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2010年10月05日

突然変異のカワサキ

Kawasaki GPZ250Rです。
発売は、1985年。ふは〜もう四半世紀前なのねー!
このバイクは、それまで、「男っぽさ」、「骨っぽさ」が売りだったカワサキとは、一転、カラフルでファッショナブルなデザインが特徴でした。
そのため、無骨さが好みのカワサキユーザからは、そっぽを向かれ、さっぱり売れず、大失敗に終わったバイクです。
でもね、私は、このバイクが大好きでした。
なんつーか、片意地張ったところがなくて、機構もシンプルで、
そのくせ、なかなか侮れない性能で、名を捨て実をとったメカニズムは、やはりカワサキらしさを感じました。
とりわけ、このイタリアンバイクのような洒落た外観がステキでした。
カウリングなどの樹脂カバーの組み合わせで、様々な色のバリエーションがあるというのも、なかなかチャレンジングでした。
カワサキも、イメージの固定を避けたくて、一発奮起して頑張ったんでしょうね。
でも、・・・ダメだった。
ユーザーは振り向きませんでした。
これが、ヤマハ辺りだとそこそこ売れたのかも知れないですけどね。
たぶん、ディーラーなどの売る側にも戸惑いがあったんじゃないでしょか。
たたき売りされてたけど、やっぱり売れませんでした。
私は、スポーツタイプには目もくれず、オフロード一筋でしたが、
唯一、このバイクを見かける度にドキドキしたものです。
世田谷のオフィスの近くで、ずーっと放置状態だった白いGPZ250Rの横を通る度に、
「このバイクのファンです。ご不要であればお譲りいただけないでしょうか」とメモに記して貼っておこうかと何度思ったことか。
古めのオンロードバイクは、1台欲しいとは思っているものの、
このバイクを手に入れても、恐らく乗らないでしょう。
オンロードを飛ばさないと楽しくないでしょうから。
でもね、このバイクは、絶対に良いバイクですよ。
海外では、なかなか売れたとか。
コンセプトが新しすぎましたね。
というか、日本は保守的なので、こういった新しさを受け入れる土壌がないのでしょうか。
持っている人は、是非大事に乗ってあげてください。
出来れば、一度でいいからハンドルを握らせて。(^_^;

#実は、ヤフオクで走行距離少なめのが出てるんですけどね。
値段上がらなければ、弟様騙して・・・じゃなくて、頼み込んで買って貰おうかなぁ・・・。(^_^;

投稿者 aw@bitlog : 2010年10月05日 16:20

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コメント

GPZの末弟?確かにホンダのデザインでヤマハのカラーリング、その逆か?スズキの感じも・・・
全くカワサキらしさが無いですね。(^_^ゞ
当時4気筒250が流行ってたような・・・あれは何ともねって感じでしたネ。

投稿者 路渡カッパ : 2010年10月06日 09:36

その後カワサキも4気筒を出すんですが、
250ccでは2気筒が最も効率が良いという説もありますけど、私もそう思います。
まぁ、バイクは趣味のものなので、マルチを否定する物ではないですが、
トルク特性が扱いやすい2気筒は好きですね。
オフ車は、オールラウンドで走れる良さがありますけど、唯一の弱点は、高速走行です。このバイクなら、疲れにくそう・・・。
でも、カワサキって部品の供給はどうなんでしょうね。
いけね、何心配してるんだろ。(^_^;

投稿者 aw : 2010年10月06日 09:51

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