« またしても、Macbook Proのバッテリー逝く | メイン | 今度はHD逝く。 »

2011年02月10日

間一髪の遊び

先日の山歩きで思い出しましたが、
子どもの頃は、毎日がアドベンチャーでした。
今でいう「ロッククライミング」は、子どもにとっては超刺激的な、かつ度胸を試される遊びだったので、
好んで、やばそうな崖を登ったものです。
実際のところ、高さはそれほどでもなかったかと思いますけど、
子どもの体格にすれば、けっこうな崖だったと思います。
そんなとびきりの崖の一つに、チャレンジして、
必死の思いで、登り切ったと、目の前の小さな木を掴んだら、
ぼそっと根こそぎ抜けて、そのまま滑落。
爪で岩肌を引っ掻きながら数メートル落ちたら、
股間に痛みを感じて、止まりました。
岩壁に伸びていた木の枝に、股間を挟んで、落下を免れました。
涙が出るほどの痛みと、
助かったという安堵の気持が入り交じった、
へんな気持でした。

岩壁というのは、魅力的なもので、
そこに横穴を掘って、基地を作ったりもしました。
少し年上の「みっちゃん」が中に入っている時、
穴の上の斜面にある木を、他の子がゆらして遊んでいると、
その穴が崩れてしまいました。
その土の中から、泥だらけのみっちゃんの顔が覗いたとき、
子供心に「やばかった」と感じました。

山の土の急斜面を、板に乗って滑り降りるという遊びも、かなり流行りました。
今でいう、「スノボー」の原型ですね。(笑)
でも、雪と違って、土の斜面なので、かなり危険です。
途中に、岩が出っ張った「ジャンプスポット」があるんですが、
ここは立ち上がって膝で吸収します。
立ち上がれずに、そのまま板に座っていると、
尾てい骨に衝撃が走り、しばらく動けなくなります。

「ターザン」が流行っていたのもテレビの影響です。
木を伝っている「カズラ」の根っこを切って、振り子のように乗って遊びます。
山の斜面でも充分にスリリングですが、
崖下に向かってやると、相当にちびりそうです。
何度かやっていると、カズラが切れるともありましたが、
いくつかの枝に絡まっているので、ぶっつり切れて落ちることは無かったようです。

川でもよく遊びました。
長い竹竿を、棒高跳びのように使って、川の対岸に飛び移る遊びも、かなり流行りました。
上手い奴は、ホントに上手い具合に対岸に飛び移るんだけど、
下手くそは、川に落ちてずぶ濡れになります。

魚穫りも夏のメジャーな遊びの一つです。
釣りもやりましたけど、「本気」で穫るときは、「素手」です。
魚が居そうな岩陰や草むらに手を突っ込んで、握って穫ります。
この、魚が居そうな場所を見極めるのは、知恵ですが、
手で捉まえる術は技術です。
これに長けたやつは、尊敬されます。(笑)
でも、油断すると、魚のではないウロコを触ることがあって、
つまり、「ヘビ」のお腹だっりして、
その時は、背中全体に変な汗が噴き出します。
最悪、引っ張り出した指に、ヘビが食いついていて、
血だらけになった事件などもあります。
時折、塩をひとつまみと、マッチを持って、取った魚を河原で焼いて食べました。
殆ど「漁」でしたね。(笑)
この、「手掴み漁」は、仲間内では普通でしたが、
中学になって、他の地域の子と交流が始まって、
一緒に魚を捕りに行った折、このやり方で魚を捕っていると、ひどく尊敬されたことを覚えています。

ま、こんな遊びに惚けいていた子ども時代でした。
今から思えば、かなりの危険を伴う遊びばかりだったけど、
上級生が一緒だったので、
不思議と、酷い怪我をする子も居なかったような。
以前にも話しましたが、
良い時代でした。

投稿者 aw@bitlog : 2011年02月10日 20:52

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.bit-motors.com/~artworks/mt/mt-tb.cgi/2579

コメント

すごいなぁ、情景が浮かんできますよ
う~むむ、ここまでの思いではないですが・・・
東京生まれのほとんど埼玉育ちのワタシではありますが、この辺も40年も前までは
田んぼに小川(どぶ川)と住宅がせめぎあっていて、夜はカエルの声や虫の音も多かったのですが
そんな時代に塾っ子のワタシは習字にソロバンで一週間が消えていたなぁ
まぁ首都圏特有のアッと言う間に家だらけになって現在にいたりますが、
当時は魚とり(メダカやコブナ、タナゴにクチボソ)やトンボ取りぐらいはできましたよ
awさんのに比べられるわけもない程度ですけど・・・
いい思い出ですよね、うらやましいし、大切な思い出を語ってほしいなぁ、今後も!

ちなみに今日は今年2度目の日帰りスキーでした、万年初級レベルのワタシですので疲労のわりに上達は???

投稿者 しんさん : 2011年02月11日 18:39

今、自身でもすごかったと思います。
今やれと言われても出来ない。(汗)
公園も広場もないというか、
そこら中が遊び場でしたね。
今の子どもは、公園ですら、制約が多くて可哀想ですね。
一番の遊びは「自由」だと思うんですが、
与えられた遊び道具では、工夫をする自由がないですね。
うちのマンションは、すぐ裏が山だけど、山に遊びに行く子どもは見ないですね。

他にもネタはありますよ。
もっとハードな「漁法」もあります。(笑)
また、追い追いに。

投稿者 aw : 2011年02月11日 20:05

コメントしてください




保存しますか?

(書式を変更するような一部のHTMLタグを使うことができます)