコースアウト。

バイクは、脇に転がり、私はさらにその先にゴロゴロ。
幸い、藪がクッションになってバイクも人も無傷。
こんなに気持ち良く転げたのは、学生の時以来か。
私が元気なのを確認して、後を走っていた某Ｈさんが駆け寄って、
「今の動画にのせましょう」って言葉を頂きましたが、
まさに、絶好のブログネタを得たと思いました。（笑）
いやぁー転けるって気持ちいいなぁ。（笑）

ただ、問題は転けた後の再始動。
このXLR系のエンジンは、どうも転けた後の再始動に手こずるようで、
簡単にはかかっってくれません。
転けたバイクを立て直した後に、何回となくなくキックを降ろす作業は、
最後まで体力を消耗させました。
その後は、やや慎重に、自分の腕に見合った速度で走りました。
でも、時々現れるぬかるみには緊張しましたし、再び転びもしました。
その時は、転けた瞬間に笑ってました。（笑）

その後も、私が今まで体験したことがないハードな走行が続きます。
酷いぬかるみや、酷い轍、酷いガレ・・・。
でも、ナイスなＵ字溝みたいな道もあって、あのバンクを走るのは楽しかったー。
まぁ、いきなりハードな洗礼を受けた後、文明社会に戻って、コンビニで食糧確保。
どうやら、涼しい山中に入ってランチタイムを取るみたいです。

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イヤー涼しい。
しばしの急速タイムです。
でも、到着したときから気になるんですけど、
この脇にある、登山道としても狭そうな藪道があるんですが、
まさか、ここからはいるわけじゃないですよね・・・。
って思っていたら、そのまさかでした。（笑）
しかも、「すぐにヒルクライムがあるので、アクセルを開けてください、でないと途中で止まっていまいますから」
って、ナイスなアドバイス付き！
どーしましょ。（笑）
自慢じゃないけど、好んでヒルクライムなんざしたことないし、
ガレ道は、必要でない限りは避けてきた私ですよ。
でも、そんなの関係ネーな雰囲気ですね。（;´_`;）
根性決めて参りましょう。

とにかく、前走者のラインを見ながら止まらずに登るだけです。
後は、バハのシャシー性能と、
それに「運」です。（笑）
行くぞー、って自分にハッパ掛けて行ったら、なんとか登れました。
ふぅー、一杯一杯や。

その後もハードに次ぐハード。
岩を削り、枝をかき分け前進あるのみ。
危機一髪コースアウトしそうになりながらなんとかついていきました。
少し開けたところで、某Ｈ氏。
「これから先は、もう引き返せない山んなかです。」
いや、とっくに引き返せないですよ。(^_^;
ホンマ、もうついていくしかない状況です。
その後の道は、たしかに輪を掛けて酷かった。
いや、ありゃ道じゃないです。
獣道？（汗）
手で、木を避けて走りましたよ。

途中の休憩では、無事ヒルクライムをクリア出来たことを誉めてもらえましたけど、
えーっと、なんか違う世界に入っている気が･･･(^_^;
そもそも、そんなテクニカルな世界は臨んでないし。（笑）
とにかく、必死のパッチなんですぅ。

そうやって激しい険しい道を進んでいくと、何やら沼のような水たまりが見えました。
前走車は、その脇の畦のようなラインを走っていきます。
私もそれを狙ったけど、後輪が轍には待って向きを変えられません。
これでは、畦を通のは無理。
水たまりの深さはわからないけど、まさかバイクで通れないほどじゃないだろ、ってそのまま水たまりに突入。
我ながら大胆。（汗）

したら、これが深いんだ。
メチャ深い。
エンジンが隠れそうになるくらいに深い。
これって、かなりヤバイ状況？
先頭を走っていた隊長さんが心配してやってきました。
彼の仕草や表情から察するに、かなりヤバイみたいです。（滝汗）
繰り返すけど、今日は根性を決める日みたいです。
私は、水たまりに使って、BAJAを押しました。
隊長さんもハンドルを引いてくれてます。
ガンバレバハ、お前の力を見せてくれー！
エンジンが止まらなかった事や、なんとか後輪のトラクションが活きたことが幸いして、
バハは、見事「沼」から生還しました。
がんばったなーバハ君。
本日のメーンエベント終了。
イヤー兎に角、これで無事に帰れる。
そう思ったのは、甘い考えでした。
ビデオも尽きた帰路の沢走行は、地獄の特訓でした。
何度転倒したことか。
いい加減手足に力が入らなくなっていたことに加え、
沢では、足がつかないケースが多くなり、
足短族の私にとって、車高の高いBAJAのシートは、厳しかった。
岩場で前輪が固定されると、バランスを崩してバタンです。
さらに、転けると掛からないエンジン。
これはきつかった。
ホントにきつかった。

いくら水分を取っても汗がが吹きし、
パンツもズボンもグショグショになるほど。
未だかつて書いたことがない量の汗です。
それでも、メンバーの方の力を借りて、なんとか生還。
イヤータフなコースでした。

林道を出たところで記念撮影。
この人達は、悪いおじさんですよー。
この人達に林道でであったらよい子はついて行っちゃダメだぞぉ♪
私は、ちょっとだけ悪いおじさんなので、
バイクと用具が揃ったら、またついていくかも♪
ホンマ、楽しいオッサン達でした。
有り難うございました。
もう少し、手間を取らせない準備をして、
いっしょにいければと思いいます。

ドロドロ塗れになったバハです。
その足で、洗車場に直行しました。
ようがんばって、下手くそな私をフォローしてくれました。
しっかりメンテしてやります。

キックのしすぎで、Hawkinsの靴底が取れました。（笑）
こちらは、廃棄処分ですね。