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2010年11月24日

フォークオイルの微妙な話

さて、フロントフォークの組み立てに入る前に、フォークオイルです。
フォークオイルは、その特性の違いで、各メーカー事にも何種類か出ています。
バイクやサスペンションの種類によって、設定されているわけでが、
TLR200のしては、「ホンダATF」とあります。
「ATF」・・・つまり、「Automatic Transmission Fluid」。
って、オートマ用じゃん!。
調べると、昔は「フォークオイル専用」なんて無くて、エンジンオイルを使っていたらしいですね。
今のバイクに、フォークオイルとしてエンジンオイルを使うのは無謀ですが、
逆に、昔のバイクに、最新のカートリッジサス用オイルを使うのも、どうかってことでしょうね。
オイルの粘度の規格では、有名どころで、アメリカのSAE(Society of Automotive Engineers)規格なんてーのがありますが、
フォークオイルも大まかにはそれに沿います。
でも、ややこしいのは、その規格は「大まか」なもので、各社の規格は、必ずしも統一されてはいないようです。
市販のオイルの粘度表なるものがこれ。

folkoirlist.jpg

結構、バラバラですね。
逆に、メーカーは違っても、極めて似た粘度特性のオイルもあります。
価格は、やはりバラバラで、ホンダは最も高く、続いて、ヤマハ、スズキ、カワサキと、続きます。
高機能なサスに合わせた高性能なものが高いのはわかりますが、
同じような特性にもかかわらず、メーカーによってかなり違う理由はなんでしょうね。
スズキなどは、カヤバのOEMらしいですが、流通の違いなどもあるんでしょうか。
オイル専業メーカーのものは、一般的に高価ですが、
たぶん、フォークオイルを交換しようというユーザーの志向を反映するものでしょう。
TLR200のフォークオイルの種類/量は、ATF/295cc。
因みに、トリッカー(キャブモデル)は、G15/292cc。
因みに、#10と思い込んでいたBAJAは、3M以降、硬めの#5/513ccでした。
まず、このオイルの量にも驚きますが、ダンパーの形状が変わったことで、かなり粘度の特性が異なる点も予想外でした。
大抵のオイルは、1L缶で販売しています。
一本の使用量が300ccに満たない、TLRやトリッカーでは、400cc程が余る計算です。
2回OHをやると、2000cc−1200cc=800cc余ります。
BAJAの場合、1Lでは、ギリギリ足りません。
なので、1L缶が2つ必要になり、900cc以上余ります。
2回やると、3L必要になり、やはり900cc以上余ります。
なんだかなぁ、です。
ハーレーなどは、500ccのパッケージで売っていたりしますが、
それなら、少しでも無駄は減る気がします。
それにしても、3台ともすべて粘度が違うとは・・・。

値段の安さで、スズキのフォークオイルを発注しました。
ホンダのオイルはべらぼうに高くて、軽く千円以上違います。
4台分にすると、5千円以上違うので、大きいです。

投稿者 aw@bitlog : 2010年11月24日 08:02

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コメント

確かにややこしそうですな、XL125もホンダATFを155〜160ccって・・・
いい加減なショップなどだとキッチリ選んでないような気もしますね。

投稿者 路渡カッパ : 2010年11月24日 18:21

160ccですか。
昔のバイクって、少なかったんですね。
TLRのサービスマニュアル見ていて思うのは、
規定値が、○○〜○○って表現が多いですね。
けっこう緩い感じで、癒されます。(笑)

投稿者 aw : 2010年11月24日 19:06

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