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2010年09月23日

キャブレター取り外しレビュー

漸く、秋の空気に変わったようで、
ガレージで、レストアを開始しようという気分になりました。
上手い具合に、朝から雨だったので、どこかに出かけたい発作も出ず、
午後からまったり、Baja blueのキャブレターを外しに掛かりました。
さて、実のところ、キャブレターの取り外しは、過去2度ほどやった記憶がありますが、
それとて、大学生の頃なので、すっかり要領も忘れています。
サービスマニュアルは、かなりアバウトというか、具体的な外し方は何も書いていないので、とにかく実際にやってみることにしました。

先ずは、シート、サイドカバー、タンクを外します。
タンクは、外観は、日焼けによるレタッチを除けば、凹みもなく、塗装の艶も充分です。

ただし、内側はごらんの通り。
この部分のサビは、塗装が薄かったり、結露の為に、比較的どのバイクでも見られますが、ちょっと激しいですね。
とは言え、タンクの中側ではないので、サビ落とし処理は手間ではないでしょう。

問題の中側です。
なかなか見づらいのでフラッシュを焚いて撮ってみました。
僅かに、底の方に錆が見えるようですが、概ね良好と言えるでしょうか。

さて、問題のキャブレターの取り外しです。
とりあえず、マニュアルに従って、マニホールドやエアクリーナーの固定を緩め、
付属しているワイヤーやホース関係を外しました。
邪魔なので、ダンパーのリザーブタンクの固定もはずして、宙ぶらりん状態にします。
エアクリーナーボックスを外せ、なんて事はマニュアルには記載されていなかったですが、
どう見ても固定したままじゃキャブレターは外せそうに無かったので、一応エアクリーナーボックスも宙ぶらりん状態にしました。
この状態で、外そうと試みましたが、どうも無理。
やっぱり、エアクリーナーボックスを外すのが正解のようです。
エアクリなーボックスは、色んな付属のホースを外せば、左側へ捻って外れるようです。
完全には外せなかったですが、キャブレターを外すには充分なクリアランスが得られる程にずらす事が出来ます。
この状態で、キャブは、マニホールドからあっさり抜け、やはり左側のリザーブタンク脇からするりと外すことが出来ました。
アクセルワイヤーやデコンプワイヤーは、キャブレターを外してから取り外すのが正解みたい。
なんだか、全体安静の患者の様に、大小のチューブが刺さっていたのは意外。
キャブを外されたBaja blueは、明らかに不完全です。
外したキャブレターは、外観にサビは見られるものの、状態は問題無さそう。
ま、中は見てみないとわかりませんが・・・。
達人サイト見ながら分解します。

【最強のキャブクリーナーはどれだ?】

【小川メンテナンスノート】

投稿者 aw@bitlog : 2010年09月23日 17:36

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コメント

フロートを支えているバネは変形させないようにね! (^^ゞ

投稿者 Nylaicanai : 2010年09月23日 19:50

ってーことは、やっちゃったクチですか?(笑)
細心の注意を払って進めたいと思います。

投稿者 aw : 2010年09月23日 20:15

キャブクリーナーは私も色々試しましたが
ヤマハのつけ置きタイプ(原液タイプ)が一番効果があり結果的に安上がりです。
ただ荷姿が2リッター缶でガソリンで希釈して使うので
キャブのOHを数多くやられる方でないと使い切れないかもしれません。
通常の場合ヤマハの泡タイプのスプレー缶がお勧めです。
注意点はゴム関係はすべて外して洗浄してください。
加速ポンプ付きのキャブだと思いますので加速ポンプのダイヤフラムは
特にクリーナーに侵されやすいので要注意です。

それとキャブレターを車体に装着する際
シリコングリスを薄く塗布してやるとインシュレーターや
エアクリーナーコネクティングチューブに
無理なく差し込むことが出来ますよ。

投稿者 1京都 : 2010年09月23日 20:51

>1京都さん

リンクのサイトの比較記事を見て、ヤマハ「ME-Pro キャブクリーナー」(泡タイプ)を選ぼうと思っていました。
置き漬けタイプは、これと同じですかね。
キャブのオーバーホールは、当面これだけですが、実家の納屋に眠るアフリカツインやら、古めの農機具も将来のクライアントとなる可能性があるので、少し検討してみます。
ゴム類の取り外しも留意します。
シリコングリスの件も了解しました。
色々とご指導有り難うございます。
因みに、先ほどフロート部と加速ポンプを開いてみましたが、きれいなものでした。
外観のサビ落としと、ガスケット類の交換のみで終わりそうです。

投稿者 aw : 2010年09月23日 21:20

キャブいじりはけっこうやばいですよ。
まず、単純にみえて複雑。柔い部品多数。いじくりたくなる部分も多数。

投稿者 tamami : 2010年09月23日 21:29

フロートチャンバー内部が綺麗だと言うことはタンク内部も問題なしでしょうね、良かったですね。
始動、走行に問題がなければキャブクリーナーは使わない方が良いみたいです。
使いすぎは微妙にジェット類の穴が大きくなるそうです。
せっかくバラしたのなら各ジェット類をパーツクリーナーで軽く洗浄して組み立てればOKじゃないでしょうか。
ガスケット類も弾力が有れば交換しなくても大丈夫な場合が多いです。

アフリカツインまで隠し持っているんですか、凄い。
今の内に乗っておかないと歳を取るとあの重戦車は乗れませんよ。

投稿者 1京都 : 2010年09月23日 22:03

>tamamiさん

そのようですね。
一端開いたものの、そーっと戻しました。
けっして簡単には思っていないんですが、
今まで、あまりに中身の事を知らないまま乗ってきたので、
エンジンにしろ、サスペンションにしろ、
レストア(とは言えないものですが)ついでに、自分なりに少しでも仕組みを理解しようと考えています。
なので、掃除はするけど、あまり弄らないと思います。
絶版車なので、ミスは命取りですが、幸いなことに、もう一台同じバイクがありますので。(^_^;

>1京都さん

ずーっと乗られて居なかったと聞いていたので、やや心配はしていたんですが、杞憂でした。

>使いすぎは微妙にジェット類の穴が大きく

これも、やや懸念していたことです。
おっしゃるように外側だけの洗浄で済まそうと思います。
ガスケット類も、保ちそうなら、次のメンテに回しても良さそうですかね。
細かなパーツでも、積もれば結構な出費になるので。
今回は、ヤフオクで飛びついた個体だったので、当たりか外れを心配しましたが、今のところ、1万以下の走行距離を裏付ける状態で、エンジンに問題がなければ、サビが見られるリアダンパーと、フロントフォークのオーバーホールと、サスペンションやリンクのグリスアップで走る状態に持って行けそうな気がしています。

アフリカツインは、弟氏所有のものなんです。
「いつかレストア」って事で実家の倉庫で熟成中ですね。(笑)
熟成が進みすぎないうちに日の目をみればいいんですが。
因みに、私は、ヘルニアの腰で起こせるバイクしか乗れませんし、多分限界は250ccです。(汗)

色々とアドバイス助かります。
今後ともこのテーマが不定期に進行します。
アドバイスを期待して、前振りがあると思いますので、
「ったくなっちゃいねーなぁ」的なご指導ご鞭撻を頂ければ、有り難いです。

投稿者 aw : 2010年09月24日 02:57

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