« ユーザー不在の泥試合・・・ | メイン | トリッカー淡路玉ねぎオフ »

2010年04月24日

怒濤のタイヤ交換

明日にオフミを控えて、自前タイヤ交換というのは、ある意味「賭け」ですが、
お天気は、そこそこ悪くないし、
パーツが揃ってしまった以上、衝動を抑えられませんでした。
まぁ、「男塾」のビデオをイメージトレーニングも完璧なわけで、
いざやってみると、意外にチョロい。
まさに「案ずるより産むが易し」ですね。

なんてことを言ってみたいもんだ。

初めて10分で、バイク屋に任せなかったことを後悔しました。
最初のとっかかりで躓きました。
お手製のタイヤ台がジャストフィットで、
タイヤにのっかっかたら、あっさりビードが落ちたところまでは予定通り。
でもそこからがダメ。
しっかりと、リムプロテクターをつけて、傷が付かないように頑張ったものの、
一向にリムを越えてくれないばかりか、「メリッ」って嫌な音とともに、プロテクターが裂けました。
しかも、いい感じでリムが傷だらけ。
なんじゃこりゃー、全然プロテクトにならんじゃないかー!
そこで、漸く気が付きました。

「リムプロテクターをつけているとリムを越せない」

裂けたリムプロテクターを外してやると、何とかビードがリムを超え始めました。
しかも、上手くやれば、傷もほとんどつかんじゃないかー!
結論。

「リムプロテクターは邪魔なだけ」

メンテナススタンドは、便利です。
ただし、脱着で車軸を合わせる時に、ブレーキパッドやらキャップやらがある関係で、ちょうど良い高さになるようにすると具合が良いです。タイヤ台の上にタイヤを載せると上手くいきました。
リアは、チェーンを外すくらいで、脱着は簡単です。
フロントは、ハンドルが動くことと、ディスクとメーターに繋がるキャップなどがあるのでやや難です。

車軸を外すのに使った工具はこんなにしょぼい奴。
たぶん、これより短いと適正な締め付けトルクを得られないでしょう。
逆に、これで力一杯締め付けて、ほぼ適正トルクかと思います。
もちろん、トルクレンチなんて文明の利器には頼りません。
まぁ、無いからですけど。

「ビード落とし」ってーのは、ホイールに嵌る縁の部分を、ホイールから剥がす作業です。
これをやらないと、タイヤは外せません。
チューブレスは、専用の工具が必要なほどに固いそうですが、オフバイクはチューブタイプだし、
相対的に柔らかいので、乗っかるだけでビードは落ちます。
空気入れは、中途半端に差して、チューブの空気を抜いているわけです。
虫ゴムを外して、空気を抜きすぎると、タイヤレバーで外すときに、「噛む」恐れがあるので、
少し空気は残っている位が良いようです。

「男塾塾長」のビデオを再度チェック!
でも、touchのYoutubeは、PCと同じ内容ではないので使えないーい

漸く、両面のビードがリムの外側に出た状態。
コツがわかれば、トントンと進みますが、
コツがわかるまでが大変。
掃除用に用意していたタオルは、汗拭き用になりました。
繰り返しますけど、リムプロテクターは、邪魔になるだけ。
余計に傷をつけることになります。
真ん中のガムテープは、キャップが外れて落ちないようにしています。

これがタイヤの傷。
格闘の痕ですね。(汗)

ホイールが外れた状態。
タイヤの内側にホイールが落とし込まれたら、外すのは簡単です。

これが、リムの傷。
リムプロテクターを使ったことが悔やまれます。

リムの内部は、さほど汚れていなかったですが、スポークのヘッドがやや白く粉を吹いて腐食が始まっていました。
深刻な状態ではなかったので、から拭きをしただけです。

ホイールにチューブを納めます。
チューブは、リムの装着に邪魔にならない程度に空気を入れておきます。
これは、タイヤレバーで噛まないための処置です。

ホイールをはめるときも、まず、いったん、タイヤの中に落とし込みます。
リムを足で踏んづければ、わけなくずぼりと入りました。

ビードワックスをビードの縁に塗っておきます。
バルブを穴から出して、緩く固定して、痕は、外すときの逆をしていきます。
つまり、リムの内側にタイヤをはめ込んでいきます。
最後のほうは、ビードがきつくなるので、タイヤレバーを小刻みに差し替えて進めていきます。
この辺りのコツは、「男塾」のビデオが参考になります。
リムの内側にタイヤが嵌れば、後は空気を入れるだけ。
タイヤの取り付けで大事なのは、回転方向に気をつけることと、
「軽点」と呼ばれる、タイヤの最も軽い位置を示すマークに、バルブを合わせる事です。
私は、このマークに合わせることを後で知りました。
ガッカリですが、暇を見つけて修正します。

