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2011年06月28日

「特許」という名のハードル

「Appleがマルチタッチに関する特許取得でライバルから使用料を徴収となるか」(GoGo!Machead!)

「Appleが2007年に出願したマルチタッチを使った操作に関する特許が認められた事により、
AndroidやWindows Phone 7などのマルチタッチインターフェイスを持ったライバルに優位な
立場にAppleがなる可能性が出てきました。」

って事らしいですが、これがデザイナー&設計者泣かせ。
つまり、より良いデザインや設計を考える前に、
どうやって特許を逃れるかを考えねばならない。
これがねぇ、しんどいというか、不毛に思えることすらあります。
実際のところ、ユーザーにとれば、特許のことなんて、関係ないですから。
使いやすいかどうか、カッコイイかどうかだけのことです。
もちろん。それでも特許を避けてより良いアイデアを出すのがベストではあるけど、
多くの場合、上手くは行かないです。
また、そういう大人な事情と戦いながら、多くの製品は作り出されます。
Appleがすごいのは、より良いデザインにするために、手段を選ばないところですかね。
会社を買い取ったり、裁判をしたり、使用料を払ったり・・・。
問題も起きますけど、最終的にはユーザーの利益になります。
ただ、IT技術というのは、今までのも機械技術よりも遙かに速い速度で進化しますから、
当初、発明だったものでも、すぐに当たり前の技術になります。
インターネット自体、ものすごい発明のはずですが、これに対して特許料を支払うなんていうことはないでしょう。
新しい技術に対して、当たり前に行われるようなインターフェースは、独占されないように願いたいものです。
かく言う私も、インターフェースの特許を取っています。
これが、一般的に使われるようになると、法外な特許使用料がわっさわっさ・・・とはならない。(汗)
メーカーさんとの契約で、名前のみ。
残念!

投稿者 aw@bitlog : 2011年06月28日 08:30

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コメント

これがデザイナー&設計者泣かせ。

ユーザー側にしかいないので知りませんでした

大変なのね皆さん、すでにパクリっちゅうか(中華)、モノマネっちゅうか、参考っちゅうか
その境界が難しいのは古今東西のはなしではありますね
 
ただね、あの特許ッちゅうやつのなかで、ネーミングはどうにかしてほしいものです
ふざけるな~的なモノが多すぎます
法律がコモンセンス(人々の常識ともいえる)から体系化されたように
特許もそうあってほしいものです

投稿者 しんさん : 2011年06月28日 09:20

開発や投資に見合った特許使用料は、最低限当然かと思うけど、
戦略的な特許の取得では、頭を抱えるものも少なくないですね。
度が過ぎると、物づくりが停滞します。
ルーズな国は、逆に活発です。
結果、生産拠点は、そう言う国になってしまいます。
因果なものですね。

投稿者 aw : 2011年06月28日 09:50

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