今度は、フロントタイヤ。
やり方は、リアと同じ方法で行いました。
一般的に、フロントのほうが、相対的に柔らかいのでラクです。
ただ、私は、取り付けは、リアのほうが楽に嵌りました。
どちらにしても、純正のタイヤよりも、GP210のほうがビードが柔らかいようで取り付けはラクです。
おそらく、外すときも、このタイヤのほうが楽でしょう。

無惨なリムプロテクター。
いらねーよ、こんなもん!(T^T)

そんなわけで、完成。
4時間以上はかかりましたね。(笑)
実は、一部ビードが出ていないです。
この後、GSに行って、規定の3倍ほどの空気圧にして、ビードを出しました。
やれやれ。
そんなわけで、なんとか「男」になりました。
リムの傷は、「男の勲章」です。
と、思い込むことにします。(T.T)

「またやるか?」って聞かれたら、
道具を揃えたし、悔しいのでまたやります。
でも、タイヤ交換の費用は、充分に安いと実感しました。。
痛めず、バランスをとって、しかも大汗かかずに済みますから。

【GP210インプレッション】

純正のような「三角断面」ではなくて、ごく一般的なプロフィールなせいか、
純正の、自転車のような軽さは影を潜め、穏やかでやや粘りのあるフィールとなりました。
トリッカー本来の軽快さは弱まり、安定性が増す感じです。
「軽快すぎる」と感じていた人には、ちょうど良いかも知れません。
私は、交差点などで、路面が荒れているとき、
ちょっとハンドリングが乱れやすくて気になっていたので、GP210の方向は、好みです。
直進安定性も増したようで、ツーリングがラクになるでしょう。

投稿者 aw@bitlog : 2010年04月24日 18:20

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.bit-motors.com/~artworks/mt/mt-tb.cgi/2117

コメント

自分には無理ですねこれはw
プロは凄い

投稿者 黒鳥 : 2010年04月24日 21:06

正解かと思います。
唯一良いことは、
同じ事をやった人と、苦労話で盛り上がれるくらいでしょうか。
タイヤチェンジャーは偉大です。

投稿者 aw : 2010年04月24日 21:48

大阪南部 白鳥です タイヤ交換お疲れ様です。
リムの傷状態どうですか?
自分はすぐタッチアップペイント塗りました
しかし 黄色リムストライプテープ一部破損あり状態のままです

軽点あわせのため タイヤはめてからチュウブ入れています


リアは ディスクプレート取ったほうが作業しやすかったです。

自分は作業が楽な前輪からはじめます。
リムラインは 潤滑剤をしっかり塗れば 十分手押しポンプで出ています。

アクスルの高さあわせには 木製三角形状を使用しています。

自分もタイヤ交換費用は安いとおもいます
業者依頼する時は 車輪をはずしてもちこみます。

また 苦労話でもりあがれる時を楽しみにしています

投稿者 白鳥 : 2010年04月24日 22:44

>白鳥さん

滅法疲れました。

リムは、プロテクターが裂けたところが結構激しくて、気持ち同様凹んでます。
木製の三角があるとラクですね。
新品のチューブを破ってパンク修理をした人の話も見かけましたが、
そこまでトホホなほうが、盛り上がるでしょうね。

投稿者 aw : 2010年04月24日 23:52

4時間格闘されましたか、ご苦労様でした。
ま、一度経験すればもう次からは・・・
そう言えば、MX仲間がバイク屋の手伝いをしていたので、
SL230のタイヤ交換を依頼したところ「自分でやれッ!」って断られましたw
相当ヤな作業のようで・・・特にオフのタイヤ交換は作業代が合わないようです。

投稿者 路渡カッパ : 2010年04月25日 00:45

まぁ、お茶を飲みながらやったんで。(^_^;

おっしゃるように、二度目からは楽勝・・・だったらいいな。(汗)

お友達の気持ちがわかりますね。
夕食を奢ると言われたとしても、嫌かも。
楽しいことは、一つもないですから。(T.T)

「メンテナンスも兼ねて」ってことなら、やっぱりホイールだけ外して、ショップでやっってもらうのが得策ですね。

でも、これで砂漠の真ん中でパンクしてもオッケーです。
まぁ、砂漠を横断するツーリングに行くことは無いですが。

投稿者 aw : 2010年04月25日 06:03

やりましたね。初体験は微妙にしょっぱい方が素敵なのです、なんてな。バイトで使っていた大学生がオーストラリアバイク横断に挑戦して死にかけました。砂漠で走れなくなって助けを呼ぼうにも人っ子一人通らなかったそうです。

投稿者 tamami : 2010年04月25日 17:54

パンクまでやらかせば、もっと受けたのになぁ。
なんて、最近は自虐ネタを探す自分がいます。
砂漠というのは魅力的ですね。
死にかけた、で済んで良かったですね。

投稿者 aw : 2010年04月26日 19:20

コメントしてください




保存しますか?

(書式を変更するような一部のHTMLタグを使うことができます)